生きて行くためにお金は必要ではあるが
人は生きて生活をするためには、ある程度のお金は必要である。
勿論、お金が沢山あった方が現在の世の中では、殆どの事を叶えられることには違いない。
衣食住はもとより趣味や旅行などお金よって自由に手に入れることができる。
しかし人間は普通に生活できるためにお金を稼いでいるので、贅沢をするために稼いでいる訳ではない。
そして個人の寿命は誰にも判らなく、幸せの感じ方も人それぞれで、お金を沢山持っているからと云って幸せ
の実感も多いとは限らない。
現在、世界の成人人口の上位1%の約5100万人の富裕層が、世界全体の個人総資産の約40%を保有している。
一方で、下位50%の層の資産は、全体の2%に留まっている。
世界の所得格差は驚異的な数字でもわかる。
そんな中で、人間は毎日の生活を健康で自分なりの楽しみを見出し心の豊さを実感できる暮らしを望む。
そこには、お金を多く持つことが、心の豊さを実感し幸せになるための必要条件ではないと言える。
しかし、ここまで拡大した所得格差の是正(富の再分配)は資本主義国家の我が国では、そう簡単ではないが
急務であることは間違いない。