青空に白い月

ゆったりゆるりと生きましょ~よ

ご自分の症状からのお答えは出来ません。

2008-10-02 18:51:46 | シェーグレン症候群と髄膜炎

時々私のところに、いつも忘れたような頃、

知らない人からメールが届きます。

内容は病気の事が書いてあります。

本人から自分の病状を心配してメールがくることもありますし、

家族からのメールもあります。

ほとんどが髄膜炎に関する内容です。

出来るだけ答えてあげたい。

でも私は髄膜炎を人より多く経験しているだけで、医者ではないから、

答えられる範囲は限られるし、

こういう症状だけどどうだと聞かれても、最終的にはお医者さんに行って診てもらうように進めるしかありません。

私が安易に間違った判断でアドバイス出来るような、そんな悠長な病状ではない場合もありえるからです。

髄膜炎や脳炎は年齢に関係なく緊急性を要する病気であるから、

インターネットで調べてメールする時間がどんどん悪化を招いてしまう可能性があるので、

「これは風邪にしては症状が重いし異常だ」と自分で感じたら、何を差し置いてもまずは病院に行ってほしい。

それに酷くなればインターネットどころではない筈です。

そして明らかに変だと訴えても、必要な措置をしてもらえないということであれば、その時は別の病院、もしくは別の診療科に行ってみるのも一つの手段です。

病気で既に主治医がいる場合であればセカンドオピニオン等を考えることも出来ると思います。

しかし急な病気等もあり、誰しも病院慣れしているわけでないので、病院で自分の症状をうまく話せない人もいると思いますが、専門医師は幾つかの症状が重なれば、それをヒントに病気を探れます。

髄膜炎を疑われれば、患者が高熱と頭痛という症状を訴えると、

医師が「吐き気はありますか?」と聞いてきますし、

シェーグレンの場合は、患者が目が乾いて微熱が何週間も続いていると訴えれば、

医師は「口が渇いていないませんか?」

と聞いてくれます。

それが専門医と、専門外の医師との大きな違いで、少ないヒントから病気を疑うことが出来るのが専門医の心強いところです。

専門の医師は、こちらから訴えた症状に対して、向こうから適切な質問を聞き返してくれます。

もっとも患者がより詳しく症状を説明できるに越したことはありませんけどね。

それと髄膜炎などの場合は特にそうですが、診断が遅れることにより意識障害が出るほどまで悪化してしまうことがあります。

意識障害が出るというのは、病名云々以前に救命措置を必要とされる場合が多いですから、そうなる前に適切な治療を受けたいものですが、そうなってしまうまで時間を無駄にしてしまう経緯として、一つの病院へのこだわり過ぎというのも多く見受けられます。

医師といっても人間ですから、見落としや勘違いはあり得ることで、自分が訴えている症状を門前払いのごとく受け入れてもらえないと感じるような時には、何度も言いますが、思い切って病院を変えてみることも必要です。

時々私の元に届くメールに、医師なみの答えを求められるような場合がありますが、

すみません

お答えできません。

今晩、少し食事が出来ても、明日の朝には自力で病院へ行けないほどになってしまうことがあるのが髄膜炎です。

自分の病状をメールでいただいても、その判断は私には責任が重過ぎて出来ませんので、まずは病院へ。