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唾液の病気

2008-05-20 22:02:07 | シェーグレン症候群と髄膜炎

たった今テレビを見終えましたが、99%程度はシェーグレンと直接は結びつかなかったです。

一瞬こんな病気があるという中に、シェーグレン症候群という文字が出ただけでした。

唾液オンリーでしたね(^^ゞ

でもいい機会なので、ここでそれぞれの病気によるドライマウスの違いを書いておきますと、

シェーグレン症候群によるドライマウスは自己抗体による唾液腺の破壊(繊維化)であり、現時点では一度破壊された唾液腺は自己治癒では治りませんから、対処両方という形になります。医師によく相談して下さい。

ストレス性のものは交感神経や副交感神経によるもので、この場合は唾液の分泌を制御する部分の問題なので唾液腺が破壊されている訳ではなく、初期治療により治る可能性があります。

更年期障害によるものは、これは私も始めて知りましたが、女性ホルモンの一種であるエストロゲンという物質が減少する為に唾液腺が破壊されてしまうことがあるようです。シェーグレンと同じくこれも唾液腺の破壊ですが、同じ破壊であってもその意味は全く違います。ですが破壊されてしまった唾液腺は元には戻らないので、こちらも対処両方です。

薬の副作用によってもドライマウスは起こりますが、この場合は薬の変更等で対処できる場合もありますから、医師に相談して下さい。

その他にも糖尿病なども口の渇きを訴える患者さんは多いようです。

こうしてみると他の病気に起因して起こるドライマウスと、ドライマウスその物が主である場合と、薬による場合と大きく分けると3つになりますが、他の病気の起因によるものはドライマウス単体の治療だけしていても根本的な治療にはなりませんので、各科の専門医に総合的に相談するのが一番確実です。

今回テレビを見ていて思ったことは、自覚症状で飲み込みづらさがあっても、実際には基準をほとんどクリアしていましたので、自覚と症状にかなり差があったように感じました。

単純に飲み込みにくいとはいっても、ビスケット等を単体で飲み込める場合はほぼ大丈夫だと思います。

本当に酷くなると飲み込めません。

飲み込みづらさを感じる人は、ビスケットなどを単体で噛んでいるとネチャネチャして飲み込みづらいのだと思いますが、ドライマウスだとネチャネチャではなく、口の中でただの粉を圧縮した塊のようになります。

早期発見とはいっても焦って病院に駆け込む必要はないと思いますので、まずは症状の確認をお願いします。


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