シェーグレン症候群の症状をインターネットで辿っていくと、
ほとんどの場合、大きくクローズアップされているのは、
ドライアイ
ドライマウス
この二点です。
ですから一見、
目と口が渇くだけの病気のように思われますが、
実際には相当数の方が、
関節痛や頭痛、長期に渡る発熱、その他にもその人により様々な症状を訴えており、
精神症状を含め、日常生活にも支障があるような、かなり辛い症状がある方々も数多く存在しています。
それでもドライアイ、ドライマウスの二点が取り上げられるのは、
この病気の共通症状として高い確率で現れる症状であるからであり、
決してその症状がメインであるとは限りません。
現に私には、大分以前からドライアイ、ドライマウスの兆候があったようですが、
全くと言っていいほど自覚症状もない程度です。
乾燥した食べ物(パンやビスケット等)を単体で飲み込むのは辛いのですが、
水があればそれほど不便を感じることはありませんし、
何よりも普通はそんなものだと思いこんで生活していましたから、
医師に口が渇くことはないかと聞かれても、自身を持って「ありません」と答えていました。
目に関しても同じで、ドライアイ気味かなと思うことこそあれ、
「どうせコンタクトのせいだろう」位にしか考えず、
目薬は現在でも目にかゆみがあったり、ゴミが入った時くらいしか使っていません。
ステロイドを飲むようになった現在でも、自覚症状が無く苦しくもない為、
ドライアイ、ドライマウスの薬の処方も治療も、
もちろん診察も一切ありません。
ですから逆の見方をすると、
ドライアイ、ドライマウスがメインでシェーグレン症候群の診断を受ける方は、
きっとそちらの症状が相当重度なものであると考えることが出来るのではないでしょうか。
そうでなければ、よほどの偶然で近くにシェーグレンという病気を知っている人でも居ない限りは、
目の乾き、口の渇き=病気
には、個人の知識としては結びつかないのが現状だと思います。
そういったことからも、潜在患者数も相当数に登ると予測できます。(ほとんどが女性です)
しかしその大半の方が、恐らくは多少の不便さを感じながらも
通常生活する上ではそれほどの支障もなく生活できている状況にあるため、病院に行くほどでもないのでしょう。
ですから、たとえ病気が潜在していても、
今現在は危機的状況にはないと言えるのではないでしょうか。
余談が長くなりましたが、
ドライアイ、ドライマウスはあくまでもシェーグレン症候群の患者に多く見られる共通症状であり、
実際にそれが患者を最も苦しめる症状であるとは限りません。
私自身、シェーグレンの緩和治療よりも合併症である髄膜炎を反復した時の治療がほとんどで、
シェーグレン単体の治療は今のところほぼ無い様な気がします。
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