日常にバカンスを!

お台場に住むakkiitaner(アッキーターナー)のまったりな日常とぼやきっぷり、っぷり。

イタリアの旅/シラクーサ(シシリア島)を忘れない

2008年04月19日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強
イタリアのシシリア島を9歳だった娘と巡る旅を
ローマに着いてすぐ、アッシジへと向かったところからブログにしてきた。

旅はまだ、続く。
ゲーテに「世界で一番美しい景色」と言わしめたタオルミーナで3泊し、
その後パレルモから車で30分の町、チェファルに5泊、
イタリアのメインランドに戻って、ミラノで一泊して帰国したのだ。

タオルミーナのフォトジェニックな景色は
明日のブログでご紹介するとして・・・。
シラクーサが本当に素晴らしいところだったことを
ちゃんと思い出と共に書いておきたい。


いつか読もう、いつかまた訪れたい、と
買っておいたガイドブック(英語)と地図。
私はこの町で、聖パウロを感じることができた。


娘と入った小さな水族館で人間をちゃんと信用している
猫に出会ったり、
旅で訪れてそのまま居着いてしまった、日本人女性にも出会った。
そして、その女性の気持ちがよく分かった。
時間の流れが自分の根っこにある本来のリズムと
調和しているのだ。のんびりとしている、というのでもなく、
一体感の問題なのだ。自然との、文明との、信仰との、
欲のようなものとの・・・・。

オルティジア島では島の南から北にあるB&Bまでの道すがら、
娘とかくれんぼをしながら、帰ったのを覚えている。

私が鬼で娘が逃げるのだ。細い道に素早く逃げ込む
娘を見失っては、不安になるのだけど、
どこかで必ず追いつくのだ。楽しかった。


3月25日のタオルミーナへの移動日。
午前中もオルテジア島を散歩した。相変わらず市場は
賑わっていたし、ついつい時を忘れた。

そのせいで、予約してあった電車に乗るために
駅まで荷物を抱えながら走る羽目になった。
私たちが必死で走っていると・・・。
「ぷぷぷー」とバスがクラクションを鳴らしてきた。

運転手が腕を大きく振って手招きしてくる。
そして、バスは止まり、私たちはバスに飛び乗ったのだ。
お金を払おうとすると
「いらないよ」と大げさに手を横に振った。
なんて優しい、運転手さん。そして周りの乗客たち。
みーんなにこにこして[駅はもうすぐだよ]、と教えてくれた。

さて、そのバスが駅に着いたとき
そこで降りたのは私たち親子だけだった。

私はこのシラクーサの優しい人々を忘れられずにいる。
「イタリア人はいい加減だけど、優しいし、
信仰心が強いね」、と娘は嬉しそうに言った。

娘は学校で、イタリア人のお母さんと日本人のお父さんを持つ
ハーフの女の子と一番仲がいい。

イタリアで出会った人々が優しかったこととそのこととは
無縁ではない気がしている。






コメント
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