![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/4a/b422e3b198ac45151997bb4a34b88168.jpg)
シラクーサのネアポリ考古学公園は
ほんとーに広かった。
ギリシャ劇場でロッククライミング?
を堪能した娘を依然として飽きさせず、
探検を続けさせるためにには
何か大きな驚きを投げ込むしかなく・・・・、
「ねえ、天国の石切り場、があるらしいの。
どんなとこか見たくない?」
というと、日頃学校(ミッション系)でも
毎日曜の教会学校でも
天国はクリスチャンの専売特許みたいなニュアンスを
体にしみこませている娘は
「うん、いくいく、見たーい」
と喜んでくれた。ほっ。
このような(写真上)たわわに実をつけるレモンの木が
天国への期待感を持たせるかのごとく立っていた。
「天国の石切り場」へと続く道は小さくうねって
目標地点を目隠ししてしまう。
そして、目の前に広がった景色は・・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/73/274def819d70b64cdc85828915f249c7.jpg)
こんな大きな大きな洞窟に遭遇。
これが有名な「ディオニュシオスの耳」Orecchio di Dionisio
なんだそうな。放浪の画家、カラヴァッジョがこの地を
訪れた時、そう名付けたのが名前の由来。1603年のことだって。
高さは36メートル、中に入っていくのはちょいと
勇気がいったけど、先に進むにはそれしか方法もなく・・・。
中に入ると音響効果がスゴイ!
小声で話しても、入り口まで聞こえるのだ。
試しに母子で交代して実験してみた。
つぶやく程度に日本語を話すと、
入り口にいた娘が怒っている。
「エイミ、かわいいね」と言っただけなのに!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/31/aa206e62591c3a8378dd4f04e2a70e06.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/ed/6bf1255d7f533479bbf1286259132352.jpg)
天国の石切り場にはいろんな
形の石が行く先を彩っていた。
白い色の石だから、先人はこの場所を
天国の、と形容詞をつけたのかしらね?
さて、最後に娘のオキドリ写真を。
ポイントはプラダのブラウス!カワイイ配色で
本当にステキです。(プラダのまわし者みたいだけど)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/a8/e62aa67467b9dbab1e0e3e018c04bc23.jpg)
さて、このシラクーサのネアポリ考古学公園には
他にも「ヒエロン2世の祭壇」や
「古代ローマの円形闘技場」などがある。
ギリシャ劇場に古代ローマの円形闘技場・・・。
この地の古代文明のなごりを堪能するには私には
知識が足りなすぎるのだろうが、
悠久の昔に思いをはせる、そのダイナニズムは体験できた。
私はB&Bで知り合った若者のことを思い出していた。
建築を専攻しているそのアメリカ人大学生が
シラクーサを訪れる理由は明らかだからだ。
もし、あなたが古代ギリシャ建築と
古代ローマ建築の違いを言葉で言えたとしても、
百聞は一見にしかず、見て感じとるその体験ほどには
本当のところはわかっちゃいないのだから・・・・。