日常にバカンスを!

お台場に住むakkiitaner(アッキーターナー)のまったりな日常とぼやきっぷり、っぷり。

イタリアのアッシジに2泊するー'06年3月18日~

2008年04月07日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強

【宿泊したホテル・スパジオから見たアッシジの
聖フランシスコ大聖堂】

ちなみに私と9歳の娘は日曜のミサをこの大聖堂にて体験。
聖堂に入る時、老神父さんが英語(何故か)で、
「ゴッド・ブレス・ユー」と言ってくれたのを
印象深く覚えている。

ミサはなめらかな朗読と
信者たちとの掛け合いとでおりなされ、
どこかグレゴリアンチャントを思わせるような、
音楽的で荘厳な響きがあった。

私と娘はもちろん言葉が分からないので
内容まではわからない。
でも、隣に座った地元のおばさんが、にこにこと
「どこから来たの」と英語で話しかけてきてくれた。
「日本から、私はプロテスタントですが、
クリスチャンなんです」
と言うと、
「カソリックもプロテスタントも関係ないわ。
同じく神を信じているんですもの」と返され、心があったまった。

ミサ中はとにかく、アーメン、だけは皆と同じように口を合わせておいた。
アーメンとは世界共通の「そうです、そうですとも」といった
ニュアンスを持つ神への賛美の表現だ。




【ホテルから市の中心へと向かう道中の家並。聖フランシスコの絵が施されたタイルが印象的】

キリスト教史の中でもダントツに有名な聖人と言えば、
聖フランシスコ(1182-1226)だろう。
ひょっとしてアメリカのカルフォルニアにある
サン(聖)フランシスコ、て彼の名前が
そのまま都市の名になったんだよね。
そして、アッシジはその聖フランシスコが祈りの場として
選んだ聖なる地だ。

小鳥に説教をする聖フランシスコの姿を描いた
ジョットのフレスコ画は余りにも有名だ。
大聖堂にて、娘に本物のジョットの
「小鳥への説教」を見せることができ、
母としては本当に満足だった。百聞は一見にしかず!
しかも、そこには日本人の神父さんがいらして、
私たちに親切に声をかけて下さった。

聖フランシスコに関わる遺品展示室では
つぎはぎだらけの修道服が展示されていた。
娘と見入る。そのすさまじいボロボロぶりに唖然とした。
聖フランシスコはもともと裕福なお坊っちゃんだった人だ。
それが、どんなに好意的にみても現代のホームレスでさえ、
ここまでボロは着ない、という代物!
それを身にまとっていたなんて。

貧しい人に全て(財産も)捧げてしまった愛の人、
聖サンフランシスコの心の大きさに震撼した。

さてアッシジで出会った親切な日本人神父さんが下さった、
聖フランシスコの有名な祈りをここに記しておく!
(日本語は紛失してしまったので、英語)
A Simple Prayer
Lord, make me an instrument of your peace
Where there is hatred.....let me sow love.
Where there is injury.....pardon.
Where there is discord....unity.
Where there is doubt......faith.
Where there is error......truth.
Where there is despair....hope.
Where there is sadness....joy.
Where there is darkness,..light.

O Divine Master, grant that I may not so much seek
To be consoled.....as to console.
To be understood...as to understand.
To be loved........as to love.

For
It is in giving....that we receive.
It is in pardoning, that we are pardoned.
It is in dying.....that we are born to eternal life.
by St. Francis.
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イタリアのアッシジは聖なる香りに包まれて!

2008年04月07日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強

アッシジの駅に電車がすべるように入った。
ちなみに、地名というのは本当に発音が難しく、
よってアナウンスがあったとしても聞き取りは難しい。
ローマから何個めの駅だとか、何時頃に着くのだとか
予め予想しておかなければならない。
それでも、イタリアの鉄道は時間通りではないので、
周りの乗客に聞きまくる!
ただ、この時の列車は定刻通りだった。

「あのー、アッシジはまだですか?」
「えっ」
「ここ」と乗車券の地名の部分を指さす。
「そうよ、まだよ。次の駅だわ」
といった感じ。この程度なら英語で通じるから私は
英語で押し切ってしまう。
娘はいつもそんな母を見ているので、
やたらと聞く癖がついてしまった。
海外の町でトイレに行きたくなったら、
近くのお店へすたすた入っていって、
「トイレどこですか」とバカのひとつ覚えのように言う。
子供には今のところどこの国も優しくて「うちのトイレ使いな」
などと言ってくれる。

母は娘がトイレに入っていくのを追っかける。
心配でね。でも、なにくわぬ顔ですっきりして出てくる娘を見て、
心から安心すると共に、いつもいつも
警戒ばかりしている自分にちょっと嫌気がさす。
仕方ない。これぞマンハッタン仕込みの護身術なのだから。


アッシジでは「Hotel Subasio」に泊まった。
聖フランシスコ大聖堂の隣にあることと
旅ウエブで一泊一室が1万円ちょっと、とディスカント価格で
出ていたのが決め手となった。
4ツ星の多分、最も格式あるホテルなのに・・・。

格式あるということは古いということなわけで、
快適というよりは雰囲気満点、といった風。

娘はさっそく聖フランシスコ大聖堂の広場で、
思いっきりからだを動かしたくて、かけだした。
飛行機と電車を使ってようやく日本から辿りついたんだもの。
ちなみにローマのテルミニ駅からアッシジ駅まで
列車の旅は2時間とちょっとある

しかし、子供は元気!

イタリアの列車予約
http://www.trenitalia.com
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