![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/92/83641b821da4d6751fbf77d519ae0ac7.jpg)
オルティジア島の活気ある市場で
購入したキャップを早速かぶり、
パレルモで買ったサマーセーターを着て
小道をかけていく娘。
細くカーブしている道がどこへと
つながっていくのか・・・。
深く考えずにただ、進んでいく。
迷ってもたかがしれている小さな小さな島なので、
気にせず気にせず、先へ先へと南下(のつもり)していった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/1a/0d829a305ba91d8510f06a3d607850bc.jpg)
右手に少し空気感が違う何かを察知。
そうです、地図など持たなくても
第一目標だったドゥオーモの界隈までたどり着けました。
標識が出ていて、→通りに進んだら、
本当にそこは美しい広場になっていました。
あんまり人もいなくてその少し寂しい感じも
かえって旅情をかきたてます。
ただ、残念だったのはドゥオーモの外壁を修理していて
囲いで覆われてしまっていたの・・・。
バロック様式の重厚なファサードは意地悪な
囲いでかすんでしまっていたけれど、
ひるまず中に入っていくと、そこは・・・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/e1/c30aca8d92dd03f6ac1e1343f8b82570.jpg)
こんな風にバロック様式の祭壇のある
豪華だけれど華美ではない、聖なる空気に満たされた
場所でした。無料でおかれていたハガキを
死ぬほど取ってきてしまった。
ドゥオーモのモノクロ写真がレトロでステキだったから。
お祈りもして。
すっかりシシリア島がマフィアの本拠地であることを
シラクサに着いた途端忘れてしまってました。
だってあり得ないくらい素朴で、町は時をとどめるかのように
古いものを従えていて、邪悪なものはすっかり影を
ひそめて見えたから。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/7b/ff1481ede97eff8edfc2cb507efd19f5.jpg)
色彩感覚がどこか洗練されているのは
さすがイタリア!
この古い石造りの町にこのカワイイピンクの外壁は
実に重厚かつ軽妙でした。
色の微妙なニュアンスはこの土地の壁材のなせる
技なのか、太陽の仕業なのか・・・。
お昼に近づくにつれ日差しが力を増してきて。
娘の格好がどんどん薄くなっていったのでした。