日常にバカンスを!

お台場に住むakkiitaner(アッキーターナー)のまったりな日常とぼやきっぷり、っぷり。

3月27日、イタリアの旅/タオルミーナ、夕暮れのエトナ山

2008年04月29日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強


山が美しいオレンジ色の光をたなびかせて
はるか彼方からの営みをただひたすらひっそりと続けている。
興じる人間の醜い思いも欲望も関係ない、ひっそりとした息づかいで。

聖書の詩編121(Psalm 121)を思い出した。



I lift up my eyes to the hills- 私は山に向かって目を上げる。 
where does my help come from?  私の助けは、どこから来るのだろうか。
My help comes from the LORD,
the Maker of heaven and earth. 私の助けは、天地を造られた主から来る。
(詩編、121:1-2)

                 
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3月27日、イタリアの旅/シシリア島、タオルミーナ

2008年04月29日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強

昨日は渡らなかった、砂の小道を進んでいく。
イソラ・ベッラは本当に小さい小さい無人島だ。
洞窟が見える島の陸地側の砂浜でひと遊びした。

海を渡る潮風の中、恋人たちが
お互いの心をとろかせるように瞳をうるわせている。
見えないものと感じるものだけで、うっとりと満たされている
カップルの前で、アジアからきた親子がきゃーきゃーと
遊びだしたのだから、たまんないよね。
しばらくしてそのカップルは、諦めたように島を離れていった。

ところで、中年の男の人が
若い女性をひょいと持ち上げて、小道と島の間にできた
本の数歩程度の、しかも本当に浅い水たまりを渡っていったのには、
私も娘も感動した。
「イタリアの男性って、キザねえ」
と母は溜息をつく。
「親子かもよ、ママ」
「まさか、親子であんなレッド・パトラーのような抱き上げ方するもんですか。
あ、とても有名な映画でね、「風と共に去りぬ」ていうんだけど、
主人公の女性があんな風に持ち上げられて、階段を上がるシーンがあったのね・・・・、そりゃ、あれは女性の憧れよ・・・・」

と必死で説明している母の横で、
娘は石拾いを始めていた。


あ、そ。
興味ないよね。どうでもいいか、君にとっては
あの臭い芝居じみたことをする男が
あの若い子の恋人だろうと親だろうと・・・・。

映画「グラン・ブルー」と同じ場所で、深いブルーの海に
囲まれた緑が色づく島で、私も娘もかけがいのない時を刻むことが出来た。
今もそれを思い出すだけで、海の中で弾むようにきらめいていた光や、
足の裏にまとわりついた砂のざらついた感じがすっと蘇ってくるのだった。

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