本格的な春が始まり、自然界の草花も木々も、元気に息づいています
寒さに縮こまりがちがった身体も、暖かさに緩み、さらに伸び伸びと動き出そうとします。
今回は、思わず深呼吸したくなるこの季節に、意識的に深い呼吸をしましょうというお勧めです。
暖かさで緩んだ身体では、ゆっくりと深く呼吸しやすく、呼吸の効果も全身に伝わりやすいです
行動を止めて深呼吸
背筋を伸ばして、春の明るい日差しをいっぱいに吸い込むつもりで、ゆっくりと吸い、ゆっくりと吐きましょう。
暖かさに緩んだ身体が、さらにゆったりと緩み、そして全身が心地よく落ち着いていくと思います
人間は、普段の生活の中では、浅い呼吸を繰り返しています。
時々、行動を止めて、ゆっくりと深い呼吸をすることは、酸素を全身に送り新陳代謝を高めるだけでなく、
気持ちを落ち着かせるという効果もあります。
次に、身体の代謝が促進されやすくなってくる春に、さらに、
身体の力(元気)に働いてもらいたいとう方にお勧めの、腹式呼吸を紹介します。
腹式呼吸は、呼吸と一緒にお腹に力を入れて絞ったり緩めたりするものです。
詳しく説明しますが、簡単ですから、ぜひお試しください。
腹式呼吸
1.座りやすい座り方で、背筋を立て座ります。
2.軽く息を吐きます。最初は、お腹に手を当て行うとやりやすいです。
3.軽く口を閉じ、鼻から思い切り息を吸い込んでいき、これ以上吸えないと感じるまで吸います。
お腹が膨らんでいくのを感じましょう。
4.口から息を吐きます。体中の空気を全部吐ききるつもりで、キューとおなかを絞りながら、吐き切ります。
自然に身体が丸まってくると思います。お腹が凹んでいくのを感じましょう。
5.お腹を緩めて、鼻から息を入れます。
おなかを緩めると自然に息が入ってきます。
これを、数回繰り返します。
もし、頭がクラクラするようなことががあれば、休みを取りながら行いましょう。
急に深い呼吸をすると、このようなことが起こることがあります。
腹式呼吸を行う前と、行った後の、状態を比べてみましょう。
身体全体も気持ちも落ち着き、整ったような感じがしませんか?
呼吸がゆっくりと静かになり、深くなっていないでしょうか?
身体が熱いように感じませんか?
身体が柔らかくなり、細部まで感じられる気がしませんか?
これらは身体が持つ元気が働きやすくなっているよ〜というサインです。
私の教室でも、意識的な呼吸や腹式呼吸を行っています
ゆっくりと深い呼吸を行うと皆さんの気持ちが落ち着いてよい感じで体操に集中して頂けるように感じています
このように、腹式呼吸は少しするだけで効果を得られる呼吸法です。
次回は、この呼吸法の具体的な効果をご紹介します
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