「波の華」から戻って、すっかりいい気持ちで横になったら、あっという間にぐっすり眠ってしまった。目を覚ますと、屋根が真っ白!
一日中、雪が舞うお天気だが、ついに少しは解けずに積雪しているようだ。先輩社長から、二、三度電話があり、完全に目が覚めた。「エコリンク」という「ご主人様でしょうか? こちらは北陸電力の電気料金をお安くするプランをお勧めしているエコリンク(ホクリンクという北陸電力が運営している取りまとめプランがある)と申しますが」「ホイホイ」「ただいま、69歳以下の方がお住まいのご家庭を対象にしたプランをご案内しておりますが、よろしいでしょうか?」「そりゃ、あかんなあ、わしゃ72歳だからなあ」「左様でございますか、それでは、どなたか、69歳以下の方がお住まいではないでしょうか?」「いるよ、一人」「ご一緒に聞いていただくことができれば、ご案内できますが?」「そうやなあ、まあ、面倒臭いから、やめとくわ。」「電気料金がお安くなるのですが?」「いや、わしゃ別に電気料金が高いとも思ってないし、安うしてもらわんでええんや。でも、あんたの会社が全部建て替えて払ってくれるとでもいうんなら、また話は別やで。安うなるだけでは面倒臭い。全部、タダにしてくれ。それなら、明日でも話聞くさかい、来てくれ。頼むな?」
老人は訳のわからないややこしい変化が嫌いだ。ただでさえ、じっとしているだけでも、自分が変化していくのだ。北電が電気料金を下げない限り、余計な会社が余計なお節介をするんじゃない!すっこんでろ、と思ってしまう。
久しぶりに電話で話した同級生の呂律が怪しい。滑舌が悪い。歯の治療でもしているのかと思えば、違うという。「頭は極めて正常で、50代なんだ」と威張るが、そりゃ、頭がおかしくなっているに違いない。きっと、脳のCTかMRIの検査をして、医者に大丈夫と言われたのだろうが、舌や顎を動かす神経が腐っているに違いない。ほほほ