食べづわり以外の自覚症状としては・・・。
とにかく後半、おなかが張ったというか、張ったような気がしました。
気がした、というのは、私的には「張り」としか呼べない感覚だったのに、検査するといつも正常だったので。あの感覚はいったい何だったんでしょうか・・・。
臨月近くなると呼吸も苦しくなってきて、ひたすら早く生まれてほしいと願うのみ。
本気で帝王切開したいと思っちゃいましたよ・・・生まれる日がはっきりしてるっていいなあ、とうらやましかったです。
あとつらかったのは、後期になってからの胎動。
つわりなのに、容赦なくバンバン動かれると、もうもう・・・。
ドラマに出てくる典型的な光景。「あ、いま動いたわ!」とかうれしそうにほほえみながら、おなかをなでる幸せな妊婦さんの図。
残念ながら、我が家にはございませんでした。
だって、気持ち悪いのに下から胃をけりあげられるんですよ。つらいというか、ほとんど恐怖です。
もちろん、胎動が少ないなんていったら別の恐怖ですから、元気なのは何よりだったんですけど。よーくわかってはいたんですけど・・・。
よく言われることばに「つわりや胎動は赤ちゃんが元気な証拠」というのがありますよね。
たしかにそういう考えは救いになるかもしれませんが、効力があるのは最初の3カ月くらいなものです。
妊娠後期にもなると、こっちの心もすさんできて、「じゃあ私は? 私の元気はどうなるの?」などと逆切れする始末。
もちろんそんな不謹慎なことを人には言えないから、内心で叫び、そんな自分に「私って母失格」と落ち込む毎日・・・。
・・・なんて。
思いっきりネガティブなことばかり並べてしまい、恐縮です。これを読んで引いてしまった妊婦さんがいらっしゃいましたら、本当に申し訳ありません。
でも!
ご安心ください。こんな思いをしたにもかかわらず、約2年後に2人目を授かりました。
こりてなかった自分に、拍手!
っていうか、母性本能恐るべし!
生まれた赤ちゃんの存在が、つらい体験を払しょくしてしまうくらいすばらしかったという証明でもありますね。
実は、2人目は1人目みたいに長くなったりしないだろうという、甘い予測もあったんですが。
ほんとに甘かった。食べづわりも長さも、まったく変わりませんでした。
でも、つらさの点では段違い。下手な期待はしなかったし、経過も覚悟できてたし、体の変化にビクビクすることもなかったし。
重いものを持たないように、無理しないようにと細心の注意を払った前回にくらべ、重いうえに暴れる幼児を抱っこしたりおんぶしたり・・・。
1人目のときのあの注意は、いったい何だったのか?
とにかく「不安感」というものが心身に与える影響の大きさを、身をもって実感した日々でした。
1人目と2人目では症状がちがうというかたもいらっしゃるみたいですね。
私の場合、唯一ちがったのは一部の食べ物。1人目は真冬が予定日だったので、とにかく毎日りんごを食べてたんです。
でも2人目は真夏の予定日。グレープフルーツなしには、1日も過ごせませんでした。
あ。あと2人目のときはなぜか、コーンのかきあげに、はまってしまって。文字通りコーンしかはいっていないてんぷら。
陣痛がきた晩も、食べてたんですよね。
おかげで今でも、そのおかずを見るたびに「お世話になった味・・・」としみじみいたします。
というわけで。
待ちに待った出産でしたので、出産話はつわりのように暗くありません(笑)。
経過を書くとこんな感じです。
1人目・・・予定日、子宮口がかなり開くも、赤ちゃんがおりてこない。
脈も弱くなってきたので、入院指示。
翌日、8時30分、入院。
11時15分、先生に破水させてもらう。
11時30分、陣痛開始。
12時、昼食。
12時45分、感覚が短くなり始める。
13時30分、いきみ感が出てくる。
14時、分娩室へ。陣痛促進剤と吸引。
15時27分、誕生。
2人目・・・20時30分、陣痛というかお腹の張りが15分間隔
車で産院へ。
21時、到着。
23時30分、破水。分娩室へ。
翌日 0時22分、誕生。
えーと・・・これは、手元にある育児記録を写して書いてます。
時刻はたぶんおおまかでしょう。そんなにきちんと時計を見ている余裕はなかったはずなので・・・。
高齢出産なのに、2人とも安産でした。でも、さすが2人目は生まれるのが早いですね!