夏坊が1年男子だったときにシリーズ化(笑)した「苦手」な話。
2年になってからは一度も登場してませんでしたが、苦手なものは今でも苦手なままなのでした。
とくに漢字ドリルの宿題はダメダメで、
「今日もかんドが2回・・・」と、やる前からどんよりしています。
あ、「かんド」というのは漢字ドリルの略で、計算ドリルは「けいド」と呼ばれていますが、うちの学校だけの呼び方なのかな。それとも全国の小学生の共通言語?
入学後、最初に「けいド」という単語を聞いたときは、なんのことやら見当もつきませんでしたが・・・。
夏坊の場合、どうしてそんなにどんよりするかというと、字を書くのが遅いんですね。
とにかく書き初めの提出作品のごとく、丁寧にきれいに書こうとする。
ちょっと急いでちょっと丁寧に、という作業ができない。慎重に慎重に、気になるところはいちいち消しゴムで消しながら・・・。
宿題のパターンはいつも、7行の例文をノートに2回写して、余白は漢字で埋める、というもの。たしかに面倒ではありますが、ふつうのお子さんにはたいして多くない量なんじゃないでしょうか。
ところが夏坊の手にかかると・・・1行書くのに5分はざら。へたすりゃ10分、15分。
2行書くのに30分も費やしたときには仰天しましたが、要するに、本人が途中で書くのに疲れてしまって、ぼ~っと休憩しちゃうんですね。
私がそばにいればハッパかけるんだけど、夕飯作る時間だからそこまでくっついてもいられないし、あまりくっつくのも良くないかと思うし・・・。
先日なんか「もっとテキトーに書きなさい!」という母のありがたいアドバイスを受けたあと、数分後に様子をのぞいてみたら、めそめそ涙しているではありませんか。
「どうしたの!?」
「早く書いたら・・・きれいに書けなかった・・・」
・・・こんな夏坊のノートは、先生のお直しはほとんどなし。まあお直しが嫌で必死にきれいに書いているともいえますが。
漢字テストはほぼ100点。まあ覚えている字を何度も書かなきゃいけないというのも、つまんない作業ではありますね・・・。
ちなみにけいドの宿題も、字を書くのが遅いという理由でかなり時間がかかります。計算自体はすごく早くできるのに。
ところで。
お兄ちゃんの冬坊は、いまだかつて漢字の宿題を嫌がったことがありません。字を書くのが遅かったこともありません。
そりゃーもう、素早く荒々しくテキトーにお書きになります。
では比較を。
夏坊の美しい算数ノート。
冬坊のアクティブな算数ノート。
・・・・・・冬坊、判読不能・・・。
個人面談のとき、夏坊の先生からは「字を書くのが遅すぎる」。冬坊の先生からは「字を書くのが乱暴すぎる」。
同じ日に時間差で言われたことが忘れられません。
どういうこと? どうしてそんなに極端な兄弟なの??
何よりも不思議で仕方ないのは、ふだんの性格や行動とは正反対の字体だということ。
2人の字が逆ならまだわかるんですよ。おっとなし~い冬坊と大騒ぎしている夏坊と。
とくに冬坊、学校の廊下に貼りだされた作文とかを見ても、クラスでいちばん男らしいとさえ言えるこの文字は、いったいどこから・・・。
とにかく。2年生ももうすぐおしまい。
夏坊には、なんとかどんよりしない3年生になってもらいたいというのが、母の希望であります。
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