あま
天つ風 雲のかよひ路 吹きとぢよ
をとめの姿 しばしとどめむ
詠んだ人・・・僧正遍昭(そうじょうへんじょう お坊さん)
詠んだ人のきもち・・・空を吹く風よ、雲の間の道をとざしておくれ。
天女みたいな舞姫の姿を、もう少しここにとどめておこう。
(きれいな舞姫を、もうちょっと見ていたいなあ)
雲のかよひ路・・・天女が天に帰るときに通るという、雲の間の道。
をとめ・・・ここでは、宮中の儀式のときにおどる舞姫たちのこと。