komaの こまごまひとりごと

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子どもといっしょに百人一首 27

2015年11月06日 | 百人一首 桃札

 

                        
                              ぐさ
         かくとだに えやはいぶきの さしも草

              さしもしらじな もゆる思ひを

 

 

 詠んだ人・・・藤原実方朝臣(ふじわらのさねかたあそん)

 詠んだ人のきもち・・・このようにあなたを恋しく思っている、とさえ
            言えません。
            さしも草がもえるように、
            もえている私の思いがこんなに激しいのだと、
            あなたは知らないのでしょうね。

 

     かく・・・このように。
          ここでは、
          このようにあなたを恋しく思っている、という意味。

     だに・・・~さえ。~すら

     えやは・・・できない。
           ここでは、言うことができない、という意味。
           (「いぶき」と「いふ(言う)」を掛けている)

     いぶきのさしも草・・・伊吹山の、もぐさ

     さしも・・・これほどとは。

     しらじな・・・知らないでしょうね。