9月5日(金)、東京藝術大学の学園祭初日を見に行ってきました。楽しかったです。
なんでいきなり・・・とお思いでしょうが、芸大の中って1度入ってみたかったんですよね(ミーハー・・・)。
で、今回は前編で学園祭、後編でキャンパスのリポートなんぞを。
ただ、写真の出来栄えがいまひとつ、いまふたつ・・・ですみません。
断りもなくブログに載せたら失礼だと思い、できるだけ顔が写らないように撮ったので、遠目のものばかりになってしまいました。
でも写真がないのもわかりづらいので、一応載っけてしまいます。
ではでは。
芸大は上野公園を突っ切ったところにあります。
上野駅から歩いて20分くらい?
まずは音楽学部のほうに行きました。門の正面ではラムネやビールを売りながら、イベントの宣伝している学生さんが。
テントがあってプログラムとかグッズを売ってましたが、全体的に静かな雰囲気。
校舎入り口の横で、野外ライブ中。
狭いし野外ってほどでもないけど、いちおう校舎内ではありません。うしろでは学生さんたちがやきそばとか飲み物を売ってます。
こちら演奏会。小さめホールにパイプ椅子で100人くらいは入りそう。
音楽学部ですので、目玉はもちろん学生さんたちの演奏です。1日中、あちらこちらで演奏が目白押し。
壁にもチラシが大量に貼られていたけど、事前に調べていかないとわけわかりません。
ホームページに予定がのるので、チェックして。
どの演奏会も2時間くらい前に整理券を配り始め、券がないと入れないようです。満席じゃなければ直前にもらっても平気ですけどね。
で、上の演奏会は、最初に男女のピアノ連弾で「魔法使いの弟子」。
そのあとオーケストラで「ピーターと狼」。
きゃー、現役芸大生の生演奏! 上手~! すてき~!(超ミーハー)
学園祭に行くにあたり、「私みたいなおばちゃんがのこのこ見に行ったら、浮いちゃうんじゃないかしら」と心配したんですが、ふたをあければ年配のお客さんがいっぱい。
家族かな? いや、演奏目当ての一般客も多いと見ました。
で、このあと校舎内をうろうろしてから、美術学部のほうへ。
おお、こちらはより学園祭っぽい雰囲気。
この道は門と校舎をつなぐ道なんですが、うっそうと茂る狭い木立の間に、屋台みたいなお店が
いっぱい並んで(この写真より実際は暗い)、チャイナ服のお姉さんが接客してたり・・・。
なんとも猥雑な感じ。つまり音楽学部とは別世界(笑)。
中央棟についたので、入ってみました。
がらんとした空間に、何かおいてあると思ったらメトロノームだったんですが、これが作品だったらしく・・・。
ふ、深すぎてよくわからん世界。すみません、現代美術にうとい人間で(現代音楽にも、もちろんうとい)。
ライブペイント中。1人は金髪の西洋人だったような。
ほかにも、解剖をコンセプトにした展示があったり、真っ暗にした教室で何やら映像を流してたり。
なんとなく地元の高校の文化祭とかを思い出したのはなんででしょうか。
こ、これはですね。自らを展示物として(たぶん)歩き回っていらしたお姉さんです。
後姿もなかなかですが、前に回るとおへそ丸出し。胸(というか乳首)には赤いハートマーク。
そして頭にかぶっていらっしゃるのは、ブラジャーでした。
えーと、残念なことにきちんと作品を見る時間がなくて・・・たぶんひとつひとつの作品を見れば面白かったと思うんですが、ブラジャーの毒気に当てられたのと(笑)、演奏会のほうで見たいものの時間が迫っていたため、ここで再び音楽棟に逆戻り。
走って戻ったので暑かった~!
べ・・・別世界の本格的なホール。
別世界の住人のお衣装(手前)。
ここで「うたごえビュッフェ」という、ソプラノ、メゾソプラノ、テノール、バリトン4人組の歌声を堪能しました。
どの歌もすてきだったけど、特にびっくりしたのが、男性二重唱による「荒城の月」です。
アカペラで入ってきて、そりゃもう涙が出そうに美しいハーモニー。
楽譜がほしい。自分が歌うわけじゃないけど、あのハモりがどうなっているのか、譜面が見たい~!
出身地がチラシに書いてあって、鹿児島、山形、新潟、東京・・・さすが全国から来てますね。
オケのほうも歌のほうも、偶然、2年生の出し物でした。
入学して1年半ていどであんなにできるんだったら、卒業時にはどれほど成長してるんだろう。すごいなあ。
お昼も抜きで歩き回っていたら、いつのまにか2時すぎ。
うちの小学生兄弟より先に帰宅しなければいけないため、名残惜しいですがここでキャンパスをあとにしました。
で、歩いていると、というか学内でもやたらと目についたのが、ハデハデなハッピ姿の若者たちです。
群れをなしてる姿は、正直ヨタモ・・・あわわ、タケノコ族(古い)。
よく見ると、えりのところに「建築」とか「図案」とか書いてある。
学科ごとにデザインをそろえているんだとわかりましたが、この人たちが駅に向かってずんずん歩いていくんですよね。
どこ行くの?と思ったら・・・。
これ! 上野公園のだだっ広い広場にこういうのがいっぱい。
オブジェではなく、なんと、おみこし!
これが藝祭名物、神輿パレード。
帰宅してから調べたら20年も続いているもので、美術学部と音楽学部の1年生が力を合わせ、ひと夏かけて制作しているんだとか。
ああ、事前にリサーチしておけばよかった。
悲しいかな、こんなものの存在をまったく知らず・・・すでに時間も体力も残っていなかった私。
もっと近寄って、じっくり見物したかったなあ。
でも、動いているところに出会えたのはラッキーでした。
ハッピ姿はこのためだったんだと納得。カッコよすぎです!
発泡スチロールを切り出して作っているらしい。
ほかにも円柱にからみつく大ダコとか、大迫力の作品が10騎くらい並んでいました。
賞とかを競っているのかもしれません。
「日本画と邦楽」とか、そういう感じで組んでいるようですが、やっぱりデザインしているのは美術学部のほうですよね。
すばらしい。校舎の中を見ているときに、高校の文化祭なんぞを思い出して、あいすみません。
レベルがちがいすぎでした・・・。
このおみこしは、パレードとして大学から公園内まで移動するので、もし見たければ時間を調べていくのがおすすめです。
10時すぎ頃に広場を通ったときには、まだ到着していませんでした。
帰りに出会ったのは2時すぎだけど、台風の雷が鳴っていたので、避難のために動かしていたのかも。
このあと私が電車に乗ってから、いきなり土砂降りに・・・皆さん大丈夫だったかしら。
広場ではこのほかに、学生さんたちが出店をずらーっと並べた「アートマーケット」という催しもやっていて。
ネックレスとかTシャツとか、よく見れば面白そうな品をいっぱい売っていました。
雨で大変だっただろうなあ。まあ天気予報通りだから、準備はしてたと思うけど。
では最後に、おみこしの大きさが実感できる1枚を、どうぞ。
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すごい!渾身のレポートですね!
実は私、楽器を習っていまして、先生が藝大出身なので時々演奏会やオペラ鑑賞のお誘いをいただき、先日も奏楽堂に足を運んだところでした。
学園祭は見たことがなかったのですが、お写真や記事からすごく楽しそうなことが伝わってきて、ワクワクしました。
息子も部活で合唱をやっているので、男性テノールのデュオは興味津々です♪
来年は行きたいなあ。素敵な記事をありがとうございました(*^^*)
来年の藝祭、私も行こうと思っています。
でもよく考えると猛暑の時期ですよね。今年は平気だったけど・・・。
NONさんのブログの、ピアノを習ってよかったという記事も
読ませていただきました。
私も4歳からずっと習っていましたので、記事内容に同感です!
そして息子たちにも習わせてますが、価値を知るにはまだまだ、まだまだ(笑)。
フルートもいいですね。芸大出身の先生なんてハイグレードですね~。