みゆちゃんの新しい猫じゃらし

 今までに何度か、細い棒の先にウサギの毛とか鳥の羽のついた猫じゃらしを買ったことがあるけれど、こないだ、雑誌のおまけについてきた猫じゃらしは、なかなかつくりがいいと思った。ホームセンターなんかで二本セットで売られている猫じゃらしは、30センチくらいの長さのプラスチックの棒がほぼ一様な太さで作られているのだけれど、このおまけの猫じゃらしは、長さがそれの二倍ほどあって、太さも、グリップの部分が程よい握り具合で、先へ行くほど細くなっているからよくしなり、軽く振ると、先端についた毛の部分が、面白いように揺れる。猫じゃらしを振れば自然、猫が飛び掛りたくなるのと同じように、この猫じゃらしを握れば、自然と振りたくなる。
 さっそく試してみたくなって、そのときみゆちゃんはソファの上で寝ていたのだけれど、頭とか、首の辺りを猫じゃらしでこちょこちょとくすぐってみたら、すぐに目を覚まして、前足をひょいひょいと繰り出してきたので、にんまりした。
 みゆちゃんが乗ってきたので、猫じゃらしを離すと、起き上がって追いかけてくる。足元をくすぐってから、ひょいと上のほうに持ち上げると、つられてみゆちゃんも、二本足で立ち上がった。
 形状に関しては申し分ないのだけれど、先っぽの毛が純毛100パーセントでないところが欠点で、そこが、もうひとつみゆちゃんののりがいまいちな理由だと思われるが、それは、アイロンのあて布と組み合わせることで克服される。
 100円ショップで売っているような、ナイロン地のあて布だけれど、メッシュになっていて透けてみるから、みゆちゃんはこの下で紐とか猫じゃらしをこそこそ動かしてもらうのが大好きで、これをやると、どこにいてもたまらなくなって飛んでくる。勢いつけて布の上に飛び込むと、ナイロンだから布がじゅうたんの上をスーッと滑るのが面白いらしい。たぶん、一度遊んでいるうちにたまたま滑ったのが面白くて、それ以降、わざとよく滑るように飛び込んでくる。
 新しい猫じゃらしは、この遊びをするのに非常に使い勝手がいいから、重宝している。


にほんブログ村 猫ブログ 猫絵・猫漫画へ ←1クリックよろしくニャ~
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )