障子の穴×2

 庭の雑草が生え放題になっている。次男がまだ小さいから、なかなか草を抜く暇がないと思って放っていたのだけど、この前背中に背負ってみたら嫌がらなかったので、ときどき、そうやって草抜きをしている。
 草を引いていると、ふくちゃんがにゃあにゃあ言う。どこで鳴いているかというと、以前にも一度書いたが、庭に面した部屋の、障子にあけた穴から顔を突き出して、鳴いている。
 猫たちが自由自在にいくつもの穴を開けた障子は、夫が仕事の休みの日にだいたい張り替えたのだけれど(破れにくいプラスチックの障子紙というものがあるのは知らなかった。商品名の書かれた紙片には、障子に手を掛けたキジ猫の写真がついてたから可笑しかった。)、一部、まだ穴の開いたままのところが残っていて、ふくちゃんはそこからのぞいている。
 しばらく草を引いて、窓のほうを見ると、いつのまにかみゆちゃんも来ている。ちょうどふたつ並んだ障子の穴に、それぞれがひとりずつ顔を出して眺めている。
 ふたりとも日溜りに寝そべって、まったくくつろいだ様子である。うまい具合に穴は障子の一番下に開けられているから、その姿勢で、ちょうど顔が穴の位置に来る。しっかり草を抜けよといったような、澄ました顔をして見下ろしている。
 明るい陽の光で、猫たちの目は細く細くなっている。


(参照「障子の穴」)
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10月12日(火)のつぶやき

11:02 from web
Sレイは最近物を落とすのがオモシロイらしく、枕元に置いてある目覚まし時計とかメガネケースをベッドの柵の向こうに落として遊んでいる。まだまだ猫レベルやな…
11:04 from web
猫レベルといえば、スーパーボールをぽろんと転がして、ハイハイして追いかけて行って拾い、また転がして…と繰り返す遊びもする。それってふくちゃんがよくやってるなぁ。
by chinatsu_o on Twitter
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