栗拾い

 こないだの日曜日、滋賀県のマキノピックランドへ栗拾いに行ってきました。
 お天気が下り坂だったのですが、もう日にちもないので強行。ちょうど向こうへ着いた頃からぱらぱらと降り出し、雨の栗拾いになってしまいました…(たまには人間バージョンのイラストです。)
 でも大きな栗がごろごろ落ちていて、楽しかったです。拾って帰った栗は、すぐに食べたいのを我慢して、冷蔵庫でしばらく置いておくと甘みが増すというので、寝かせてあります。


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 大きな栗がごろごろ、は確かに楽しいですが、それなりの料金を払っているので、当然といえば当然。子供の頃は、秋になるとよく父と一緒に山へ柴栗を探しに行きました。夏のあいだに栗らしい木が生えているところにめぼしをつけておいて、秋になるのをわくわくしながら待って行ってみると、当たりだったりはずれだったり。どんぐりみたいに小さな栗ですが、山道にイガが落ちているのを見つけるとどきどきして周りを探し、落ち葉のあいだに、茶色い栗の実が光っているのを見つけたときには大喜びしました。
 たくさん拾って帰っても、小さいので食べるのがまた大変です。柴栗は、大きい栗よりも味がいいとも言われますが、どんな味だったのか、いざ食べたときのことはあまり覚えていません。ただ、熊笹が両側に生い茂った山道で、落ち葉をかさかさいわせながら夢中で小さな栗を拾った記憶だけが、鮮やかに思い出されます。
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