自宅を改装して以前倉庫だった1階に部屋を造った。
おかげで暗室が半分のスペースになり、光線漏れを起こしていたフジの老いぼれ67引伸し機を処分した。
ちょうど大工さんのご子息が大学で写真部に入ったそうで、捨てるなら引伸し機を頂けないか?
との、申し出に廃品に出すくらいなら願ってもないと、レンズ、イーゼル、未使用の箱入り印画紙、薬品類、ラッキーのプリントタイマーetcを差し上げた。
ただ、ローデンシュトックのコンポノン50mmと80mmそれにピークピントルーペだけは手元に置いておいた。
フィルム現像だけは生涯つづけるつもりなのでリールや薬品はそのままだ。
狭くなった暗室でも3畳弱はあるが、仕事で使う製版カメラや流し、作業台を入れると窮屈さが否めない。
母が亡くなるまで介護に明け暮れていたので、VTR1000Fというリッターバイクも3年乗れない状態で、
これも改装と同時に隣に兄から借りた仕事場へ引越しをするとこになった。
空気が減ってるからか、3年間動かせなくてグリスが固着しているからか、歳のせいか(T_T)、
とても重くて、狭い通路での何度もの切り返しでへとへとになって、その場にしゃがんでしまったくらいだった。
どうしようか?車検に出してもう一度こいつを乗れるのか?(230Kgの極めて前傾の欧州仕様ツーリング車)
いっそ125ccクラスのカブにでもしようか(笑)
夢だったBONNEVILLE-T100はカタログではほぼ同サイズ同重量なので、介護で痛めた肩が再発するのではとの懸念と、
社保庁の検診で心電図に異常が見られますとの解答に、膨らみ続けた夢は急激にすぼんでいってしまった。
手焼きモノクロプリントとオートバイ、この現代では極めてアナログな愉しみが少し遠のいてしまったが、
いつか叶えたい夢として大切に取っておこうと思う。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます