今日から9月町議会が始まりました。今月26日までの16日間、昨年度決算などを中心に議論が行われます。
初日の今日は、行政報告や提案説明などが行われます。
ところで、全国町村会が発行している町村週報に、東大名誉教授の大森 彌(わたる)先生のコラムが載っていました。
26年前の全国町村長大会で、時の竹下首相は「ふるさと創生」を内政の最重要課題に掲げ、「地方が作ったメニューを中央がサポートする」として、全市町村に一律一億円を配り、全国でその使い道を熱心に議論しました。
昨年の全国町村長大会に出席した安倍首相は「美しい国の原点は町村にあり」と挨拶し、「まち・ひと・しごと創生本部」が設置されました。
この「まち」の中に「むら(農山村)」が含まれるだろうか。
「東京一極集中」を是正するために地方拠点都市を整備することが取り上げられようとしていますが、拠点都市への資源の集中が周辺の農山漁村の衰退を加速させるのではないかと心配される。
拠点都市への資源の集中のために小規模町村を切り捨てる様な施策は地方創生とは言えない。
「まち・ひと・しごと創生」が国と全ての自治体が知恵と力を結集して人口減少に立ち向かう現代版「ふるさと創生」になることを切望したい。と結んでいます。
私は素晴らしいコラムだと思いますが、皆さんはどう思いますか?