地域の中核病院である雄勝中央病院の運営委員会が、湯沢市のホテルで開かれました。
運営委員会は年二回開かれており、管内3市町村の首長や議長、2JAの組合長や役員などの委員が、活発な意見交換を行いました。
雄勝中央病院は平成17年に現在地に移転改築してから間もなく、医師の大量退職があり、18年には単年度で21億円もの赤字を出してしまいました。
その後、院長に就任した中村先生や関係者の努力もあり、徐々に赤字の額も減り、ここ3年程は黒字を計上していました。
ただ昨年は1億4500万円の赤字となり、累積の欠損金も20億5700万円と多額になっています。
昨日の会議では、医師不足が赤字の原因となっているのでその解決策を問う声や、厚生連の財務状況などを尋ねる質問が多く出されました。
羽後町は町立病院を持っており、毎年3億円を一般会計から支援しています。
雄勝中央病院とは競合する部分もあるのですが、地域の中核病院としてしっかり運営されることを希望しました。
また、市町村ではガンの検診率を上げることに取り組んでいるので、病院での検診に拝領してもらえるようにお願いしてきました。