アンの絵本日記&g

大人にも楽しめる絵本の紹介と
稲垣吾郎さんについて(時々)語ります。

今日の絵本

2009-09-06 21:23:25 | 絵本
「かさの女王さま」(5分半)
ジリン・イム・ブリッジス:作
ユ・テウン:絵
松井るり子:訳
セーラー出版:発行
2008.12第1刷(1500円)

ヌットはとうとう、傘に飾り付けするお許しをもらい、今年の「かさの女王さま」に選ばれたいと密かに願いながら、花やチョウを注意深く描き始めました。それは、お母さんやおばあちゃんや、村の女の人たちが、長い間ずっと守ってきたものです。
でもすぐに自分が本当に描きたいのは、家族の生活を支えてきた伝統的な絵柄ではないと気がつきました。
両親は伝統を守るようヌットに言い聞かせます。もうすぐ王さまがいらして、その年一番の絵を描いた「かさの女王さま」をお選びになります。王様は、伝統を破るような者を、女王に選んでくださるのでしょうか?

作者はシカゴ在住の中国系アメリカ人。絵を描いたのはニューヨーク在住の伝統的文化を愛する祖父母の家で育った韓国人。
懐かしいアジアの香りがする絵本。