アンの絵本日記&g

大人にも楽しめる絵本の紹介と
稲垣吾郎さんについて(時々)語ります。

今日の絵本

2012-08-29 09:03:34 | 絵本
「よじはん よじはん」(1分半)
ユン・ソクチュン:文
イ・ヨンギョン:絵
かみやにじ:訳
福音館書店:発行
2007.5(1100円)

以前にもアップしたかも(^_^;)
主人公の女の子が愛らしく描かれていて、タイトルもそうだけど、書棚で目を惹く1冊なのだ。

本書の朝鮮語の原詩は1940年(日本による植民地統治時代)、詩人ユン・ソクチュンによって書かれた。
国の独立を奪われ、民族の言葉を書いたり話したりすることを極端に制限されていた時代にあって、韓国朝鮮の民族の心を懸命に守ろうと努力していた人々の中の一人であった。
画家イ・ヨンギョンはイ・ソクチュンが詩を書いた時よりも時代を少し下げて、1950年代を念頭において描いたとのこと。
穏やかな子どもの世界が、詩情あふれる隣国の田舎の風景とともによみがえった。
(訳者あとがきより)