アンの絵本日記&g

大人にも楽しめる絵本の紹介と
稲垣吾郎さんについて(時々)語ります。

今日の絵本

2024-02-20 10:22:08 | 絵本
「ゆうこさんのルーペ」(12分)
はがゆうこ:原案
多屋光孫:文・絵
ふじいかつのり:監修
合同出版:発行
2020.12第1刷(1800円)

ゆうこさんは、生まれた時から目がよく見えません。
大好きな本を読む時は、いつも「ルーペ」を使います。
はやたくんは、ゆうこさんの「ルーペ」が不思議で仕方ありません。
ゆうこさんに借りて「ルーペ」をのぞいてみると・・・。

実話をもとにした、障がいとは何かを、身近に考える絵本。
障がいのある人も無い人も、多様な存在をお互いに認め合える社会へ。
(紹介文より)

二部構成になった絵本。
前半は子ども向けにやさしく分かりやすく語られている。
後半は文章がメイン。

先天性ロービジョンである原案者の芳賀優子氏『読者のみなさんへ』
障がいの有無にかかわらず共に遊べる共遊玩具の開発に従事してきた、編集協力者の星川安之氏『「それなあに?」と声をかけて』
障がい者の地域生活支援、権利擁護活動を行う編集協力者の海老原宏美氏『みんなおなじならつまらない』
NPO法人日本障害者協会代表である監修者の藤井克徳氏『大人のみなさんへ』
以上、ルーペ絵本プロジェクトメンバーの解説による。

※法人正式名以外の「しょうがいしゃ」表記について。
大阪府では「障がい者」のように「害」の文字を平仮名表記にすることに決まっている。(多分我が市でも同様のはず)
なので、自分のブログでは支障が無い箇所においてはそれに準じて表すことにしている。
ただ手話講習会のベテラン講師(ろう者)は「字だけ変えても」と批判的だった。
でも私はその(平仮名に変える)経緯をテレビで見ていた。
当時、橋下徹氏が府知事になったばかりのことだった。
障がい者関連の方が知事に直談判された。
「せめてあの(害という)字を平仮名に変えて欲しい」と!
橋下さんは即座に答えた。
「いいですよ、字を変えてそれで少しでも気持ちが落ち着くなら容易いことです」と。
で、その経緯とかは意外に当事者に知られていない。
なので、きちんと評価されていないことは気の毒に思う。

今日の絵本

2024-02-19 11:31:40 | 絵本
「きのうの おひさま、どこにいったの?」(4分)
薫くみこ:作
いもとようこ:絵
ポプラ社:発行
2006.6第1刷(1100円)

くまくんは おひさまが だいすきでした。
「だって ぽかぽか あったかいし、しゃぼんだまだって おひさまの いる ひは いろんな いろに ひかるんだよ」
けれど、きょうも おひさまは、おやまの むこうに すとんと おちていきました。
「そうだ!ぼくの おひさま ひろってこよう。
おひさま いっこ ひろってこよう」

小さな頃って、あるのよね。
太陽も月も追いかければ追いついて手が届く、って信じてる(^^;
友だちと一緒に太陽を追いかけたくまくん。
そばにはもっと あったかいものが・・・あったね!

今日の絵本

2024-02-18 11:52:24 | 絵本
「ぼくって、ステキ?」(3分半)
ファン・インチャン:文
イ・ミョンエ:絵
おおたけきよみ:訳
光村教育図書:発行
2023.2第1刷(1400円)

ステキ!って言葉にドキッとした僕。
ずっとその意味を考えてひとりで喜んでいたのだけど・・・
ある日、真相を知った(^^;

誤解でもいいんじゃない?
幸せなことだよ。。。
桜の花びらのイラストが可愛い裏表紙🌸🌸🌸🌸🌸

今日の絵本

2024-02-17 12:05:29 | 絵本
「100回いったでしょ!」(3分半)
ガブリエラ・ケセルマン:文
クラウディア・ラヌッチ:絵
神戸万知:訳
講談社:発行
2009.9第1刷(1400円)

「もう100かいも いったでしょ!」ってママはいうけど、キフキフには何のことだかわかりません。
あれのことかな?
これのことかな?

キフキフはなまけものの子(?)
ママに言われた言葉も多過ぎて💧
考えるのも大変!
でもそれって、、、
すごく素敵な言葉じゃ???

今日の絵本

2024-02-16 10:39:42 | 絵本
「じごくわらしがくるぞ!」(6分)
塚本やすし:作
マイクロマガジン社:発行
2020.10初版(1350円)

ウソスギくんは毎日ウソばかりついている悪い子。
「信じるほうがダメなのさ」といつも笑っています。
そんなある日の夜のこと。
窓の所に誰かいるではありませんか!

ウソの代償は大きかった!?
人を傷つけたり危ない目にあわせたり・・・ウソばかりつくのはいけないよね。
ただ、、、
子どものウソは何かの逃げ道ってこともある。
理由を聞くことも大切じゃないかな~(^^;


今日の絵本

2024-02-15 15:17:10 | 絵本
「ひろいひろいひろい せかいに」(2分半)
ルイス・スロボドキン:作
木坂涼:訳
偕成社:発行
2020.8初版第1刷(1200円)

世界に いーっぱいあるもの なーんだ?
世界に いーっぱいないもの なーんだ?

どんなにたくさんのものがあっても
私は私だけ、あなたはあなただけ・・・
世界中探してもオンリーワン。

今日の絵本

2024-02-14 14:06:04 | 絵本
「おとうとのビー玉」(17分)
クリスティヌ・ディールティエンス、ペーテル・アドリァーンセンス:作
サンネ・テ・ロー:絵
野坂悦子、林由紀:訳
大月書店:発行
2008.1第1刷(1600円)

副題が「身近な人を交通事故で失ったとき」である。
学校からの帰り道のこと。
エリアスは近所の同い年の女の子ネナと音楽教室への道を急いでいた。
横に居る弟のワルチェは宝物のビー玉を持って嬉しくて仕方ない。
ワルチェを急いで歩かせるために「信号の所(手前)まで・・・」と言いかけた途端、ワルチェは駆け出して行ってしまう。
そして信号が見えたところで焦って大声を出すエリアスの前で・・・

副題を見た時点で気をしっかり持って読むべき本である。
そうしないと感情をどこかへ持っていかれそうになる。
大切なのは、このお話が伝えたいことは何なのか?
ということだから。

今日の絵本

2024-02-13 15:39:19 | 絵本
「ベスとベラ」(5分半)
アイリーン・ハース:作・絵
たがきょうこ:訳
福音館書店:発行
2006.10(1100円)

寒い冬の日、友だちがいないので、人形とふたり、外でおままごとパーティーを始めたベス。
そこに空から何かが落ちてきた!
たくさんの小さな物と一緒にやってきたのは小鳥のベラだった。
荷物をまとめている内に、南へ行くのが遅れたらしい。
それからふたりは楽しいお茶会を開始した。

ひと冬を共に過ごしたふたり。
春になって別れがやってきたけれど、代わりに新しい出会いが待っていた(^^)

今日の絵本

2024-02-12 16:22:45 | 絵本
「おばあさんのしんぶん」(3分半)
松本春野:文・絵
岩國哲人:原作
講談社:発行
2015.7第1刷(1300円)

戦前戦後のさなか、疎開先である母親の故郷、出雲で話は始まる。
出雲市長を務めたこともある政治家、岩國哲人氏の経験がもとになった話。
大変な世の中にあっても、人の優しさや思いやりが必ず誰かを育てている、と感じた。

今日の絵本

2024-02-11 11:43:39 | 絵本
「きは なんにも いわないの」(2分半)
片山健:作
復刊ドットコム:発行
2014.9初版(1800円)

「お父さん、木になって」と言う息子のすーくん。
それに応えて木になったお父さん。
すーくんはその木にのぼりはじめたけど、途中困って助けを求めます。
(木は何にも言わないの)という、()内の呟きが意味を持つお話。

>ほのあたたかく、風通しの良い読み心地。
>静かに、大胆な絵本です。
(広松由希子氏の紹介文より)