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習近平の積み木崩し

2023-07-08 18:25:07 | 戦争
習近平の積み木崩し
“シーチン”修一

【雀庵の「大戦序章」195/通算626 2023(令和5)/7/8/土】日経のシリーズ「テクノ新世/Technopocene 岐路に立つ人類」はなかなか面白い。主旨は<石器の発明から約300万年。人類は脆弱な肉体を道具と知恵で補い、生態系の頂点に立った。テクノロジーは指数関数的な進化を遂げ、人工知能(AI)は人間の覇権を脅かすまでになった。地球史の新たな時代「テクノ新世」が幕を開ける>。6/30の5号でとりあえず終わったようだが、以下の内容である。

★(1)親切なAIは人を衰退させるか 「人新世」終わらせる技術:テクノロジーは指数関数的に進化し、AIが人間の覇権を脅かすまでになった現代。地球史の新たな時代「テクノ新世」が幕を開けます。人類はテクノロジーと共存し繁栄するのか、従属し衰退の道を歩むのか。揺れ動く世界とその未来を探ります。
【ポイント】・人工知能(AI)は人間の覇権を脅かすようになった ・破壊的なイノベーションはヒトの限界を踏み越える ・人類は地球史の分岐点に立つ

★(2)国民の意見、8割が偽投稿 19歳が揺るがした民主主義:米民主主義を揺るがしたのは19歳の大学生だった。標的となったのは、通信会社への一部規制を緩和する米連邦通信委員会(FCC)の法案だ。カリフォルニア州の大学生はメールアドレスを大量発行するサービスや、でたらめな氏名や住所を生成・・・
【ポイント】・世界を震撼させた米銀の連鎖破綻の陰にも情報工作 ・国家の存在が世論操作の背景にちらつくケースも ・AI同士で繰り広げられるサイバー空間での暗闘

★(3)「3人の親」から子ども誕生 技術が変える家族のカタチ:英国で5月に報じられた赤ちゃんは、生まれながらにして血のつながる3人の親がいた。母親は細胞の器官「ミトコンドリア」のDNAに変異があった。全身に障害が出るリスクを抱え、子どもにも遺伝する。そこで健康な女性の卵子を借り・・・
【ポイント】・受精卵の核を別の卵子に移植、親が3人いる子が誕生 ・中国では2匹のオスのマウスから子が生まれた事例も ・同性間や単身者でも子を作れる技術に家族観も揺らぐ

★(4)インド1億人超「アプリ婚活」 人生の選択、AI頼みに?:古来、悩みや迷いを抱える人は神の言葉に耳を傾けてきた。人工知能(AI)などの技術が発達した今、神託ならぬ「機械の導き」がそれに代わりつつある。「30歳を過ぎ、結婚へのプレッシャーが高まっていた」。インド北部ウッタルプラデシュ州の・・・
【ポイント】・アルゴリズムでのパートナー選びが国際的潮流に ・ルーマニアでは技術で民意を可視化し統治に活用 ・人を欺く危険も。人間が本当に賢いのかが問われる

★(5)「理想郷」装う監視国家 ビッグ・ブラザーが姿現す日:幹線道路沿いに果物やナッツを売る露店が並び、談笑する人々やロバが行き交う。西アフリカにあるセネガルの首都ダカールは、アフリカ大陸でも治安の良い街として知られる。ほのぼのとした風景が続くなか、頻繁に現れるものがある。中国製の監視カメラだ・・・
【ポイント】・中国製機器による「監視」を受け入れるセネガル ・技術は統治を助ける一方、誤れば権力の暴走許す ・誘惑は民主国家にも。チェックの意識欠かせず(以上)
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日進月歩のテクノロジー。新聞を読んでいても最近ではわけの分からない「カタカナ言葉」が多くて「これ、分かる奴は一握りじゃないか、日本語を壊す積もリか?」とウンザリさせられる。

モチベーションアップ、エンゲージメント、ウェルビーイング、ワークスタイル、インボイス、デジタルトランスフォーメーション、データサイエンティスト、ビジネストランスレーター、ビジネススキーマ、セレンディップ、リスキリング、パーソナルトレーニング、テークオーバービッド、バーチャルプロダクション・・・

小生は5年前の平成30/2018年に「個人番号カード」を入手したが、最近では「マイナンバーカード」とかあって何が何だか分からなくなった。Please show me your My Number Card とか言うのだろうか? 変な言葉。国語を大事にしない国は亡国一直線。昔の日本人は外来語をちゃんと日本語にした。「Webで翻訳」2022/5/9「明治時代は翻訳黎明期 あの日本語はこうやって誕生した! 」から。

<美術(art)、文化(culture)、文明(civilization)、社会(society)、科学(science)、空間(space)」、時間(time)、恋愛(love)といった、現在でも普通に使用されている言葉が明治時代に次々と生み出されました。これら“新しく生まれた日本語”は、新聞や小説によって世間一般に広く浸透していきました。

この時期に生まれた「和製漢語」が中国へと逆輸入されました。現在中国語には多くの「和製漢語」が使用されています。ほんの一部ですが、「不動産」「不景気」「常識」「法律」「概念」「哲学」「民族」「文明」「思想」「共産主義」などがあり、中華人民共和国の国名で使われている「人民」も「共和」も日本から中国へ渡った言葉です>

ネットで調べたら一般的経済用語は1100語、CNNの経済専門サイトにあるマネー関連用語数は8000語!だという。夏彦翁曰く「国家は言語なり」、日本語・日本文化を軽視し、外来語・外来文化を無防備に受け入れていけば、やがては亡国になるだろう。

国柄とか伝統、風習を嫌い新しいものに飛びつくリベラル≒アカモドキは「国境のない世界」「みんな世界市民」を目指しているようだが、それで成功した例は一つもない。ただの妄想。習近平・中共は自由民主人権法治資本主義を一掃してマルクス・レーニン・毛沢東式共産主義独裁への先祖返りを進めているが、妄想とは言わないものの容易ではない。

独裁者の習近平は「内政も外交も恫喝すれば俺の言う通りになる」と思っているようだが、習を恐れているのは共産党員の一部に過ぎず、ほとんどの国民はシラケているのでははないか。先進国は14億市場に未練があるから習近平・中共の横暴に対して腰が引けているが、本音で支持する国はまずない。国際社会で習は孤軍奮闘を余儀なくされているようだ。裸の王様?

レーニンは「敵が共通しているのなら右だろうが左だろうが人民戦線を組んで戦うべし」と唱えた。戦争が終われば右派は用無しどころか反革命分子として容赦なく弾圧された。これはアカの常套手段。まともな人、まともな国はアカとは距離を置く。

習近平の友邦はプーチン・ロシアと旧ソ連圏の弱小国だけだったが、プーチンがへたった今、習ができることはトウ小平の改革開放=資本主義導入を完全に排除し「毛沢東式の共産主義国」に先祖返りすることしかなくなった。しかし、これだけではただの“王政復古”でしかない。

習が毛と並ぶくらいの箔を付けるためには、並行して台湾と日本(尖閣諸島など)を侵略し領土領海を拡大しなければならない。歴史に名を刻まれる英雄になるためには、トウ小平がベトナムを相手にしたように「血で血を洗う戦争で勝つ」ことが重要なのだ。習は「共産中国の復興」と「インド太平洋の制覇」を目指している。開戦は明日かも知れない。各国のまともな政治家や識者はそれを知っているが、習近平に最初の一発を撃たせたいから表に出さないだけだ。

習近平のやることなすこと、国民にとっても諸外国にとってもいいことはまったくない。外資は目立たぬように徐々に中国から逃げ出すから、1年経たぬうちに中共経済はロシアのようにボロボロになるだろう。自壊のような習の中国版「積み木崩し」・・・古人曰く「君子危うきに近寄らず」。冷戦で済めばいいが「備えあれば患いなし」、同志国との連携を進めるべし。

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