
今日は福岡である栗本さんのコンディショニング講座でに出かけます。「思春期の身体を考える」という初めてのテーマです。
昨日、インターネットのニュースで強度行動障害を持つ成人にさしかかろうとするお子さんを家族だけで支えるのは限界だ、社会で支える仕組みを作ろうという記事を読みました。
強度行動障害の支援団体立ち上げへ
その記事で登場したお子さんは、施設が満員で受け入れられないと言われ、また「人手が取られる」という理由もあって施設に入居できないということが書かれていました。
その記事を読んでいると、まだまだ若い方が、
厄介者扱いされている様が目に浮かび、なんだかいたたまれない気持ちになり、胸がきゅうっとなりました。
春に卒業した養護学校の寄宿舎では、普通に眠れていたお子さんが家庭に戻って眠れなくなってしまう。その違いは?と考える余裕もご家族にはないのかもしれません。
寄宿舎と家庭の何が違って、人にとって大事な眠るという行為に支障が出てきたのだろうなぁとも思ったりすることでした。
そして、強度行動障害というものを家族が背負うか、どこかに預けるしか選択肢のない、動かざる固定資産のように思うのではなく、眠れないなら、眠れるように、自傷行為があるなら、なくなるように…と「治していく」ということを第一の選択肢にできないものか、と続けて思いました。
そんなことを考えたのは、いつも読んでいるブログの存在があったからです。
ぱぴぷぺぽブログ
読みながら、私も過去の支援員だった時を思い返して考えたり、これからお会いするお子さんたちが同じように苦しむことがないようにと思ったり、書かれている内容に教えていただくことが多いブログです。
この方は花風社の講座でお見かけすることがあり、ブログを読むまで「重度発達障害」だとか「強度行動障害」と言われていた過去があったなどとは存じあげませんでした。なぜなら、特別目を惹く何かがあるでもない、ブログの存在を知らされて、初めて「そうなんですね」と思った様な方だったのです。今、一度つけられたレッテルを剥がし、自分らしく生きていくために現在進行形で闘っておられ、読むたびに一読者でしかありませんが、応援する気持ちでいっぱいになります。
このブログを読んでいると、「重度発達障害」だとか「強度行動障害」だった過去があっても、すっかり治って、自分らしく生きるために、自ら戦うことができる。そんな身体や思考を手に入れるやり方も、世の中にはある!ということを多くの人にも知って欲しいと思わずにはいられません。
強度行動障害に限らず、発達障害でも自閉症でも、お子さんやご自身がもっとラクに眠れたり、立てたり歩けたり、と、まずは生きる土台を整えて欲しい。
療育や病院に通っていても、そんな生きる土台の部分がちっとも良くならないことはないでしょうか?
そうしたら、別の方法や選択肢ががあるんじゃないかなと思っていいし、違うことをやってみても良いと思うのです。
それが、お金も要らず、身一つでできることならなおさら試してみて良いと思うのです。
発達障害でも、強度行動障害でも、一度つけられたレッテルを後生大事にする必要はないのです。
人として、自由に生き、その人らしさを発揮して生きるために、知恵を使い身体を使っていきましょう!
そんな一端が今日の講座にもあることと思います。楽しみです。
では、行ってまいりまーす。