日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

壁。

2014-11-30 11:45:43 | 日記
 今日は雨模様の鹿児島です。
昨日も今日も桜島が爆発した「どんっ!」という音、振動があった気がします。
どこも火山活動が活発で、改めて、日本は火山列島なのだわぁ~と思うことです。

 昨日は、夫はバイクの練習会に出かけました。
私も行きたいところですが、現在、バイクは一台体制なので、
交代で練習というのも、お互いに気をつかうので私は留守番をしていました。

 バイクの練習会。
一体どんな練習をするかと言えば、コースを作って練習したり、
不得意な回転の練習をしたり、八の字の練習をしたり、
個人の練習、主催者のいる練習会で内容は様々です。

 免許を取って半年くらいから私は夫とともに、熊本のHSR九州であった、
HMSといってホンダのモーターサイクル・スクールというのにハマって、毎週のように出かけていました。
そこのスクールは初級~上級まであり、モトクロスやトライアルもある、バイク全般を楽しめる施設でした。

 そこで、バイクというのは乗るだけではない、
自分の思うままに乗りこなし、楽しむものだよ~というのを教えてくれる、
インストラクターの方々との出会いがありました。

 パイロンを避けるのが精一杯で、
コケないように!ケガしないように!と恐々バイクに乗っていた私は、
バイクに乗るときの姿勢から、
加速するときは体をどうすれば加速のGに持っていかれないか、
減速のときの体の使い方と、一つ一つ教えていただいて、
バイクが怖くなくなって、どんどん楽しくなっていって、
終いには「どうやったら速く走れるか?」なんて考えるようになったのだから、
このスクールがなければ、今のようにバイクに乗り続けていることもなかったと思います。

 でも、だんだん速く走ることを目標にしていくと、
どうしても突破できない壁ができてきました。
わかっているのに、アクセルが開けられない、ブレーキのタイミングが早い。
いつも同じようなところで、前を走る人にぶっちぎられる!
できるようになることが楽しかった、バイクのスクールに通いはじめた頃と違い、
通いはじめて、3~4年経つと、「なんで、できんのじゃー!」と自分で自分に腹が立つことも多くなりました。
それでも、頭の中でシュミレーションして、できないことをメモして、
週末になるのを指折り数えて、スクールに通い続けて練習をしていると、
「あ!これだ!」とできる感じをつかんで、壁をポーンと乗り越えるときが来ました。
一度壁を乗り越えると、もう前には戻らないところが、バイクの楽しさ!
「よっしゃ、よっしゃー!」と調子に乗っていると、また、壁にぶちあたる。
これの繰り返しでしたが、まぁ、楽しかったこと!
思い出しても、すっきり感と爽快感と体を使いきったへとへと感が蘇ってきます。

 壁が出てくるから、楽しいし、乗り越えようとするから頭も使うし、努力も惜しまないのですね。
この頃は、スポーツジムにも通って、
腹筋、背筋、下肢、上肢と毎日メニューを変えて鍛えていました。
すべては、バイクを乗りこなすため!と。

 そして、自分の努力は必要なのが当たり前ですが、
本人の実力より少し高い壁を作り、乗り越えさせるように仕向ける、
スクールにいたU&Kインストラクターの絶妙なさじ加減と華麗なテクニック!
「スクール」と名がつくものではあるのですが、
もう、行かなくては損だ!と思わせるくらい毎回楽しくて仕方ありませんでした。

 今、自分がフォイヤーシュタインやアロマトリートメントをするときに、
いつもこのバイクスクールでのことを思い出します。

 努力をしたくなるような、工夫、楽しいものになっているのかな?
 また、行ってみたいと思うような施術はできているのかな?

 私も、U&Kインストラクターのプロ根性を見習わなくては!と心して思うのです。



 
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発想の転換。

2014-11-29 17:15:00 | フォイヤーシュタイン
 暖かすぎる陽気に、昼寝がすすみます。
猫も、朝から日向を追いかけるように寝ています。
のどかな休みです。

 フォイヤーシュタインのIEの「点群の組織化」をひとりで、
予習のような感じで、黙々と2枚ほどやりました。

 単純にいえば、点つなぎの課題です。
しかし、ページも進み最後の方に近いページで、
直線と曲線が混ざり合って、形も重なり合ってくるので、
すぐにはできないものもあり、数分、考えるものもありました。

 課題に取りかかるときに、
モデルの形と同じものを、なぞるような点があり、
それをやりながら、自分なりに作戦をたてます。

 最初は、その作戦でうまくいっていたのですが、
中盤にさしかかり、点同士がくっつき合って、悩む場面が増えてきました。

 そういうときは、もう一度、モデル図形に立ち返り、
作戦を立て直すというのが、私の方法です。
別のヒントはないかな、と形をよく見て、
ひらめいたヒントを試すと、また、するするとできるようになります。

 初めて、ワークショップでこの「点群の組織化」をしたときには、
行き詰まっても、もう一度、モデルの形を見るということはあまりしませんでした。
そんなに、複雑な形ではないので、「覚えてる」と思って見ず、
どんどん、ドツボにハマっていった感じでした。

 わかっていることも、「わかっているつもり」のことも多いですね。
見方を変えると、理解不能に思える複雑そうなことも
単純でわかりやすく理解できることもありますね。

 フォイヤーシュタインの課題を自分ですることで、
考え方の固執度合が薄れて、考えるスピード感がついたように思います。
でも、「消しゴムは使わない」や「課題の方向は変えない」という制約もあり、
じっくり考える、頭の中でシュミレーションすることも習慣化されています。

 「点群の組織化」は発想の転換のよい訓練にもうってつけの課題ですね。

 
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祖母の知恵。

2014-11-28 19:12:25 | 日記
 天気予報通りの午後からの雨。
雨は、私の掃除意欲を削いでいきます。

 季節の変わり目だからか、
風邪というほどではないけど、空咳や鼻をすする方をよく見かけます。

 私は小さい頃に、父と母はいましたが、
2年間ほどだったでしょうか、
祖母と二人で暮らしていた時期がありました。

 ご飯のお供に奈良漬けを買ったり、
すき焼きの最後にうどんをいれたり、生姜が好きだったり、
時々、芋粥や茶粥を食べたくなったりします。
しかし、このような食べ物は、私の育った家では出されることがなく、
「ああ、たぶん、祖母との暮らしの影響だなぁ~。」と
思うことがしばしばあります。

 小学生の頃に、普段はそんなことはないのに便秘になったことがあります。
そのとき、ちょうど、祖母が遊びにきていて、
私が、トイレでうーんうーんと唸っていたのを聞き、
トイレにやってきて、左側の腰の少し上の辺りをトントントントンと叩きはじめました。
しばらく、リズムよく叩き続けてくれた後、
数日、私を苦しめた便秘とおさらばしたのでした。

 それからというもの、私は、ちょっと便秘になりそう?と思うと、
自分で腰の左側の辺りを満遍なく、叩きます。

 また、冬に鼻が詰まると、
詰まっていない方の鼻を下にして、横向きに寝ると、
ある瞬間、すとんと、鼻が通るときが来るよ、というよなことを教えてくれました。
これも、冬の鼻が詰まったときなどは、布団の中で実践しています。

 どうして、それが私に効くのかはわかりませんし、
万人に効くのかどうかもわかりません。
明治時代に生まれた祖母が、祖母の母親や祖母にしてもらっていたことを
私にもしてくれていたようでした。

 こういう、よくわからないけれど、
ちょっとした体の整える方法って、きっと、家々であって、
伝えられているのでしょうね。

 埋もれていくおばあちゃんの知恵の伝承かもしれませんが、
少しもったいない感じもしますね。

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仕事。

2014-11-27 14:16:08 | 日記
 私はアパート住まいですが、
文旦や夏みかんの木が植えてある家々が、まわりにはあります。
そこに、ひよどりが来ていてぴょーぴょーよく鳴くこと!
高速道路もすぐ裏手で、土の少ない場所ですが、
季節は感じられるものですね。

 アロマと発達支援の仕事だけでは、
私の経済状況が依存性が高いので、
脛かじり状態を少しでも減らすべく、先週から外に仕事に出ています。

 教員系や事務系の仕事の経験しかないので、
少々不安もありましたが、体を動かすので朝からすっきりするし、
アロマトリートメントの午前中のお客様にも対応できる、
早朝のちょっと体力系の仕事です。

 初めての分野の仕事なので、新鮮なことが色々あります。

 まず、驚いたのは、失敗したときに極度に責められないこと。
初めての仕事だから、間違うこともあったりします。
でも、チームで気づいて、気づいたら言って、
正しい方に直していこう!という言葉掛け。
そして、失敗しないための経験からの知恵のお裾分けもあります。

 そして、自分たちも時間制限のある中の仕事ですが、
ほかの人の仕事にも目を配って、みんなが働きやすいように、
動きやすいようにしよう!という意識。

 こう書くと、
今まで一体、どんな職場で働いてきたんですか?と言われそうですね。

 一般的な普通の学校が主な職場でした、たぶん。

 全く違う仕事で、新しいものは良く見えるだけかもしれません。

 でも、学校の中では瞬時に失敗と言える事柄はなくても、
小さな気がつかないような対応のマズさが、
ボディーブローのように効いてきて授業が成立しなくなったり、
学級崩壊の状態になったりします。
面と向かって、指導力云々を言われることもない代わりに、
有効な知恵もお裾分けされる訳ではありません。
有効な方法を一緒に探ろうとしても、拒否されることもあります。

 ほかの先生の仕事の方法を
「それは、ちょっとマズいよ。」と言う先生も滅多にいません。
いても、少数派です。
自分のクラス、自分の授業をしっかりすることが求められ、
余裕があれば、自分の学年までは見ますが、
他学年のことは言うと、越境発言的な空気を醸し出すこともあります。

 私の早朝の仕事は、難しい仕事ではなく、
商品を仕分けしたり、ルートごとに荷詰めをしたりする、
覚えてしまえば、毎日が繰り返しの単純な仕事です。
それを、複雑な人間相手の仕事と比較することは誤りかもしれません。
でも、どちらも、仕事という枠組みで考えると、
活かせることはあるように思える。

 でも、私も黙っていたよなぁ~と自省もこめて。
近頃、毎朝、そんな思いを抱きながら、せっせと体を動かしているのでした。

 

 
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尿意。

2014-11-26 13:17:25 | 発達応援
 雨が続いています。
今年の冬は、暖冬だが雨が多いという3ヶ月予報を聞き、
日々の通勤を憂うことです。

 みなさん、「あ、ちょっと、トイレに…。」と思うときって、
自分のからだの中をどういう風に感じていますか?

 私は、まぁ、腹部、膀胱のあたりの圧迫感だったり、
あまり意識せずだったりですが、
よく考えると不思議なことですね。

 こんなことを考えたのも、今日読んだブログからでした。
(リンクが貼れませんでした。「発達障害は、治りませんか?」の感覚統合の功罪2の記事

 そして、やはり一緒に勉強していた子どものことを思い出したからです。

 一緒に勉強した子どもの中で、何人かの子どもがトイレが間に合わず困っていました。
本人も親御さんも悩み、小児科や泌尿器科まで行き、
「何も問題ない。精神的な問題。」といわれ、
心療内科にも行き、しかし、特に問題ないと言われ、とても苦労されていました。

 当時の私は、まだ感覚統合ということも、前庭覚も知らず、
ただただ、休み時間ごとに「トイレは?」と声をかけることしかできませんでした。

 当時本人の話を聞いたところによると、
私に「トイレは?」と言われている時点では、
トイレに行きたいなんて、少しも思わず、
でも、いざ、授業が始まったり、何かをしていると、
もう、間に合わない感じになっていたそうです。

 まさに、宇宙飛行士状態ですね。

 そういうことも知っていたら、
また、違った声かけや対応ができただろうなぁと思います。

 今も、きっと、学校の中で年齢にふさわしくない感じで、
トイレ問題を抱えている子どもたちがいると思います。

 先生方や保護者の方が、ただただ、その子の失敗を残念がるのではなく、
背景にある色々なことも知っていたら、
子どもの余計な心配を減らせるかもしれませんね。



 
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