日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

『猫本』紹介!

2015-11-30 16:44:21 | 発達応援
 横浜帰りの早朝仕事はじまりですが、
自分でもびっくりするくらい、体が軽いです。

 昨日、お風呂に浸かりながら、
いつも使えていないなぁ~と思う左足の小指なでなで。
手のひらの色をきちんと見てみる。
いつもより、背中を意識して金魚。

 使えるようになりたいなぁ、疲れてそうだなぁ、という部分をきちんと意識することは大事ですね。

 流通量も増える年末を軽く乗越えてみようと思います。

 「猫本」でたよ~、の新刊を本屋に並ぶ前に産直で買ってきました。

 

 この本の著書のこよりさんのブログはこちら。

 blog.goo.ne.jp/ocyapu-

 この本はこよりさんのヒトとして備わった本能とカンの全貌がよくわかる本です。

 私は、以前『自閉っ子のための道徳入門』という本の中で、
当時は「賢ママさん」と名乗っていたこよりさんの子どもさんへの観察の鋭さと子どもさんへの対応のすごさに、
「こういうふにひとつひとつ、細かく観察するって大事なんだなぁ~」と感心して、自分の子どもの見方を反省したりしていました。

 でも、今回の本を読んで、
あれは観察、とか訓練とか、そんなもんではなく、
子どもの幸せを願う母が、凸凹のある子が幸せに生きるために、
子どものできることをせっせと増やしていかなきゃな、と本能全開の賜物だったのだなぁ~と、思うことでした。

 私にも一緒に学習する子どもたちが、
「自分でご飯を食べられるように、路頭に迷わないように!」と思う気持ちがあります。
近所でうろうろしている子どももかわいいですが、
一緒に勉強したり、遊んだり、ときには叱ったりする子どもたちは、
血がつながってはいませんが、本当にかわいいものです。

 私の場合、私の本能だけに基づいて
「こうしたほうがいい」「ああしてほうがいい」というのは、
余所のお子さんに対して、無責任過ぎるかな、と思うので、
「こうしたほうがいいと思うんだけど、どうかな。」と本を読んで知識をつけたり、
色々な講座に行って、子どもさんがラクになる術になればと学んだりもします。

 しかし、親の方々は、どこかに検査にいったり、
色々なことを学んだり、子どもを知るためのセミナーに参加するよりも、
自分の親としての「ああ、この子がかわいい」という本能を研ぎすまし、
その子に必要なことをしてあげたらいいんじゃないかな、と思います。

 本の中で聞き手の浅見さんがこんなことを書かれています。

 <前略>今は「療育」とか「支援」とかの名のもとに、かえってその本能削ぐような主張が多いですよね。
とにかく子どもの成長を期待するな、みたいなことを言われる。
子どもが人間である前に「障害児」という別の生き物だから知識をもって接しないと子育てを失敗する、みたいに言われる。
そして、それを真に受けてしまっている人も多い。
人類が生き物として存続してきたのは、より高みを目指して努力を続けてきたからなのに、
自分の子どもには、それを望むなと言わんばかりのことを支援者と呼ばれる人たちがまず親御さんの頭に叩き込んだりする。
だから、絶望から始まってしまう。
 そして、こよりさんのおうちの息子さんたちが孝行息子に育ったのは、支援を受けなかった分、
こよりさんが母としての本能を発揮するのを誰も邪魔しなかったところにあると思うんです。


 今まで接してきた保護者の方々も自分のお子さんのことで療育に行かれたり、
どこかに相談に行かれたり、何かを学んできたりと、
本当に東奔西走、お金も使い、我が子をどうにかしようと必死な方々に出会うことが幾度もありました。

 それで保護者の方に、「療育では、何を目的にそれをしているの?」とか、
「その学んだことは、子どもさんのどういう点に有効なの?」と聞いたことがあります。

 「わからないです。でも、先生が必要なことをしてくださっているから。」とか、
「取組みが変わるの。でも私ではできないからきちんと定着するまで行かないといけなくて…。」など、
子どもがしていることの意味をわかっていなかったり、
プロでなくてはできない技という感じで、保護者は置いてけぼりだったり、
色々な返事をお聞きしました。

 本を読んでから、それらの返事は、
本能ではなく、外からの知識でがんじがらめにされている、
保護者の心の虚ろさを反映していたのかもしれないなぁと思うことでした。

 その道のプロの手助けは、フォイヤーシュタインを教えてくださるトレーナーの先生方と接していたり、
栗本さんのコンディショニング講座を受けたりしていると、必要だなぁと感じる場面が幾度もあります。

 そういう助けを借りながら、でも基本、親御さんは自身の本能を信じて、
がっぷり子どもさんに接していったら良いのではないかな、と本を読み終えて思うことでした。

 こよりさんの子どもさんへの生活面から学習面、
自立に向けた工夫が惜しげもなく披露されているこの本は、
子どもたちと学習する私にも、保護者の方にも実践のヒントがたくさんの虎の巻にできるものです。
産直で数冊仕入れてきましたので、ぜひ、お買い上げくださいませ

 

 
 










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コンディショニング講座in横浜。

2015-11-29 15:28:49 | 発達応援
 喋ったり、食べたり、歩いたり、喋ったりの横浜。
いつも充実している横浜滞在です。

  昨日の横浜でのコンディショニング講座。

 午前中は体幹のみならず、手の先から足の先まで意識して動かして、
自分のからだと向き合う時間になりました。

 それにしても、からだを触る方向を考える、からだの色味を観察する、
からだの一部を意識して使う、相手を感じてからだを使う。

 それぞれひとつひとつきちんとみることで、からだの良い変化に気がつけるし、使えていないところにも気がつけるのですね。

 日々の忙しい流れの中で暮らしている私たちですが、
やはり、どこか一カ所でも良いので、自分で自分のからだと向き合う時間、
保護者の方が子どもさんのからだと向き合う時間は本当に大切だなぁと思うことでした。

 そして、午後の質問の時間。

 自分のからだと日々向き合う方からの質問は、
自分のからだの不調を感じ取るその力に思わず「すごい!」と感心してしまいました。

 また、子どもさんのからだをどうにかしたくて来ている保護者の方は、
保護者の方がからだの力が抜けて、「ああ、気持ちいい。眠くなりました。」と言われたのと入れ替わりに、
それまでからだを触らせてもくれなかった子どもさんがコロンとなって、「
やってぇ~」という現場を見て、「ほぉ~、そうかぁ」と納得。

 私の「どうやったら自分の持つ力を発揮できるのか」というような質問では、
思わぬ形で今、自分が考えていることとリンクした答えで、
これもひとりハタと膝を打って、「おお、そうかぁ!」とちょっと嬉しくなったのでした。

 本を読むこと、実践すること、実践を確認するために講座に出ること。
私にとっては本当に大事な流れのある学びだなぁと思うことでした。

 さて、今回は思わぬ出会いもありました。
ブログでお知り合いになったひつじさんにお会いすることができました。
とてもチャーミングなひつじさんですが、
「その着ているパンツの色が気になって、で、靴下見たとき、ピンときた」と言われまして。
いったい、私、どんなイメージだったんだよ(´・_・`)と突っ込まずにはいられませんでしたが、
「野生の勘です」とかわいい笑顔。

 また、お会いしましょうね、ひつじさん!






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再びコンディショニング講座。

2015-11-28 07:30:33 | 発達応援
6:30の空の明るさは、私にとっては明るい朝。旦那どんにとっては暗い朝。朝に起きる時間が違うと外の風景も違って見えるのですね。

今日は、花風社主催の栗本さんのコンディショニング講座に行ってきます。11月の初めの自分の体と今とは違うのか、同じなのか?結構、使っていない左側を意識したつもりですが、どんなもんでしょうかねぇ。

また、体についての質問が午後からあるのも楽しみです。

そして、いつもの友人との再会も嬉しいことです。

搭乗手続きが始まりました。今日は席がとれず窓側。降りるのがバタバタですが、滅多に座らない窓側の風景を楽しもうと思います。
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易しからず、難しからず。

2015-11-27 21:44:53 | 発達応援
 久しぶり!冬!という感じの寒い朝でした。
そのまま、気温もたいして上がった感じはなく、
手袋、毛糸の帽子をかぶって出かけました。

 もう、いよいよ、冬ですね。

 今日、年中さんの子どもとブロックで海賊の船と兵士の島のようなものを作りました。


 
 これは、そういうものを作るキッドにブロックがなっていて、
説明書を見ながら、作っていくものになっていました。

 子どもさんのほうは、一度チャレンジしたものの、
途中でわからなくなったのか、組み立てたのか、壊したのか途中のような状態にブロックがなっていました。

 「じゃあ、私が作るね」と、私が主で作ることにしました。

 作る順番を見ながら、必要なブロックのパーツを子どもに探してもらいます。

 子どもは「これかな?」と色と形を頼りに必要なパーツを探していました。
感心したのは、少し迷うようなパーツのときには、
パーツを作り方の書いてある本の必要なパーツのものの所にのせて、
形を比べることをしていた点です。

 フォイヤーシュタインの「比較」の教材でも、
何かと何かを比べて、相違点や共通点を考えます。

 子どものブロック遊びという日常の中に、比較という作業があったもんだ!と私のほうもびっくりしましたし、
5歳の子どもの中に実物のブロックと紙に印刷された平面のブロックを見て、
同じか、違うかを見分ける力がもうあるんだ!ということにも驚きました。

 ときに、子どもの力を高く見積もりすぎて、無理難題を押し付けていたり、
また、あるときには、子どもの力を低く見積もりすぎて、易しすぎることをさせていたり。

 個々の子どもが持つ力を推し量り、適切に学習を進めていくことは難しいなぁと、
一見、にこにこ、うにうに甘えている5歳児と学習しながら考えさせられた日でした。
 

 
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頭のイメージと体のズレ。

2015-11-26 16:06:24 | 発達応援
 普段は、3:50に目覚ましをセットして、4:00~4:15くらいに起きるのですが、
今朝は、朝に炊けるようにセットしている、炊飯器が蒸気を吹き上げている音や
ご飯が炊きあがった、良い匂いを布団の中で感じていました。

 ご飯はタイマーは3:50でセットしているのですが、
実際は、3:30くらいに炊きあがっています。

 布団の中で、お米が炊きあがる匂いを感じながら、
「ああ~、いい匂いだぁ。でも、まだ起きるには早いなぁ~。」とうとうとしていました。

 鳴った目覚ましも止めて、しばらくして、
毎朝、「起きれ!」と言わんばかりに私の額をバシバシ叩くちぃが、起こしにきました。
この猫は、「起きて」と最初は額をパシパシしていますが、
要求にも関わらず、私が中々起きないと瞼に釣り針のように爪を引っかけつつ、バシバシします。

 爪の痛さに、私が飛び起きるのですが、今朝もそれをされてしまいました。

 しかし、おかしい…。
平日は、猫より私が起きるの早いのに…。

 時計を見ると、5:00!

 寝坊です。

 でも、こんな時はびっくりするような力を発揮するものですね。
弁当の仕上げ、朝ご飯の準備、飲み物の準備、猫の朝ご飯…。
しっかり、自分も食べて、いつもと同じ5:35頃に家を出て、事なきを得ました。

 やれば、できる!

 昨日のトランポリンで、大人の方で参加している方がもうひとりいらっしゃいます。
トランポリン歴も出産をはさみながらも長くされていて、
跳ぶ高さもありますし、何級だか、級取りのための技も練習されています。

 いつの日か、そこに辿り着くべく、
その方のやる時や子供達のトランポリンをしているのをじーっと観察しています。

 私は運動神経が良いほうではないので、
子どものときから、観察と理屈付けと自己流練習で色々なことをできるようになっています。

 うちの旦那どんは、運動神経がよく、
バイクでもバトミントンでも、一緒にはじめてもあっという間にうまくなっています。

 「なんでできるの?」と聞くと、
「よく見て、真似して、練習するの。努力よ。」と言います。
上手にやっている人のものを正確に見て、それを自分の体でするイメージを作り、
実践して、自分のおかしいところを修正していく力が長けているのかな、と感じます。

 私の場合、よく見て真似てるつもりが、まったく、真似になっていないことがよくあります。

 この、頭のイメージと体でしていることのズレ、とでもいうのでしょうか。

 このズレが小さい人は運動神経が良かったり、その道でセンスがあるといった感じの人たちで、
ズレが大きい人は運動神経が鈍い人なのでしょうね。

 また、ズレが大きくても自分で気がついて、修正していくことで、
運動神経が鈍くてもできるようになるのではないでしょうか。

 しかし、頭のイメージと体のズレに自分で気がつけないと修正が難しく、
いつまでたっても、へんてこな感じで中々上達することができないのかなぁと思います。

 トランポリンの技を見ながら、自分がする際にできないことに、
私の場合、跳びながら空中で太腿の横をポンとリズムよく叩くというのがあります。

 私は空中にいるときに腕を広げてしまい、トランポリンに着地してポンと太腿を叩いてしまうのですが、
指導の先生に「逆ですよ!」と言われるまで、できているつもりでした。

 それにしても、空中で太腿をポンとすることが私には難しい!
自分の中でできているイメージやリズムを崩さなくてはならないからなのでしょう。
指導の先生も「ハイ、ハイ!」と叩くタイミングを教えてくださるし、
自分でも跳びながら、「ポン、ポン、ポン…」と頭の中でリズムを作るのですが、
気がつくと逆になるし、へんてこな羽ばたきたい人のようになってしまいます。

 ところで、この太腿の横をポンと叩く基本練習。
子どもたちがやるときも見ていたのに、見事に逆。
一体、私は何を、どこを、どう、見ていたのでしょうね。
己の観察眼に涙が出そうです。
他の人の演技を正確に見ることができていない訳ですから、
再現性も低いのも、むべならん、というわけです。

 この私がトランポリンで「見てるつもり」「やってるつもり」で、「現実はできてないよ~でびっくり!」は、
私が支援員として学校で関わってきた子どもたちの、
「ちゃんと見てるもん」「やってるもん」「できてるもん!」に近い感覚ではないかなぁ~と思います。

 ただ、私が「できてるもん!」とならないのは、メタ認知が育っていて、
自分がやった行動を巻き戻してイメージできるからでしょう。

 自分のトランポリンの練習を通じて、
かつて、「言い訳姫」や「だってだって小僧」と心の中で命名していた子どもたちも、
「実はほんとうにちゃんと見てやってたのかもなぁ」と思うことです。

 そして、何を見ているのか、何をやっているのかを
子どもとしっかりすり合わせることは大事だな、と思うことでした。

 さらに、間違いを指摘されたときに、
自分で自分の行動を巻き戻してイメージするメタ認知力を育てる大切さも思うことです。

 それにしても、トランポリン。
私の体能力のみならず、「見る」「観察する」も鍛える、
頭と体に良い運動ですわい。
 
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