日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

大晦日。

2014-12-31 11:34:42 | 日記
 本日、2014年大晦日。
それなりに、掃除も終わりました。
数の子も良い具合に、塩が抜けました。
早めですが、年越し蕎麦用の出汁もとりました。

 あとは、あ、年賀状…。

 今年は、いつものようなお正月に始まり、
支援員の仕事もいつものように始めて、変わりなくスタートしました。

 ただ、夫のが転勤であること=引越の準備をすること。
自分の仕事もなくなること=どうするか考えるときだということ。
そんなことも頭の片隅にあった、一年のスタートでした。

 学校で支援員を続けることは、
ある程度、先が見通せる収入を得られ、
それを自分の学びたいことに回せる点は魅力的でした。

 でも、学校の中では、困ってる子を見つけて、
「困ってるねぇ。」と寄り添うだけで、
何も改善できないということが、ここ5年間での実感でした。

 「もう、あなたは若くはないのだから、
やってみようとと思ったことはしないと、年取るだけだよ。」
という、夫の現実に即したアドバイスで、
とりあえず、学校での支援員はこれでおしまい!と決断した今年でした。

 今年、フォイヤーシュタインを何人かの子どもたちとできているのは、
縁を作ってくださった方や協力してくださった方のおかげです。
ありがとうございました。

 アロマトリートメントも見ず知らずの私に、体のケアをと一歩踏み出してくださった方、
そして、「行ってみたら?」とこれまた縁を作ってくださった方のおかげです。
ありがとうございました。

 また、家に見ず知らずの人が出入りしても、
深海魚のように気配を消してくれている、夫と猫の協力に感謝します。

 来年も、こつこつ、こつこつ。
とにかく地道に続けていくことを目標にしていきます。

 みなさま、良い年の瀬をお迎えくださいませ。
来年も、あまり変化のない私ですが、鶏口とも牛後ともならず、
猫のように行きたいところへ、ふらふらと楽しみを見つけながら、
やって行く所存でありますれば、何卒、よろしくお願いいたしまする、です。

愛情表現。

2014-12-30 13:55:32 | 発達応援
 年末だから、年が明けるからと、
特別に何かが変わる訳ではないのだとわかっているのですが、
気だけが急く感じがします。

 数の子の塩抜き、煮豆の準備。
そう、たいしたこともしない、我が家のおせちですが、
それでも、掃除の合間合間に、火の様子を見たりしています。

 職場で、おそらく、20代くらいの障害がある人が働いています。
背も高く、持ち場の上司の指示を聞きながら仕事をしていらっしゃいます。
見た目には、おとなしそうな、ゆったりとした感じの青年です。
そして、とても人懐っこく、パートの女性にもかわいがられて、
一緒に腕を組んで「彼女だよ」と愛嬌を振りまいています。

 でも、私はその様子をあまりよい気持ちで眺めていません。
彼は、もう、立派な大人の青年です。
大好きなパートの女性を見つけて、腕にしがみついてみたり、
べたべたとまとわりついてくる行為は、
かわいらしいだけでは済まされないものを萌芽している可能性があるからです。

 先日もその青年に、
「彼女はあっちに行ったよ!」と軽い感じでパートさんがおっしゃいました。
彼のお気に入りの女性で、いつもその方を「僕の彼女!」と嬉しそうに青年は言っているのです。
すると、「彼女」と言われるパートさんが戻っていらっしゃって、
「彼が、両手を広げて抱きついてくる感じだったから、びっくりした。」とおっしゃっていました。

 余計なことかと思いましたが、私は、
彼が、パートさんは抱きついても大丈夫!と誤学習するかもしれない、という
話を休憩中に話をしました。

 そして、私自身は中学校で支援員をしていたときに、支援クラスの男子生徒に
腕の長さの範囲から近づかないこと、抱きつかない、腕も一緒に組まないということを
徹底したこと、スキンシップはハイタッチだけとしたことを話しました。

 ぎゅっと抱きしめられるのが大好きだった子どももいましたが、
それは男性の先生が受け持ってくださって、
どうして私や他の女の先生には抱きついたり、
触ったりしてはいけないのか、機会をとらえては何度も話をしたことも話しました。

 そんな話をしていたら、別のパートさんが、
近所の子ももう、いい大人なんだけど小さい頃から知っていて、
自分を見ると抱きついてくるのだけど、
ちょっと、こっちが固まってしまう、というような話をされました。
昔からの知り合いだし、その子の両親も知ってるから、
「抱きつかないの!」とも言いにくいというようなことも話されました。

 私が関わった子どもたちが見知らぬ女性に抱きついて云々などという、
思わぬ落とし穴にハマらないように。
そして、親御さんも自分の子どもがそういう落とし穴にハマらないように、
かわいいだけでは済まされない年齢になってからではなく、
子どものときから話していても良いことではないかと思います。

単純な遊び。

2014-12-29 16:56:35 | 発達応援
 年末なのに、なまぬるい暖かさです。
こうやって、油断させておいて寒くなったりするので、
体がびっくりして体調を崩すんですよねぇ。
気をつけなければ!(自戒)

 ある子どもさん方とは、フォイヤーシュタインをした後に、
絵を描いたりビーズ遊びをしたりと、その時々で色々な遊びをしています。

 その遊びを見ていると、ビーズ遊びのようなものは、
珍しさや色の美しさからそれはそれで楽しそうなのですが、
単純な紙と鉛筆だけの遊びのときの方が、
遊びの幅がたくさんあって、集中もして、楽しそうかなぁ~と、
端から見ながら思います。

 例えば、様々な形の平たい板の輪郭なぞり。

 保育園に通う4歳の子どもは、
最初は、なぞる板を上手に押さえることができずに、
なぞる右手の筆圧で、板が動いてしまいます。
「できた~!」と見せてくれるのですが、
なぞった板より、大きすぎたり、凸凹があったり。
「上手にできたねぇ。でも、こんな凸凹あるかなぁ。」というと、
「ほんとだ、ないねぇ。」と言いながら、次は慎重になぞっていきます。
何度やっても、大きすぎたり、凸凹になるときには、
一緒に鉛筆を握って、板の際をなぞる感覚や少し押さえる手伝いをして、
「板にぴたっと鉛筆を添えてなぞるときれいな形だね。
それで板が動かないと、きれいな形になるねぇ。」と助言をします。

 その子どもは、次からは板が動かないようにするために知恵を絞って、
板のなぞる場所によって、押さえる場所を変える工夫や
なるべく、板から鉛筆が離れないようにと注意してやっていました。

 そうすると、形がきれいなものが出来上がり、
楽しくなったのか、11個ものなぞり書きをしていました。

 近くで、同じ遊びをしていた小1のお姉ちゃんは、
自分がなぞった形の上に、なぞった板を置いて、
「パズル!」と楽しそうにしていました。

 それを見た4歳の妹も真似をはじめて、
「これ、きれいにできてるねぇ」と自己評価もしています。

 また、とんがったところは、
どうやったらとんがったようになぞれるか工夫をしたり、
なぞっているうちに、レタリングした漢字に形が似ていることを発見したり、
単純な遊びで、たくさんの創造力や想像力を駆使していました。

 指を目を力加減をと色々な体のバランスが楽しめる単純な遊びは、
子どもたの創造力&想像力、そして、集中力を高めることを
実感したことでした。

療術講座。

2014-12-28 18:18:54 | アロマテラピー
今日は、療術の認定講習会でした。
療術というのは、手技療法、電気療法、光線療法、温熱・刺激療法の4つから構成されています。
組み合わせて、あるいは、単体で用いて体の調子を整えていきます。

療術は、日本で行われてきた民間療法も受け継ぎながら、
新しいカイロプラクティックの理論なども取り込み、東洋医学の考え方も含みと、
とても日本らしい、混沌として豊穣な療法です。

そんな療術の講習会で、今日は「肩」についての講座でした。

まずは、肩を解剖学の視点から基本的な事項の確認。
骨のつき方、靭帯、筋肉とひとつひとつ基本を確認しました。
すっかり、忘れていたことも多くて、基本の大切さを実感する時間となりました。

次に、電気療法から見た肩の不快感の改善方法。
電気機器はどんなものを使ってどの部分に当てていくかというような、
具体的な方法も聞くことができました。

更に、光線療法での肩不快感の改善方法。
光線療法というのは、太陽光線と似た光線を体に当てて、
体の不快感を和らげます。じんわりと温まり、とても気持ちの良い療法です。
この光線療法では、成分の違うカーボンを組み合わせて、
色々な症状に対応するのも面白いところだなぁと思います。

温熱刺激療法では、漢方精油とストーンなどの組み合わせて、経絡を用いて肩にアプローチ。
私がするアロマトリートメントに最も取り入れやすい方法だなぁと思いながら聞き入っていました。

最後に、手技療法から筋膜リリースの方法でのアプローチ。
肩という部分へ働きかけるのですが、筋膜という膜を緩めるので、
肩だけでなく、他の部分も緩み思いの外気持ちの良い療法です。

このように肩ひとつ取っても、色々なアプローチ方法のある療術は、
学んでいると知識の広がりがあり、とても学び甲斐のある、骨太の療法です。
そして、長く療術に携わっている先生方が、惜しげもなく経験から学んだことを教えてくださいます。

やはり、良き師との出会いは大切だなぁと感じた今年最後の認定講習会でした。

根っこを見る。

2014-12-27 21:50:41 | 発達応援
今年最後のお出かけで、大阪に来ています。
夕方はカイロ三昧の講座で、股関節について学びました。

私が体について学んだ療術の会長先生は、
部分を誤魔化しなく、
きちんと改善してくださいます。
そして、体全体の機能がアップする。

繊細な指の感覚を養わねば!です。

計算ができないと、繰り返し計算をする。
漢字が書けなければ、漢字の練習の繰返し。
ひらがなも覚えるまで反復練習。

でも、それだけでは解決できないことがあり、
問題の根っこは、
実は、見ること、聞くことかもしれない。
そんなことを今日は学びました。

根っこの問題を見ずに、
繰返しの練習だけさせることは、
鉛筆の摩耗と腕の運動でしかありません。

カイロ三昧で学んだこと同様に、
原因を突き止めて、
ひとつひとつ潰していかなくてはいけません。

原因を探る観察眼
今日一日中、そのことを学んでいた気がします。