日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

言葉の呪縛。

2018-11-26 16:00:13 | 発達応援
 猫の母さんをやっておりますと、
一日留守をすると一日分の猫の母さんとしての仕事が積み残されます。


 我家の積み残しはお漏らしする桜の漏らしたタオル類です。
本日、通常の洗濯以外で、2回の洗濯機-乾燥を回さねばならないようです。

 がんばれ、洗濯機!

 昨日の熊本でのコンディショニング講座は素晴らしくて、
今日も身体は絶好調です。

 ところで、私が実技でペアを組んだ方は、
栗本さんが言われたことをパッと体現されて、
わー、身体が器用だし、身体のセンスがある方だなぁと思い、
実技の合間の休憩中にそんな話をしたとこと、
「私、モローが残っていて云々」ということを話されました。

 また、講座終了後に、
鹿児島での栗本さんの講座にも足を運んでくださった方がいらっしゃって、
色々とお話をしていたら、
「私は恐怖麻痺反射が強いので…云々」とおっしゃる方がいらっしゃいました。

 ピンとくる方は、ピンと來るこの言葉。
これは私も受講した発達支援コーチの中で頻繁に出て来る言葉です。

 チェックリストでチェックして、自分はそんな傾向があるとかないとか。
身体を動かすことで、その身体の動かし方の苦手感から、そんな傾向があるとかないとか。

 そんな傾向あるよね〜、くらいで留まる話だと私は受け止めていました。

 でも、昨日お話した方々からは、
自分にそういう傾向がある、だから、子どももそれをもらっている…、と
子どもに対して、申し訳ないような、ご自身も辛そうな、そんな印象を受けました。

 また、おそらく、講座を受講されたのでしょう。
どうやら、自分は恐怖麻痺が強い、でも、だから、どうしたらいいのか?
そこから先の自分自身のその傾向をどうしていけばいいのか、
子どもにそういう傾向を感じたとき、どうしたらいいのか、
そんなことを真剣に考えていらっしゃるのだけど、
それらを持て余していらっしゃるように感じました。

 私自身は、教室や体験でお子さんたちと出会う中で、
「あ、この子は恐怖麻痺が!」とか「モローだ!」と思うことはありません。

 正直にいえば、発達支援コーチを受講した当初は、
過去、支援員として出会った子どもたちや教室で出会った子どもたちに対して、
あ、この子はモロー傾向が強いな、この子は恐怖麻痺っぽいかな?と頭の中で思うことがありました。

 でも、実際にお子さんたちと一緒に何かをやればやるほど、
体験で来てくださるお子さんに会えば会うほど、そんなことは考えなくなりました。

 それは、目の前のお子さんが、
どう動くか、何をするか、何を考えるか、まったくわからない「生きている人」だし、
私ではない、他人だからです。

 チェックリストなんて、頭に入れていたとしても、
そのチェックは誰からの目線でするのでしょうか。

 例えば、初めての場所でかたまる、動かない、として。
そんなお子さんに困るのは、どこかに連れて行こうとする親目線です。
お子さんからすれば、ちょっと状況見させてね、かもしれません。
大人本人がチェックしたとしても、気分が乗らなければ動かないかもしれないし、
初めての場所でも、動くとき、動けないときの差だってあるかもしれません。

 他にももっと、色々考えられることはあると思います。

 そんな、色々を一切無視して、
状況を平板にして、直感で選んでね!というのが、
発達支援コーチでやったチェックリストです。

 でも、そこにあらわれた「傾向」として語られることは、
講座の時間を通して、まるで「自分自身」のように感じてしまうのでしょう。

 よーく考えてください。
何十年も生きてきて、時間で考えると、たった十数時間、
日数だと、トータルで一日二日で突如出現した「私の傾向」「子どもの傾向」

 そんなところではじき出された傾向に振り回されるのは、
バカげているなぁ〜と私は思うのです。

 大ざっぱな傾向云々よりも、昨日の栗本さんの講座のように、
丁寧に自分の身体と向き合って自分の軸をつくることや
お子さんのひとつひとつと向き合って、試行錯誤することが大事なのではないでしょうか。

 それにしても、一度言葉になったものは、
案外、人を縛り付ける重いものになるのだなぁとつくづく感じることでした。

 そして、そんな言葉の呪縛のような講座は、
はたしてどうなんだろう、と初期の創始者(?)の講座しか受けたことがない私は思ったのでした。

 コピーはすればするほど、劣化します。

 安定した、安心した味わいの元には、
それを受け継ぐ人たちの並々ならぬ重圧の中と責任が伴っているものだと思います。

 ま、それも、創始者が自身が己が作ったものに対して、
並々ならぬ責任と愛情と思いを持っていればですけどね〜。


 




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大人のためのコンディショニング講座

2018-11-25 21:01:49 | 発達応援
今日は熊本に行きました。
大好きなごまのお菓子も買い、大満足で家路に着きます。



熊本で栗本さんの大人のためのコンディショニング講座に参加してきました。

普段、鹿児島や福岡でお子さんと一緒に受けるコンディショニング講座よりも、より自分自身の身体と向き合うことができる講座でした。

知っている、わかっているようでわかっていない自分自身の身体。

私たちは、普段自分の身体は自分で自由に、自分の意のままに動くと思っていますが、本当にそうでしょうか。

栗本さんが言われるままに、身体の一部を動かしてみます。決して、難しい動きではありません。

なんとなく、思うままに動くと思っている講座受講者のなんと多いことでしょう。(含私)

ボーッと生きてんじゃねーよ!です。

びっくりするほど動きません!

さらに、それらの動きを丁寧に行うために、割り箸を使うと身体の動きに変化が起きます。

身体と向き合うということは、まず、自分の身体を知らなくてはならないと思います。向き合った結果、完璧な身体を目指すわけではありません。

自分の身体を隅々まで動かしてみて、動くところ、動かないところ、動き易いところ動きにくい所をなどを感じることの大切さを感じました。

また、今回は、相手の身体の充実した感じが自分にも伝わるという実技をしました。
これは自分の身体の状態がペアを組んだ人にもダイレクトに伝わるというものでした。

人と人の身体は影響し合うのです。

今日は大人同士でしたが、子どもと関わる大人の身体が整っていなければ、口でどんなに良いことを言っても、子どもには伝わらないだろうなぁと、そんなことをしみじみ感じることでした。

そして、今回、会場全体が一番華やいだ「割り箸割り」!自分が振り下ろした割り箸で、持っていてもらった割り箸を割ります。

栗本さんのように百発百中とはいきませんでしたが、私も割り箸三本割れて嬉しかったです。

割り箸割りも含め、丁寧に自分の身体に目を向けよう!改めてそんなことを思いながら講座は終わりました。

大充実の大人のコンディショニング講座でした。
主催してくださった土本さん、ありがとうございました!







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教科書は学習の羅針盤。

2018-11-15 16:53:46 | 発達応援
 昨日の朝、バイク通勤でファスナーから入って来る風が冷たかったので、
一枚多めに着て、バイクに乗りました。

 あったかい。
そろそろ、冬用通勤着にチェンジですねぇ。

 約8年、小学校、中学校で支援員をしていました。

 星本は先生方の棚に並んでいるのは見たことがありましたが、
実際に、教室で使っているのは見たことがありませんでした。

 で、星本って、何?という方は、
てらっこ塾さんのブログをお読みください。

 「一般の教科書」と「特別支援学校・知的障害者用教科書

 そして、私が勤めていた小中学校では、
支援クラスの子どもたちも学年があがるたびに、真新しい教科書をもらっていましたが、
教科書が渡されない子どもが存在することを同じく、てらっこ塾さんのブログで知りました。

 びっくり、衝撃ですし、腹が立ちます。

 学校に教科書がないわけはない

 私は運がいいのか、支援クラスの子どもたちに学力をつけようとする担任の先生と仕事をしました。
計算できるように、字の読み書きができるようにと教科書を使い、
手作りの教材(問題集のコピーではなく)も使いながら、時間いっぱい授業をし、
宿題を出しと休み時間も含め空き時間なく、学力向上、体力向上にあたり、
子どもたちもそれぞれの理解度で、それぞれに力をつけていました。

 支援クラスの子どもだから、凸凹っ子だから、知的障害があるから、
だから学力はまぁ、いい、というお子さんに出会ったことはありませんでした。

 どの子も、それぞれ今よりできるようになりたい、覚えたい、と必死でした。
もちろん、宿題はやりたくない日もあって、嘘をついたり、ズル言ってサボっていることもありました。
そんなときは、他の子同様、宿題してから部活いかせたり、帰宅させたりしていました。

 宿題の基準はその子が今学習している、教科書が基準でした。
基準がなくして学習させることは、とても難しいことです。

 教科書は、子どもに知って欲しい、到達して欲しい知識のおおまかなめやす、目標になります。
それなくして、計算させたり、字を書かせたりすることは、
広い場所で目的地もなく、ふわふわしているだけではないでしょうか。

 余程、子どもに学力つける腕に自信がある先生ならば、教科書なしでできるのでしょうか。
私には知る由もありません。

 私の住む地で、教科書なしで、目的地もなく学習する子がいないことを願うばかりです。

 
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人気のない職種。

2018-11-09 23:08:38 | 日記
 木曜日は、夕飯後寝落ちして、
すっきり、シャキッと夜中の二時に目が覚めました。

 あまりにも、パチッと目が覚めたので、
そのまま起きて、こっそりひっそり、片付けしたり、朝ご飯作ったりしました。


 二度寝するよりスッキリしていいですね。

 世の中は人手不足。
私が仕事をする積込みの仕事場でも、それをビシバシ感じます。
そして、人気がない職種らしく、人が辞めるとなかなかその後釜さんが入ってきません。
私的には、身体を動かせて4時間の短期集中の仕事でその後はフリーということない仕事です。

 さて、自分がやっている積込みの仕事が来月、ひとり辞めるので人手不足になります。

 私がやっている積込みの仕事は、朝が6時からです。
そのせいか、この仕事をやっている人は私のような大人世帯か、子どもが巣立った年齢層の方が主です。

 また、朝が早いので年齢層高めで、現在は51歳の私が一番の若手です。
そうすると、同僚は高齢の親御さんがいらっしゃることが多いのですが、
今回職を去る方も一緒に暮らす親御さんの状態が悪くなり、朝の時間帯にひとりにしておけない、
ということが理由で辞められます。

 そして、私たちは全部で17台のトラックに荷物を積み込むのですが、
そのトラックではドライバーが3名足りず、いつもマネージャーやセンター長などが
3名トラックのドライバー職員として、その穴を埋めています。

 そのせいで、マネージャーの仕事や何やらが後回しになります。
一応、みんな携帯で連絡取り合うのでしょうが、運転中や荷物をおろしとしていると、
リアルタイムで連絡を入れられず、職場の色々な案件が、とりあえず責任者の返答待ちになり…と
仕事が遅れていくようです。

 ドライバーも積込みも来週には募集をかけるそうです。
でも、ドライバーは人気がなく、新人さんが入っては辞めを繰り返しています。
続いている方を見ていると、運転が好きなことは必須ですが、ひとりで仕事をするのが好きな人、
主婦とたわいもないことをおしゃべりできる人もしくは、にこにこ話を受け流せる人が向いているかもしれません。

 ドライバーとはいうものの、
そのとき、そのときのお勧め商品やお中元お歳暮、保健の紹介もしなくてはいけないので、
やはり、食べることが好きだったり、当たってなんぼの精神は必要かと思います。

 トラックのプラットホームで片付けをしているときに、
商品や保健を勧める練習として、新人さんが練習していたりします。
「この商品は、もっとこのおいしさや使い方勧めないと〜〜〜」と、
ベテランさんからのアドバイスを受けたりしています。
 
 そうそう、配達ルートを覚えたり、商品を毎週ほぼ同じ時間帯に配ることもできなくてはなりません。
新人さんはそういうことがクリアできるか、職員がついて合格したらひとりで配達に出かけます。

 だいたい、2週間くらいで新人さんはひとりで配達するようになるみたいですが、
これがクリアできずに、いつまで経っても職員と一緒にいる方もいらっしゃいます。

 2ヶ月ちょい、職員と一緒に配達し、独り立ちできたら10日ほどで
自信がないのか、不安なのか、辞める方もいらっしゃいます。
2ヶ月以上も手取り足取りの手間ひまをかけたのに…と、職員の落胆も半端ない感じです。
 
 ひとくちにドライバーといっても、
クロネコさんのように商品を運び届けるお仕事とはまた違うなぁ〜と思うことです。

 そういえば、女性のドライバーさんもいらっしゃるのですが、
その方は運送関係の仕事で、時間が夕方までの仕事を探していたらしいのですが、
クロネコさんとかだと拘束時間が長く、土日が必ずしも休めず、断念したそうです。
そんな中、ここでのドライバー仕事は土日休み、仕事時間が9時〜ほぼ夕方で
その条件にこの仕事はピッタリだったそうです。

 自分がやりたい仕事、大事にする条件に合う仕事を見つけるのも、
同じ職種でも違うものだなぁ〜とその話しを聞きながら思うことでした。

 
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おいしい秋。

2018-11-07 23:28:00 | 日記
25度の夏日の日中。
暑いです。

そんな中、果物の秋。



2年前においしさを知った柿、太秋。
今年初めて食べた品種のりんご、大紅栄(だいこうえい)とこうとく。

もう少ししたら、グラニースミスという酸味の効いたりんごの季節、にもなります。

秋は味覚を味わう季節。

色々なおいしさと出会う秋。
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