長毛猫の楓。
保護猫の譲渡会で、人が怖くて、
いつもケージのトイレに隠れていたのを
譲渡会のインスタで見ていた。
でもかわいいから貰われて行って、
一週間ばかりで出戻ってきたのを
やはりインスタで知った2年前。
触れない、抱っこもできない、が
返された理由と知り、泣けた。
怖がる譲渡会に行かなくて良いように。
うちは触れなくても大丈夫だから、と
うちの子になって3年目。
撫でて、と寄ってくる。
自分の都合の良いようには、いかんのよね、
人も猫もとこの子たちと暮らして思う。
学校で勉強が苦手、というお子さんが
教室にいらっしゃることがあります。
年齢的には学齢期に達しているものの、
排泄などの自然現象がチグハグなお子さんや体を使ってできることがまだ幼いお子さんは、
学習的なことより、からだを育てることをメインで時間を使わせていただいています。
一方で、
年齢相応に体も使えている、
どちらかというと、気も利いている、という
お子さんが学習がうまくいかない、という
ご相談は、色々な教材を使って、試行錯誤しています。
ある部分は、バッとうまくいっても、
どうしても…という部分があるお子さんたち。
この本を読みながら、
ワーキングメモリ、そーかー…、と深く納得。
この本では、
障害ごとにワーキングメモリの特徴をピックアップして、支援をどうする、こうする、ということが書かれています。
それも、まぁ、薄目に参考にしたら良いかもしれません(笑)
私はこの本で、勉強ができない、ということへの違う視点が得られたことが収穫でした。
例えば、知的に遅れている、と言われるお子さんたちは、問題に対しての「理解力」が
薄いとして、そこをテコ入れされがちな気がするのですが、そうではない場合もあるのでは?という視点が得られたことです。
要するに、問題への理解力よりも、
問題へのワーキングメモリが足りていない、
かもしれないという視点です。
だから、わかりやすいように、と補助教材を使ったり、理解しやすいようにと言い換えをしてしまうと、更にワーキングメモリの無駄遣いのようになって、問題を解く力が削がれてしまう。
だから、学習がうまくいくようにするには、
ワーキングメモリを鍛えていくことが大事なのかなぁと。
このワーキングメモリを鍛えていくと、
知的云々なんてなくなるんじゃないのかな、と思えた希望の本でした。