日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

じっくりと。

2017-02-28 15:21:19 | 発達応援
 積込みの仕事をするようになって、まるっと2年は過ぎたのですが、
この仕事をするようになって、手の爪が伸びるのがとてもはやくなりました。

 週1では、爪切りが遅いと感じるくらいに伸びている気がします。

 おそらく、重い荷物を指先に力を入れて掴むようにして引っぱることが多いので、
自然と指先に力が入り、血流も増え、爪の伸びも良くなるのかなぁ、
マッサージ効果と一緒かな、と勝手に思っています。

 同僚に聞くと、やはり、爪が伸びるのがはやいと感じているようなので、
やはり、仕事は関係しているかもしれませんね。

 昨日はフォイヤーシュタインの仲間との勉強会をSkypeでしました。
その中で、左右がわからない子にどうやって左右がわかるようになるか、という話しをしました。

 私も支援員をしはじめて、すぐの頃に中学生ですが左右がわからず、
体育祭で、文化祭で、あたふたとしていた子と関わったことがありました。

 その頃は、左右ということに私もとらわれていて、
右利きだったその子に、鉛筆をもつ方、お箸をもつ方、という感じから、
大きな紙の上に単純に枝分かれした道を描いて、
右に行く、左に行く、などそんなことをしていました。

 でも、色々なことを学ぶうちに、
単純に左右を覚えさせることだけしても、あまり意味はないのではないかなぁ、と
思うようになりました。

 空間の感覚を掴むためには、自分の左右の手がどこにあるか、どこまでか、
そんな感覚が子どもの中になければ、左右も何も、ないのではないかなぁ、と。

 認知面を育てようとすると、手っ取り早く、繰り返しの学習や覚え込ませることに躍起になって、
何が原因で左右の区別がつかないのか、左右がわかるときってどんなときかな、と
いうような視点が欠けているように感じます。

 じっくりと、手を育て、感覚を育てていくことが、
もしかしたら、左右だけではないものを育てるきっかけにもなるかもしれないな、とも思います。

 表面のできたにこだわらずに、じっくり取組みたいことです。
 
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お山の大将ではなく。

2017-02-27 12:39:48 | 発達応援
 珍しく、積込みで右側の脊柱起立筋のどこかを痛めました。
ふいに立とうとすると、痛みが走ります。

 寒い中、面倒くさいと思いささっと荷物を積んだのがよくなかったようです。
はじまったばかりの一週間。
悪化しないように気をつけようと思います。

 表面上は色々なことができるお子さんというのは、
親御さんの期待していることも、なんとなく、感じているし、
でも、それに答えるには自分の力が不足しているなぁ、と感じているように感じます。

 また、表面上、穏やかで何も問題がないようなお子さんでも、
同じ年齢のお子さんたちと比べると、とても幼い部分があって、
その幼さが色々なできごとを引き起こしている、という可能性もあるのかなぁ、と、
感じることもあります。

 先日、教室で木製のブロックのようなもので、
工作をしていたときに、一緒にしていた中学生のお子さんが、
私が作っているものを「貸して、貸して!」と言っていました。

 「今、私が作っているとこだから、他のやつで作って」と言っても、
聞こえないのか、自分のアイデアを早く再現したいからか、
ちっとも、聞いている感じではありませんでした。
私は貸さずに、材料だけ教えて自分で作ってもらいました。

 自分がやってみたい!と思ったらそれがやりたい!と曲げないところは、
おとなしいその子の、本来なら認めて褒めてあげたいところなのですが、
同じようなことが、慣れ親しんだ環境や人の中のみで出るのであれば、
それは、まだまだ、その子が幼児のわがままな部分を宿し、成長していないところでもあります。

 やってみたくても、やり方をよく見て、別のもので作ってみる、終わるまで待つ…。
そういうこともできなくては、社会の中で困ったさんになってしまいます。

 また、慣れた場所だけではお山の大将のように振舞っても、
その他では、消えるようでも困ります。

 社会の中で、その子らしく、
本人のペースで暮らす力をつけていけるといいなぁ、
そのために、何をしていくか…、と考えることでした。




 
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びっくりは前進の素。

2017-02-26 07:36:12 | 算数
 うっすらと寒い朝です。
寒さが行きつ、戻りつしながら、春は来るんですよね。

 この季節は、風が強い中、満開を迎えていた、
以前住んでいた種子島の桜を思い出します。

 風が強く、さとうきびの葉音が聞こえ、柑橘類がたくさん実る家に住んでいたなぁ〜。

 昨日の教室で、まるいカラーシールを使ってお子さんと学習していました。

 まず、まるいシールが1シートに何個あるか聞くと、
はしっこから、12345…と数えて、「20!」と教えてくれました。

 次に、A4の紙にそのシールをバラバラに貼ってもらいました。
貼り終わってから、「この紙に貼った、まるいシール、いくつあるかな?」と聞くと、
再び、数えて、「20!」と教えてくれました。

 おお、そうか。
「さっき、1シート20だったから、紙に貼っても20だよ!」という段階では、まだないようでした。

 もう一度、同じシールの違う色のものを出し、再び、シールの数を聞きました。
再び、12345…と数えて、「20!」と教えてくれました。

 今度は、ここで
「今度は、ちょっと、頭を使うよ〜。このシールの数を覚えておいてくれる?」というと、
自信があるような、ないような、表情をしながらも、うなずいて
「20!」と答えてくれました。
何度か「シールの数は?」「20!」と確認して、さっきと同じでA4の紙にバラバラにシールを貼りました。

 シールを貼り終えてから、バラバラに貼ったシールの数を聞くと、
「数えるね!」と言うので、今度は、シールの横に数字を書かせて、
シールの数が見てわかるようにしました。

 そして、「20!」と最後のシールを数えて書き終わったので、
「さっき、このシートにシール何枚あった?」と聞くと、
「20!」と答えた後で、
「わ!びっくり。これと同じだ!」とシールをバラバラに貼った紙とシートを目で追っていました。

 再々度、また、違う色の同じシートを出して、
「このシートのシール何枚ある?」と聞くと、間髪入れずに「20!」と答えます。

 「本当に?数えなくても大丈夫?」と聞くと、
大きくうなずいて、「さっき、同じでびっくりしたから大丈夫!」と自信満々です。

 そこで、私が数えることにして、12345…、と数えると、もちろん、20です。
すると、その子がもう一度数えようとしたので、
「20じゃないの?」と聞くと、
「縦だったから、横はどうかなって思ったの」と言っていました。

 私の数え方が子どもの数え方と違っていて、違和感があったのでしょう。
数える方向が違っても、数がいっしょかなぁ、と思ったようでした。
数えて、「20!」と自信満々です。

 この子は、自分の数える方向と私が数える方向の違いにも気がついて、
数え直してみる、そんな細かいところにも気がつく目が育っていたんだぁ、と
私の方も内心びっくりしました。

 そして、再々度、A4の紙にシールをバラバラに貼り、
その数を聞くと、もちろん、「20!」と自信満々、にっこりしています。

 「わー!そうなんだ!びっくり!」
子どもの気持ちが動くと学んでいることも沁み込んでいくのだなぁ、と
その日のお子さんを見ていて思うことでした。

 そして、自分の気持ちが動くと、
例えば、今回のようにシールのシート縦に数えることと横に数えることを
自分で思いついてやってみようという好奇心も湧き出てくるのですね。

 こんな経験を積み重ねて、子どもと数との信頼性ができてくると、
だんだんと数の保存性もできて、算数とももっと仲良くできるかなぁ〜、
きっと、算数だけではない、色々なことを理解し、挑戦していくことにも繋がるんじゃないかなぁと
思ったできごとでした。
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快晴。

2017-02-25 12:07:51 | 日記
朝、起きると猫たちがまだ寝ています。もう6時過ぎです。いつもは私に合わせて早起きしてくれてるんだなーと思い、猫をなでなで。それとも、寒いからなのか?

とても天気がいい土曜日です。こんな日は、家にじーっとしているよりも、ちょっとでも動いた方が元気になる気がししますね、しませんか?

歩いたり、歩きながら空を見たり、木を見たり、花を見たり……そんなことをしていたら、少し元気にならないかなぁ、と思うような本当に気持ちがいい日です。

来週の講演会もこんな日になるといいな。
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お鼻の掃除。

2017-02-24 14:28:19 | 発達応援
 いつまでも、子猫気質が抜けない、ちぃですが、今年で、12歳になります。
 
 

 うちに拾われてきたときは、10歳違いの瓢太と小梅しかいなくて、
「遊んで〜」と飛びかかり、挑むたびに邪険にされていました。

 いつまで経っても子猫気質なので、今、一緒に暮らしている桃梅女子コンビには、
ちょっと、引いた感じで距離を置かれている気もします。

 そんなちぃが、甘えてくるので撫でながらしみじみと顔を見ていると、
幼い頃からとてもきれいな金色の目をしていたのが、
今では、薄い色になって、目の中に少し濃い色の部分もある感じです。

 私もちぃの子猫気質にうっかりしていましたが、猫の12歳というと、人なら64歳。
本によっては、「平均寿命」などと書かれているものまであります。

 お口のトラブルはありますが、まだまだ遊ぶ気満々のちぃ。
長生きしなさいねぇ〜〜〜、となでなですることでした。

 早朝の積込みの仕事がおわり、次の日の準備や片付けをしているときは、
私たちとは別の会社に属して入るけれど、顔なじみの方々と挨拶したり、
ちょっとした立ち話をすることがあります。

 そんな中で、毎回、挨拶ををかわす青年がいます。
とても人なつこく、以前からいる同僚とは色々話しをしたりもしています。

 ただ、言動の幼さや一人懐こ過ぎるので、
ちょっと同僚からは、どん引きされている部分もあるような青年です。

 先日、私が冷凍庫に用事があっていくと、その青年が冷凍庫の前に立っていました。
その青年は、私たちとは仕事の時間帯が違うので、今から、朝の朝礼や体操を待っている感じでした。

 そして、まだ、時間も早く、青年の同僚がいなかったせいもあったのでしょうが、
鼻に指を突っ込んで、いかんなく鼻掃除をしている最中でした。

 私は、目が点になりながらも、
「おはようございます。」と声をかけ、冷凍庫に入り用事を済ませて、外に出ると、
まだ、鼻のお掃除中…。

 うーん、と思いましたが、
『食品扱う仕事だから、鼻掃除やる場所、考えた方がいいよね。あと、人前だしね。」というと、
ハッ!と我に返ったようにして、呆然としていました。

 その子は、たまたま、ちょっとだけ油断したのかもしれません。
でも、やはり、職場で堂々と指を突っ込んで鼻の掃除をするのは、いただけません。

 気がつくと、横にはその子の同僚らしき、私と同じくらいか、年上の方々が、
見てみない振り、気がつかない風をして立っていらっしゃいました。
その子とは、微妙に、距離を置いて。

 本当に、ほんの少し注意をむけるだけで、本人も気をつけることができることです。
身だしなみ、ついしてしまう習慣、親しければ許してしまうことも、
気をつけて、やっていい場所、行けない場所を子どものうちから身につけさせたいですね。

 そうそう。
「手を洗っておいた方がいいよ。」と言い添えるんだったなぁ、と、
そのあと、しばらく、思うことでした。

 あれから、2日経ちましたが、
今のところ、鼻掃除をしているところは見かけませんでしたよ


 
 



 
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