今年の夏は暑すぎて、
もう、こんな気温が11月まで続くってよ!と
8月の頃は聞いた気がする。
ありがたくも秋はきた。
冬も確実にくるな。
夜の子ども食堂に
週一ご飯を作って持っていくようになった。
と言っても、
自腹的な出血大サービスではなく、
ちゃんと材料費いただいて、である。
きっかけは、
いつもとにかく、先を急いでいる、
しかし呑気にみえるりささんの
9月のSNSでのこんな言葉だった。
うちでも、この連休に
『食べるものがない』という
食支援依頼が増えた。
なかには、初めましての方も。
家族が多かったり、急だったりすると、
すぐに対応できるレトルトも
使わざるをえないが、手作りの
『ごはんと味噌汁、そしておかず』が
私は大好きだから、できるだけそれも届けたい。
本人さんたちは、食べれればなんでもいいと
思っているかもしれないけど、
そこで子どもたちに惨めな思いはさせたくない。
<中略>
ごはんをキッカケに、
必要な人は行政やその他機関に繋ぐ。
繋ぐまでは、ここで信頼関係を作るしかない。
繋ぐ先も信頼できる人がいい。
またこの先で、
さらに傷つく機会を増やしてはならないから。
そんな家庭、姶良にもあるの?
などといまだに言われますが、
満足に食べられず
困っている家庭はたくさんあります。
誰が困っているって、
それはなんの罪もない子どもたちです。
何もせず、保護者批判、行政批判などする方が時々いらっしゃいますが、
その前にぜひご自身ができることをしてください。
何もしないなら、
これ以上その子たちを傷つけることがないように、余計な口を開かず黙っていてください。
私たちは批判するのがとても得意だ。
もちろん、私も。
動かず、口だけ動かして、
誰かを、どこかを批判して、
その批判された人たちより、
自分は上等の人であるかのように
振る舞うのが大得意だ。
更に口だけの人助けも大好きだ。
もちろん、私も。
困っている人の力になりたい。
居場所を作りたい。
でも、どうしたらいいかわからないから
やり方を学ぶために、と彷徨う。
たぶん、
学ぶことが好きなだけで、
一生学びの旅で終えて、
充実の人生に満足して逝くのだと思う。
私もおそらく、
そうして逝くのだろうな、と
自嘲気味に笑ってしまった。
夏に話を聞いた中迎さんも
上記のりささんも、
わかんないけど、動いてた人たちだ。
これでは、だめだ。
そう思い、
りささんに
「何か作ってりささんに預けるから、
必要な人がいたら食べてもらって、
いらなかったら、りささん食べて〜」と
曖昧なLINEを送った。
すると、
・つくる人募集してる
・材料費はある
・毎週月曜(でもできるときでいいよ!)
との神返事が来て、
月曜日の夜にご飯を持っていく形態が
スタートした。
私にとって、夕飯は
その日一日を締めくくるイベントだ。
いいことがあってニコニコの日も、
嫌なことばっかりで、しょげた日も、
湯気のたったお味噌汁やご飯、
好きなおかずを絶賛し、食べる。
イマイチなおかずに
ケチをつけて怒られながらも
ばくばく食べる夕飯は、
その日あったことを良いことも悪いことも
そんな日もある、
また明日が始まるさ!と思わせる
その日の〆のイベントだった、
そんな気がする。
週に一度だけだし、
作ることができない週もあるのだけど、
もしも「作る元気がないよー」とか
「おいしそうだな」とか
「ああ、もう今日はいやだ!」と
思う日があったら、食べてくださいね。
りささんは言う。
食支援の依頼がくるといつも、
見つけてくれて繋がってくれてありがとう、と
思うのです。
昼間の子ども食堂で、
一緒に川遊びをしたお子さんが、
子どもたちがもらったおやつを私に
「一緒に食べよう。どっちがいい?」と
分けてくれたことを思い出す。
大人だからおやつなくても、
何も思わないのだけど、
なんだか、とてもうれしかった。
なんか、一緒に食べましょ!
そんな小さなお手伝いの機会。
食べてね!