日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

意思疎通と言葉。

2023-06-30 23:07:00 | 発達応援
今日は地元のカフェで、
月に一度のお子さん見守りの日でした。

毎回のおいしい賄いが楽しみなお仕事です。

私たちは、意思の疎通に「言葉」を
用います。

その発せられる言葉には、
ほぼ、日本人として、
共通理解ししている意味があります。

誰かの発言を聞き、
それに対して応えられるのは、
その発せられた言葉の解釈が、
概ね、共有できる範囲内におさまっているから、と言えるでしょう。

ただ、意思疎通するには、
いわゆる、「言葉」ではない、
雰囲気や無言の中のお互いのやり取り、
ノンハーバルと言えば良いのか、
そういうやり取りもあります。

同じものを見て、思わずにっこりして、
顔を合わせる。

やっていることに興味を持って、
じーっと見つめる。

そういう、言葉ではないやり取りも
「何を伝えたいのかなぁ」と、
お子さんのやっていることを、
言葉で表現して、声に出していると、
ビンゴのときに、お子さんが破顔一笑、
めろめろになる表情を見せてくれる。

今日は、横にすると目を閉じるお人形の
片目に指を突っ込むお子さんを見つめながら、

私「眠いねぇ」
子「……」
私「お目々、かゆい?」
子「……」
私「……!ウインクしてるねー」
子「(笑顔でうんうん)頷く」
私「アイドルみたいだね」
子「(私の方見て頷く)」

でも、それは私の思い込みで、
お子さんの方はそうではないかもしれない。

そんな、ちょっと引き目で現場を見る、
自分もいないわけではない。

その後のお子さんの機嫌の良さや
ちょっと懐いた雰囲気に、
やっぱり、気持ちが通じていたのかも、と
思い直したり。

私が仕事で出会うお子さんとのその時間は、どんなときも一回きりの時間。

短い時間であったとしても、
お子さんにとって、満足できた時間となるように。

小さな人たちの表情や仕草の
そのままを見つめて、
気持ちの交流をすることは、大切では?
と思った、見守りの時間でした。




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発達が遅れてるって…?

2023-06-29 23:09:00 | 発達応援
スーパーの目につく場所に、
メロンソーダが置いてありました。

夏ですねぇ。

ふと、
「ちょっと発達が遅れる」とか
「発達がゆっくり」とか言うけれど、
それって、何基準?と考えました。

月齢が同じ子の平均的な成長具合と
比べてのことだろう、という
理屈はわかるのですが…。

そもそもが、
人は工業規格の製品ではありません。
当たり前ですね。

子どもたちは、
同じ歳の子同士で比べて、
言葉が早いの遅いの、
立ったのが早い遅い、
歩くのが….、と比べられがちです。

また、ちょっとしたことで泣く子、
敏感、過敏な子、ゆっくりゆったりの子、
育てやすい、育てにくいと、
関心が高いからでしょうが、
本当に色々、言われがちです。

そういうことは、
たとえば高齢者の方でも、
同じ歳の方同士でも、
80代に見える方もいれば、
もっと若々しい雰囲気の方もいます。

介護をほんの少し経験して思ったのですが、
人の発達というのは、
本当に一人一人違うものなのだろうなぁと

でも、「学校に行く」という就学を目安に、
そこへの適応がうまく行くか、
行かないかに必死になっている感が、
発達という言葉の裏には薄っすらと、
見えるように思えます。

もちろん、
うまく適応できれば、
何より本人がラクです。

でも、同じ年齢の子と同じことができなくても、
できないことを嘆くのではなく、
どうしてできないかを見極めて、
それに対するサポートしていくのが良いように思います

発達は遅い、遅れてるというのはなく、
その子の持って生まれたリズムで育つものでしょう。

そのリズムを見極めて、
適切に手伝うことが大事だよなぁと
思うことでした。


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当たり前、色々。

2023-06-28 20:56:00 | 日記
昨日、体のメンテナンスに行った
アムリタさんに、釜揚げしらすをいただき、
今日はしらす丼に!

しらすがふわふわでおいしい!
毎日でも食べたくなりますね!

その、昨日の体メンテナンス中、
なんのことのないおしゃべりで私が、
「ときどき、ブリッジすると気持ちいいよねぇ」と言いました。

…あれ?
なんか間がある…。

「私の生活の中で、
ちょっとブリッジしとくか、ってないわー」

と言われ、私、ええええええっー!

アムリタさんもええええええっー!

その後、たとえば寝転んで本読むとき、
私はタンスに足かけて寝そべったり、
足を持ち上げたりしたくなります。

アムリタさんは、
「そんなことしながら読んだら、
足に意識がいって、文字が入って来んわー」と。

アムリタさんは、じーーーっと文字に
集中するそうです。

そうして色々話をしていたら、
私は色々、暮らしの中で動きがち。

「多動やん!」と大笑いしました。

たまたまのおしゃべりで知った、
自分の習慣が他の人には、
「なんだそりゃ!」な件!

こういう人それぞれの「当たり前」って、
たくさんあるのだろうなぁ、ということを
改めて意識しました。

普段は目につかない、
「当たり前」にぶち当たったとき、
そういうのもあるのかぁ〜と、
尊重したいなぁと思うことでした。





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教室あれこれ。

2023-06-27 22:01:00 | 算数
今日は体のメンテナンスへ、
アムリタさんへ。

マッサージが素晴らしいのは、
言うまでもなく。

笑った、笑った。

終わったら、
あー、私、疲れてたんだー!
と、重力を体にしっかり感じて、
しばらくしたら、
いつも以上に軽くなってました。

目が先まで見えすぎて、
家までこれまでの最速で帰ってきちゃた。

安曇野プランの算数は、
お客様にぴったりにご飯を準備して、
「ありがとー!」
「ごちそうさまー」
となる算数です。

それは、安曇野プランの算数が、
5あるから5取ってくる、
という数合わせだけではない、
やり方さえも、目的のある具体性を
目指す算数だからです。

数字という抽象的概念に、
意味を見出せないお子さんにも
先々は、数字の持つ意味をわかってもらうために、一見すると、
とても遠回りのやり方で進めていきます。

計算もできる。
ちょっとでも、算数に苦手意識がある。

そんなお子さんが、
にこにこ、でも、ちょっとだけ、
どきどきしながら、
今、モニターさんしてくださってます。

学ぶことが、
いやにならない算数です。

そして、今日は嬉しいご報告が!
これまで、宿題が進まなかったお子さんが、学校で宿題終わらせてきた!と。

小学生になって初めてのことと。

それは、先週、一緒にやった、
勉強の前の頭の準備体操を続けてくれた!
からかもしれないと。

やる気スイッチを
自分で入れられるようになったみたい。

たぶん、
お子さん本人の体感があったのかなぁと。
だから、頭の準備体操続けられたのかなぁ、と。

勉強できて嬉しそう。

私も嬉しい。

地味ーーに、
色々やってる教室です。

近隣の方は、
ご利用くださいませ。





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今を生きる!

2023-06-26 23:09:00 | 本の紹介
春眠はとうに過ぎ、
雨の少ない梅雨。

梅雨も眠い。

待っていた本が届いた!

講演会の中迎さんの新刊の本!

まだ、最初の方しか読んでいないが、
既にそこでやられた!

1冊目の本を出版したとき、
もう二度と本を出すことはないだろう、と
思ったそうだ。

その理由が、
原稿がまだ本になっていない段階で、
その本に書かれていることが、
既に過去の遺物のように感じたからだそうだ。

ああ、中迎さんらしい、と思った。

目の前で起こることに最善を尽くそうとすれば、当たり前の感覚だろう。

たぶん、講演会でも、
そのとき、その時点でのお話も
聞くことができるだろう。

でも、講演会が終わった瞬間から、
また、そこで話されたことは置いてけぼりで、先へと突っ走っていく。

講演会だけど、ライブだな、と
思う。

そして、住み良い地域なり、
社会なりをつくるには、
それらをつくる当事者になっていくことでしかつくることはできない、
と中迎さんの言葉。

拾い読みだけでも、
やる気とわくわくをもらう。

ぜひぜひお読みくださいね!

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