今日は地元のカフェで、
月に一度のお子さん見守りの日でした。
毎回のおいしい賄いが楽しみなお仕事です。
私たちは、意思の疎通に「言葉」を
用います。
その発せられる言葉には、
ほぼ、日本人として、
共通理解ししている意味があります。
誰かの発言を聞き、
それに対して応えられるのは、
その発せられた言葉の解釈が、
概ね、共有できる範囲内におさまっているから、と言えるでしょう。
ただ、意思疎通するには、
いわゆる、「言葉」ではない、
雰囲気や無言の中のお互いのやり取り、
ノンハーバルと言えば良いのか、
そういうやり取りもあります。
同じものを見て、思わずにっこりして、
顔を合わせる。
やっていることに興味を持って、
じーっと見つめる。
そういう、言葉ではないやり取りも
「何を伝えたいのかなぁ」と、
お子さんのやっていることを、
言葉で表現して、声に出していると、
ビンゴのときに、お子さんが破顔一笑、
めろめろになる表情を見せてくれる。
今日は、横にすると目を閉じるお人形の
片目に指を突っ込むお子さんを見つめながら、
私「眠いねぇ」
子「……」
私「お目々、かゆい?」
子「……」
私「……!ウインクしてるねー」
子「(笑顔でうんうん)頷く」
私「アイドルみたいだね」
子「(私の方見て頷く)」
でも、それは私の思い込みで、
お子さんの方はそうではないかもしれない。
そんな、ちょっと引き目で現場を見る、
自分もいないわけではない。
その後のお子さんの機嫌の良さや
ちょっと懐いた雰囲気に、
やっぱり、気持ちが通じていたのかも、と
思い直したり。
私が仕事で出会うお子さんとのその時間は、どんなときも一回きりの時間。
短い時間であったとしても、
お子さんにとって、満足できた時間となるように。
小さな人たちの表情や仕草の
そのままを見つめて、
気持ちの交流をすることは、大切では?
と思った、見守りの時間でした。