日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

算数の日。

2016-04-30 15:27:38 | 算数
 ジャガイモを刻んで、アスパラガスと炒め、
クミンシードを入れて更に炒め、塩とカレー粉で味付け。

 みりんの搾りかすの「こぼれ梅」に漬けた鶏肉の唐揚げ。

 ほうれん草とベーコンのバター炒め。
 2色の千切りキャベツと新玉ねぎのサラダ。
 
 豆腐とネギのみそ汁。

 ご飯を作るのは楽しくて、作り出すとあれ、これと連鎖反応のように作ってしまいます。
それは、楽しい時間です。

 でも、ぷつんと、作りたくないよー、
もう、ご飯なんか、知らんぞー、と思う日があります。

 作ることが、食べることが好きなのに、
何のスイッチであんなになげやりになるんだろうな…。

 そんなことを考えた、夕方でした。

 今日は算数の日でした。

 やってきた子どもに、
「今日は、まゆたんちに何しにきたか知ってる?」と聞くと、
「算数!」と答えてくれました。

 「どうして、ほとんど毎週、来るのだと思う?」と聞くと、
「楽しいから!」と、屈託のない返事。

 わぁ、楽しいと思ってきてくれているんだぁ、と
とても嬉しくなりました。

 更に、「ここの教室で勉強しているのはどんなこと?」と聞くと、
「5までの数」とぴしっと答えてくれたので、
「今は、5までの数だけど、10までにも、もっと上の数までいくよ~」というと、
「ああ、いやだなぁ。むずかしいなぁ。」と自分で自分の頭を捏ね繰り返していました。

 自分にとって「難しい」と予想を立てること、
とても大事なことだなぁ、と子どもの発言を嬉しく思うことでした。

 自信を持ってできなかったことが、
今では自信満々で、「はいはい」と荒っぽいほどに数を把握できています。

 大きな数字でじっくり考えられるようになるには、
この子とどんな学習をすべ気か…。
一緒に勉強する中で、たくさん間違えてもらって、基礎勉強をしっかりやって、
生活の中で、家で、学校で…、自信を持って数字を扱えるようになって欲しいと思います。

 そんなことを考えた、午後でした。



 

 

 
 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

休みやすみ。

2016-04-29 22:07:25 | 発達応援
 ふと、早朝の仕事中、
「冷蔵庫から引っぱってくる冷蔵品の重さって、どのくらいだろう…」と、
その冷蔵品を2ローリー分引っぱりながら考えました。

 冷蔵品にはB5サイズの蓄冷材が必ず2枚入っています。
1000miの牛乳8本+蓄冷材2枚がマックスの重さだと思います。
でも、すべての箱が牛乳8本入りではないのですが、
どの箱もけっこうな重さで5~8kgくらいという感じです。

 そして、1ローリーには箱が全部で32箱積んであります。
そうすると、おおよそ平均して1ローリー200kgというところでしょうか。

 ほお。
毎朝、両手に200kgの荷物を後ろ向きに引っぱっている!
しかも、緩やかなのぼりの傾斜がついているところを!
そして、およそ550個の荷物を積んだり下ろしたりしている!

 …どうりで、近ごろ、力を入れなくても力こぶのできる腕っぷしになってきた訳だわ。
そんな積込みをスポーツと思える今日この頃です。

 その早朝の積込みでも、新人のドライバーさんがいらっしゃって、
4月の最初の頃は、早く来て掃除をされたりしていました。

 感じのいい、元気な方で、積込み仲間と
「元気で良さそうなドライバーさんだねぇ」と話したりしていました。

 近ごろ、そのドライバーさんを見ないなぁと思っていたら、
どうやらお辞めになったようで、びっくりしました。
あんなに、元気で、気が利いた感じで生き生きしていたのに…。

 パートのドライバーさんだったので、
新しい職場に慣れようと一所懸命だったのでしょうね。
そう思うと、他の方より早く来て、掃除をしたり、私たちと少し話したりという姿も
大変だったのかもなぁと、ちょっとしんみりしてしまいます。

 この時期は、大人も子どもも環境が変わったり、
寒い冬から暖かい春へと季節も変わったりと変化に追われる時期です。

 こんなとき、ムリが体に出るタイプの人もいますね。

 ムリが体に出るタイプの人は、
自分が環境の変化に不安を感じていることや緊張していることを認知していないように思います。

 胸の奥底には澱(おり)が溜まったような重さがあったり、
頭の片隅には常にもやもや~っと霞がかかったような感じなのだけれど、
その正体を自分で意識できず、表面上は何事もなく過ごしてしまいます。

 だけど、体は正直で痛かったり、トイレがちかくなったりする…。
中学校で仕事をしていたとき、支援クラスでは担任もクラスメイトも変わらないのだけど、
所属するクラスが変わって、ホームルームに行こうとすると動けなくなったり、
お腹が痛くなったりする子がいました。

 本人はどうして動けないのか、お腹が痛いのかわからず、
「なんだろう。なんだろう。」とつぶやいていました。
支援クラスの先生や私や保健室の先生やと「どうして動けないかねぇ。」とたくさん話しをしました。
そして、次の年の4月、同じように動けなくなったとき、
「去年もここで、動けなくなったねぇ。」と話しをして、
やはり、たくさん、たくさん話しをしました。

 すると、「大丈夫かなぁ。お話する友だちいるかなぁ。」
「心配です。」とぽつり、ぽつりと呟くように話しはじめました。

 「そうだね。心配だね。」
「みんなはどう思っていますか?」
「他の人も同じように不安だと思うよ。」
「一緒ですか?」
「そうだと思うよ。」

 そんな話しを支援クラスの先生や保健室の先生や私と繰り返し繰り返し話しました。

 そんなことが良い経験になったのか、年齢と共に精神的にたくましくなったのか、
高校生になったときには、そんなこともなく、今では、仕事も2年目です。

 自分の内面に起こっていることを自分で内省できると少しラクになると思うので、
色々な角度から、色々な話しをしたりします。

 なにか、自分の気持ちの柔らかいところに気がつくと良いですね。
そうして、少しずつ、少しずつ、たくましくなっていくのかなぁと思います。

 新学期に疲れている子どもさんも新しい仕事に打ち拉がれている大人も
ゴールデンウィークで少しだけ、元気な心持ちになるとよいな、と思うことです。

 ふぁいと

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1、2、たくさん!

2016-04-28 19:01:35 | 日記
 明日から大型連休なのですね。
早朝の積込み仕事を始めてから、土日は休みなのですが、
祝日は仕事なので、「祝日」というもへの関心が薄れています。

 それでも5月の連休は、同僚が休みを譲ってくれて、調整できたので、
毎年、進化しつつあるクレニオセイクラルのセミナーに参加してきます。
感謝、感謝。

 子どもの数の獲得についてのことをインターネットで調べて、
「お!」と思った論文や読み物を印刷して読みあさっています。

 色々、読んでいて思うのは、
やはり、幼児、いえ、もしかしたら、乳児の頃からの
何気ない遊びが数を獲得するための土台を作っていること。

 例えば、トランプを1枚ずつ配ることもそうだし、
物を並べていくこと、数えること、分けること、そんなことが数の獲得の土台になっています。

 そして、驚いたことに数概念というものが、文化的な産物だということ。
アマゾンに住むピラハ族の数の概念は「1,2たくさん」だそうです。
そこで木の実とマッチ棒を同数にする課題をしてもらうと、
3以上の個数になると課題を解くのが困難だそうです。

 子どもが数を自在に認識できるようになるには、もっと良い方法はないかなぁ…と
読みあさっていた論文ですが、
「嗚呼、世界は広い!」と、思い、
計算だなんだ、と考えていた自分を小さく感じたりすることでした。

 さて、数の概念が文化的産物とするならば、
障害のために算数が苦手になっている子どもさんならば、
その子の中の文化はどうなっているのか、ということを意識しなくては、
数を獲得をすることは難しいのかなぁ…。
そんなことも考えた日でした。

 子どもに教える算数について調べていたら、
だんだん、私自身が数の文化や人と数についてはまっていった、
そんな昼下がりでした。

 それにしても、1、2、たくさんっていう数の概念だと、
難しい算数、数学の世界とはおそらく無縁ですね!

 うらやましいような、物足りないような…。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

思い悩むワークブックの思い出。

2016-04-27 16:22:34 | 算数
 アロマとリート部門に特化したパンフレットを作りました。

  

 技術はないものの、テンプレートを頼りに、ごにょごにょつくりました。

 私が休んだある日に別の部署で働く方が、
「あら、今日はお休みかしら?」と私のことを聞いてくださったそうです。
そしたら、同僚が「バイクのねーちゃんは、アロマの勉強に行ってる」と言ったそうで、
休み明けに仕事に行くと、ちらほらと、
「なんか、アロマやってるんだって?」
「マッサージみたいなのやってるの?どんなの?」
「なんかしてるんでしょ?紹介のパンフレットとかないの?」と、
色々な質問を受けました。

 それがきっかけで、ここ数日、夜な夜なパンフレットを作る作業をしていて、
やっとこさ、できあがったのが、上のパンフレットです。

 それにしても、その休みの日、私は養生の勉強に行っていて、
みりん三昧だったんですよね。

 これもまた、塞翁が馬、か、な?

 幼児用の算数のワークブックを見ながら、
「ああ、私はこういう問題苦手だったなぁ~」としんみりしました。

 それは、次のような問題です。


 
 問題は、「なかまのかずをしらべましょう」というようなもので、
動物がいくつ、くだものがいくつ、といった何の引っかけも、ひねりもない問題です。

 でも、それは、今だから「引っかけもひねりもない」といえるのであって、
子どもの頃の私は、「どーしたもんか…」と思い悩む問題でした。

 みなさんは、どこにそんなに思い悩むかおわかりでしょうか?

 子どもの私は、
「くだものは、ぜんぶでいくつ?」と書いてあるのだけど、イラストがりんごなので、
「くだものの数をかぞえていいのかな。それとも、りんごの数だけを数えるのかな?」と
いう部分で思い悩み、消しては書き、書いては消し、を繰り返していました。

 もちろん、「車なのか、赤い車なのか」「動物なのか、クマなのか」
他の問題もすべて、どっちかな、どっちかな、と
自信なく、不安で書いたり消したりを繰り返すそんな子どもでした。

 形で数を数えるような問題でも、同じように思い悩みました。

 

 もちろん、形で分類して数える問題ですが、こういう問題でも
子どもの頃の私は、問題部分の丸、三角、四角の大きさにひっかかり、
小さい形や大きい形をどうしたらいいのか、思い悩んでいた記憶があります。

 特に、幼児の頃に知育教材をやっていた訳でもなかったので、
こういう問題に面食らったのかもしれないとも思いますが、
同級生たちは、別に悩むふうもなくスイスイやっていた気がするので、
単に、私の理解力が弱かっただけかもしれません。

 果物の象徴としてのりんご、乗り物の象徴としての赤い車…。
そんなこと思いもしない幼き私でありました。

 そして、私はご丁寧に、果物全部の数、りんごの数、いちごの数…と書き、
この問題ならば、それぞれが1個ずつしかないけど…と不安を募り、
問題の果物の象徴として書いてあるりんごも数えたほうがいいのかな、と余計な思考回路がはたらき、
もはや、算数なのかなんなのか、混沌ワールドに陥っていくという感じでした。

 新学期。
「こんな簡単な問題できないの!?」とびっくりしている小1の保護者さんや
年中年長さんの保護者の方がいらっしゃるかもしれません。

 もしかしたら、お子さんは数を数える以外の部分に足を取られているかもしれません
そんなことを思い出したワークブックでした。

 

 
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あんのんお話会(鹿児島)の日程。

2016-04-26 16:51:10 | お知らせ
 外猫で、エサをやる訳ではなく、
会うと、「お!」とちょっとお互い立ち止まる関係の猫が居ます。

 その猫は、私を見て「にゃあ」とかわいい声で鳴き、ごろんとしますが、
ある一定以上近づこうとすると、逃げて距離をとります。

 でも、外猫なのに、物置の屋根の上できちんと香箱くんで座っていたり、
小雨降る中、短いひさしのあるところで雨宿りをしている姿など見ると、
野良ねこではないのだろうなぁ~と思うことです。

 猫の気ままな外暮らし。
こんな風景もずっと普通にあって欲しいなぁ。

 あんのんの鹿児島でのお話会の日程です。

 今回のお話会は、鹿児島でははじめてですし、特にテーマなどはありません。
発達障害や自閉傾向、特に診断がある訳ではないけど困っているお子さんがいらっしゃる保護者の方、
困っていないけれど、来てみたい方、お問い合せだけでもお気軽にどうぞ。

 話しをすることで、生まれる知恵があったり、見方があったりすると思います。
何かのヒントを持ち帰ることができるかもしれないし、話すと元気になることもあります。
そんなお話会にできたらいいなぁ、と思っています。


 あんのんお話会 鹿児島

  日時~ 2016年5月25日(木曜日)
     11:00~12:30 (ランチ付き)
  場所~ Bakery Cafe Chanaan~ベーカリーカフェカナン~
      姶良市宮島町32-8 パークビル1F
  定員~4名
  内容~自己紹介(私の取組んでいることなど。)
    支援員として、見てきた小中学校の子どもについて。
    肩肘張らず、集ったもの同士で、
    お互いの困りごとなど話して、知恵を出し合う場にもなればと思っています。

 参加希望の方は、

 annon.okiraku☆gmail.com(☆を@に変えて)


 にご連絡ください。
おって、その他詳細をお知らせします。

 メールを送られる際に、gmailの受け取りが拒否の設定にされていますと、
こちらからメールを送ることができませんので、ご自身のメールの設定をご確認ください。

 annonのHPのお知らせ欄にもアップしますので、
そちらも参考にされてください。

 http://annonokiraku.wix.com/hukuneko#!blank/cee5

 鹿児島では3月のお話会は開催できなかったので、
はじめてのお話会になります。
どうぞ、よろしくお願いします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする