アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

新たな門出を感じて・・

2022-12-31 08:00:00 | 日記
2022年もカウントダウンに入った。いつもながら月日の経つのは早いものだが、アントンKにとって特に今年はあっという間に過ぎてしまった感覚になっている。公私共に多忙だったこともあるが、今までの事、そしてこれからのことを見つめ直す良い機会になったと今では思える。人生一度切り。脇道に逸れている時間など無いのかもしれない。今の自分にとって何が一番大切なのか考えさせられている日々を送っている。
趣味の世界。これはアントンKにとっては生きている証のようなもの。これからも可能な限り、そんな充実した時間を固持していきたいものだ。さてこれから身の周りを整え、久しぶりに総譜を持って第九を鑑賞しよう。誰の演奏を選ぶか?これも楽しみの一つなのだ。

掲載写真は、今年とうとう博物館に入ってしまったEF5861号機の急行をけん引している日常の姿。確かに生まれつきの御召機であり、他の機関車とは別扱いだったのかもしれないが、普段は他のゴハチ機と同様に、黙々と客車を牽いている姿が日常だった。煌々と一灯を照らし、遠くに茶色が見えた時の興奮は、今でも忘れない。
1981-03-28       8116     EF58 61    急行 銀河52号  湯河原付近


「第九」の季節に・・

2022-12-19 19:00:00 | 日記
今年も残すところ10日あまりとなり、いつもながら時の流れの無情さを感じてしまう今日この頃である。
この年末は、いつもの第九演奏会には行かなかった。いつもとは違う年末を迎え、今までとは少し異なった時間を過ごしている状況で、もう少し自分の立ち位置を確固たるものにしたく日々を送っている感覚だからだ。鉄道撮影にも今年は、数えるほどしか出ていないで、このまま暮れていきそうで何だか情けない思いがする。演奏会もしかりであり、アントンKにとって今年2022年は、やはり節目の年、特別な年になりそうだ。
来る年、2023年は、年明け早々から色々と予定が入りつつあるので、趣味活動にも新たな動きがとれそうだ。精進して日々送っていきたいものだ。
暮に向けて、少しでも時間が取れれば朝比奈の音楽を聴いている。普段は中々勿体ない思いがして聴かず仕舞いだが、今年だけは特別なのだ。足取りがどっしりとしたベートーヴェンのエロイカの崇高さといったら、他に例えようがない。哀しみの行進の中から溢れ出す光の輪を感じ心が浄化される想いになる。そして大本命のブルックナーは、今の心境に合わせれば第7だろうか。ザンクトフローリアンの第7は、半世紀経っても未だにアントンKにとって至福の1枚に変わりはない。


僕らの憧れ!東海道ブルトレ~第1列車乗車の思い出

2022-12-14 19:00:00 | 日記
久々の更新は、10数年前に乗った「はやぶさ」のスナップから掲載しておく。
廃止まで50日を切ったこの日、アントンKにとっては憧れの諸先輩方からのお誘いを受け、オハネ25の寝台に横たわった。スタートとなる東京駅での落ち着かない心の高揚感は、今思い出してもワクワクしてくる。定刻、滑るように列車が動くと、懐かしいオルゴールが鳴り、どこか心休まる車掌のアナウンスが始まった。流れる夜景を背後に、諸先輩方との思い出話に夢中になっていた。思えば、アントンKにとってここまで鉄道撮影を継続できたのは、東海道線を走るブルートレインの存在が大きいのである。ゴハチ・ゴーナナに始まり、「あけぼの」だ、「北斗星」だと飛び火していったものの、やはりその根底には、幼少期に見た東海道線を走るブルートレインが常にあったのだと思い返している。あれだけの本数を誇った東海道ブルトレも、年々数を減らし併結を繰り返しながら残った正に最後の第1列車~第2列車には、特別な想いがあったと言っていい。
掲載写真は、この日お世話になるロクロク47号機がホームに入線してきたところをスナップしたもの。巷でもブルトレ廃止が知れていたのか、となりに停車中の東海道線の窓から覗いているサラリーマンが印象的。画面に映り込んでいる折り畳み式携帯電話も今となったは懐かしく感じてしまう。夜行列車衰退期に入っていたとはいえ、春の改正後も東北・上信越にはブルートレインは存在していたが、やはり歴史ある名列車廃止は、アントンKにとって大きな節目だったことには変わりない。
2009-01-31 東京駅にて      

清々しい朝日を感じて・・

2022-01-01 10:00:00 | 日記

早々に床を飛び出し、初日の出を拝んできた。

冬型が強まり、今朝東京でも底冷えのするキンと張りつめた空気の朝だった。ハンドルが冷たくて、うまく握れなく感じたのはいつ以来だろう。この冬、東京でも雪景色が見られそうな予感がしてくる。

清く初日の出に集中しても満足だろう事はわかってはいるが、日の出に合わせて、この時間から動き出すと、自然と線路端へと車が動いてしまう。朝の機関車重連の貨物列車は、今や全国的にも貴重な列車となった。近年こそ、財源が少なくなり単機運転のこともあるから、足が遠のいていたが、今日は特別な日。神社でおみくじを引くような感覚で、聖地と化したポイントへと向かった。結果は単機の吉!元日の朝、原色の65PFの走りを拝められただけでも縁起が良いではないか!?

アントンK、今年も前を向いて歩いていけそうである。

掲載写真は、もう5年も前に撮影した羽田の初日の出。大勢の見物客がひしめき合って日の出を待っていた光景が思い出される。このあたりも空港周辺が広がり様変わりしているに違いない。


ロマンスカーミュージアム~小田急3000形

2021-07-04 16:00:00 | 日記

孫を連れて念願だったロマンスカーミュージアムに行ってきた。

宣言こそ明けたものの、やはり人ゴミには自然と身体が気を遣うようになってしまっている。もちろん博物館側の体制も万全で、時間を区切られて入場し過密になることを避けていた。入口に併設したカフェで、「日東紅茶」の文字を発見、つい懐かしくなり見学前に一服することに・・・

アントンKの幼少時代、夏休みと言えば、箱根か日光と決まっていたようで、自家用車のなかった我が家では、日光へは東武1720系「けごん」に乗り、そして箱根へは小田急SE車で湯本を目指していたのであった。ほとんど記憶がなくおぼろげにはなっているが、ロマンスカーに乗ると車販に憧れ、カチカチになったアイスをねだった物で、確かそこに「日東紅茶」の文字があったはず。パッドで注文、キャッシュレス決済のお洒落なカフェだったが、昭和オヤジ丸出しのアントンKには、隔世の感であった。歴代のロマンスカーが並ぶシーンは涙物で、愛孫もご満悦の様子。でもやっぱり最新鋭の70000形GSEが好きなようで、お土産をねだられたのは当然の成り行きか。週末の一日、楽しい時間を過ごしたと同時に、色々考えさせられた日でもあった。

1986-03-29  小田急ロマンスカーSE車 3000形   松田にて