相変わらず地方への遠征は避けているためか、思い出すことと言ったら、昔ローカル列車に乗って何も考えずボ~と外を眺めていた思い出ばかり・・今やそんな想いが募る列車は消えてしまったが、こうして古い忘れてしまった画像の端くれを見ると不思議と思い出すものだ。当たり前、当然と思えたことが出来なくなった日常は、予想以上に長く心のより所を失ってしまったかのようで、心に空虚感がいつも漂っている。こんな想いを抱いている現在が、近い将来良き思い出として振り返られますように祈りたい。
秋真っただ中の福島に行き、東北を彩る列車たちを堪能した時の1コマ。本来カメラを構えている方向とは逆の列車が、目の前の橋を颯爽に渡っていく。秋の西日が圧倒的に美しく列車を照らし、思わず自然とシャッターを切ってしまった。一瞬のことだから、構図も不安定だし今さら補正も効かないが、どこかアントンKには懐かしく、この場面が回想される。またいつか、こんな季節に訪れてみたい。
1980-11-03 132ㇾ ED7573 東北本線:金谷川-松川
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