写真撮影には、いつもはっきりとしたテーマが必要であり、当然鉄道写真と呼ばれる分野もしかり。
しかし長年鉄道写真を記録撮影としてきたアントンKにとって、そこから離れた撮影は中々難しく思えていた。今後はカタログ的ではなく、もっと情感を伴った優しい絵柄を目指してカメラワークを楽しみたい。
もっと優しく、柔らかく、または厳しく、激しく・・・もっと不真面目な、これってアリ?、どうよ?
見ただけで心が動く写真。こんな写真はそう撮影できないが、それでもそれが今後の理想となるだろうか?
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写真は、津軽海峡線の帰りに立ち寄った八戸線のキハ40。地方ローカル線の良いところは、その土地土地で、同系列でも色々な顔を持った車輛立ちに出会えることだろう。今までは、あまりに無意識で無頓着だったが、こうして改めて考えてみると、結構奥が深いものかもしれない。
線路、田舎、気候、風土、そこに暮らす人達、そして個性豊かな車輛達。
何も難しく考えることはないんだ。撮りたいように撮る。
それに徹しよう。
一番大事な事は、続けることさ・・
2015-08-08 JR東日本/八戸線:陸中八木-宿戸