杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

ビームービー

2008年08月07日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)
ミツバチのバリーは大学を卒業したばかり。希望に満ちて社会に出たバリー(声ジェリー・サインフェルド)は、一つの仕事を一生涯続けるというハチの世界のルールを知り落胆する。外の世界を見たいバリーは生まれて初めて巣の外に。ニューヨークの街で人間に潰されそうになるが、花屋のヴァネッサ(レニー・ゼルウィガー)に助けられる。「人間と話してはならない」という掟を破り、バリーはヴァネッサと友達になるが…。

「シュレック」や「マダガスカル」を手がけたドリームワークス製作。
バリーの親友アダムの声はマシュー・ブロデリック。

社会人一年生のバリーが最初に知ったのは、一度決めた仕事は一生変わることが出来ないという事実。親友のアダムは、ちっとも気にしてないし、親だってそう。でもバリーは疑問に思っちゃうんです。そんなの変だよ!って。

外の世界を見たくて飛び出したバリーの窮地を救ってくれたヴァネッサにお礼が言うために、バリーは蜂のルールを破り彼女に話しかけ二人は友情を結びますが、ヴァネッサのBFであるケンは面白くなくて、バリーを邪魔者扱いにします。このへんのエピは人間同士でも見られる三角関係だね。

スーパーに並んだ蜂蜜の瓶を見て、人間に搾取されていると憤慨したバリーは訴訟を起こすことに。このへんは何でも訴訟に持ち込むアメリカ人の風潮を揶揄しているの?それともマジ?(^^;

色々あったものの、訴訟に勝ったバリー。でも働かなくなった蜂たちは目的を失い、花たちもまた枯れていきます。ここで、バリーは誰にも自分にしか出来ない大切な役割があることを知るのです。

このお話、人間の言葉を話す蜂とか、訴訟とか、あり得ない設定に目くじらを立てるより、製作側の意図を汲み取りその主題に気付くことのほうが重要なのね。

冒頭の会社説明をする様子はディズニーランドのアトラクションのように楽しく、蜂蜜のとろりとした質感がまたリアルで良いです。カラフルで鮮やかで愉快、でも働く意義や目的などにもきちんと目を向けるように考えられたお話でした。

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