杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

恋人はパパ/ひと夏の恋

2008年09月11日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)
1993年製作 アメリカ

離れて暮らす父アンドレ(シェラール・ドパルデュー)と一緒にバカンスを過ごすことになった14歳のニコル(キャサリン・ヘイグル)。旅先でハンサムな少年ベン(ダルトン・ジェームズ)に恋をした彼女は、彼の気を引くために父親を自分の愛人だと偽るのだが・・・。

何気なくTVのチャンネルを回してたら遭遇の作品。
仏映画「さよならモンペール」のハリウッド版リメイク作品。

ヒロイン役の少女の顔を見たことがあるような気がしていたら、キャサリン・ハイグル(グレイズ・アナトミー 恋の解剖学、幸せになるための27のドレス)だったのね。やはり美人は小さい頃から美人なんだなぁ。

両親が離婚して離れて暮らす父への「自分を忘れないで」という気持ちと、いざ一緒にいると疎ましく思う気持ち、初めての恋に戸惑い、相手に自分を良く見せたいためにつく嘘など、思春期の少女の微妙で複雑な心模様を瑞々しさとユーモアの中に描いた作品です。

バハマの美しい風景を楽しみながら、娘に振り回される中でその成長に気付く父親役をジェラール・ドパルデューがコミカルに演じています。ジェットスキーのシーンはスタントかもしれないけれど、素晴らしかったわ♪

娘の恋に協力して、その嘘にのったフリをするのは日本人の父娘ならちょっとあり得ない気もしますが、そこは仏人という設定が生きてます。そういえば、娘のついた嘘を信じ込んで顰蹙の目で彼を見る地元の人や観光客たちに、仏人のイメージって大体世界共通なんだと可笑しかったりもします。

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