杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

ラストスタンド

2014年02月09日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)
2013年4月27日公開 アメリカ 107分

かつてロサンゼルス市警察の敏腕刑事だったレイ・オーウェンズ(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、第一線を退きメキシコとの国境に近い田舎町ソマートンで保安官として静かな生活を送っていた。ある日、行きつけのダイナーのウェイトレス・クリスティ(クリスティアーナ・ルーカス)から毎朝牛乳を配達してくれるパーソンズ(ハリー・ディーン・スタントン)が来ないので安否を確認するよう頼まれ、副保安官のジェリー(ザック・ギルフォード)とサラ( ジェイミー・アレクサンダー)が見に行くと、パーソンズの死体を発見する。レイとフィギー(ルイス・ガスマン)も駆け付けるが、そこへFBIのバニスター捜査官(フォレスト・ウィテカー)から電話が入る。移送中の極悪犯が仲間の助けで脱走し、時速400キロのシボレー・コルベットZR1を駆り、最新鋭の兵器を持つ仲間とFBIを振り切って国境越えを図り逃走中という知らせだった。パーソンズを殺した犯人を追って不審な集団を発見するが攻撃を受け、ジェリーが死亡してしまう。逃走犯が麻薬王のコルテス( エドゥアルド・ノリエガ)と知ったレイは彼らが町を通ると予測し、武器オタクのディンカム(ジョニー・ノックスビル)やジェリーの親友フランク( ロドリゴ・サントロ)らと共に、旧式の銃器を手に迎撃の準備を整える。

題名の「ラストスタンド」は最後の砦という意味だそう。
FBIは良いとこ無しな展開です。人質となったエレン・リチャーズ捜査官(ジェネシス・ロドリゲス)はコルテスに買収されて内部情報を提供していた悪女だし、田舎町の保安官と見くびった態度のバニスターの指示は後手に回るだけだしね
軍隊並みの武器を装備したコルテスの仲間は、町外れの国境に橋を架けちゃってます。そのために邪魔な農場主を懐柔しようとして、失敗すると情け容赦なく殺してしまうの。いかにも田舎の頑固ジジイといった風情のパーソンズさんが死んだのはそういうわけです

かつて麻薬捜査で優秀な活躍をみせたレイは、ダイナーに寄ったトレーラーの運転手たちが自分を避けたことに不審の目を向け、パーソンズが殺された真相もすぐに見破ります。
FBIの追手が間に合わないと知ると、自分たちだけで町を守ろうとします。
とはいえ、普通に戦っても勝ち目はありません。が・・ここで武器オタクなディンカムが役に立つのよね銃器マニアの彼は「武器博物館」と称して数多くの武器を保管しており、お気に入りには名前まで付けています。中世の騎士の剣や盾、日本の兜なんかも揃ってて、殺伐となりがちな闘いにユーモアを与えていました。

フランクは昔は人気の陸上選手だったのが落ちぶれてしまっているのですが、その理由は描かれず、親友のジェリーの代わりにあっさり副保安官になっちゃって、元カノのサラとも良い感じって、少しお手軽過ぎないですかぁ?ま、美男のロドリゴ君だから許しちゃうけど

町長(ティトス・メンチャカ)が駐車禁止ゾーンに止めた愛車シボレー・カマロ ZL1。これもけっこうなマシンですので、当然クライマックスのカーチェイスで使われます。その結果ボロボロになっちゃうのよね~~車に罪はないけど町長にはちょっとイイ気味
町の住人たちもなかなかとぼけた味を出してました。危険だから逃げろと言われたダイナーの店主や常連のじーさんたちはカウンターの奥にこそ引っ込んだものの呑気に会話してるわ、アンティーク店?の一見ひ弱そうなおばーさんは店に入った脱走犯の仲間を撃ち殺すわ・・・西部劇の世界観丸出しですね

そして何よりシュワちゃんだからこそのキャラであり、成立するお話ってことですね

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