杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

ケータイ捜査官セブン 43話~45話

2016年01月03日 | ドラマ
あらすじはドラマHPより

第43話 「真の敵」
「みんなつながる」をキャッチコピーに掲げ、発売直後から爆発的な普及を遂げた量産型フォンブレイバー“ジーン”。裏で糸を引く間明(高野八誠)の企みに不穏な空気を感じながらも、ケイタらアンカー陣営は慎重に事態を伺っていた。そんな中、セブンとサードが同時に大量のメールを受信してシステムダウンする事件が起こる。そのメールの発信元はすべてジーン。しかもユーザーからのものではなく、ジーン自体の“自我”によるものだった。一方、フラネット社の社長室では、本部から抜け出した桐原(松田悟志)に間明がある取り引きを持ちかける。

いよいよ大詰めに差し掛かってきました。
真の敵は誰か、ケイタは直接宗田に確かめにいきます。
相手の顔を見て直に話せばわかる!これ、相互理解の基本ではありますが、危うい気も・・。
間明に会いに行ったゼロワンがケイタを傷つけないよう土下座して頼む姿に感動です。


第44話「ゼロワンの解」
アンカーが犯罪捜査に個人情報を流用!とケイタの少年A的写真と共に新聞に掲載され、窮地に立たされるアンダーアンカー。宗田は伊達に大きな意志に取り込まれないようにと忠告をする。セブンとサードの機能は封印されてしまう。間明に呼び出されたケイタは罠にはまり絶体絶命に陥るが、窮地を救ったのはバディ宣言をしたゼロワンだった。

ブーストフォンたちを引き連れケイタ救出に現れたゼロワン、かっこ良過ぎです(いわば、戦隊ヒーローもののキャラ総出演といった趣ですね。)機能の限界まで戦い、遂に倒れたゼロワンの「解」とは、命をかけるに値するバディを持ってその人を守り抜くというものでした。ケイタを守って死んでいったゼロワンに悔いはなかったはず。それなのに彼の魂ともいえるラムダチップを抜き取り体は投げ捨てて去っていく間明の何と憎たらしいこと


第45話 「明日未来」
間明(高野八誠)の企みによって、すべてのジーンに同時多発的に自我が芽生える。一方、アンダーアンカー本部には、捜査機器の押収を命じられた志村(勝野洋)と海斗(勝野洋輔)が派遣されていた。咄嗟の機転でセブンを取り戻したケイタは、ふたりでジーンを止めるべく奔走する。自我が膨れ上がり、端末から生命体への成長を望むジーンは並列分散リンクを繰り返し、あらゆるコンピューターとネットワークを介して増殖。ついには確たる知的生命体となり、人間に語りかけてくる。「私たちが望むのは、完全に管理された平和な世界。そのためには――」意思を持った巨大コンピューターネットワークが、人類を“最適化”するプログラムを起動させた。

自我を持ったジーンの成長速度は人間の比ではない。ウィルスを抱いたまま凍結されていたフォースを覚醒させ、サードがジーンの暴走を止めようとしますが、ジーンの進化速度の方が早く無駄死にとなります。結局セブンが自らを犠牲にしてジーンを取りこみ、自分が消滅することで人類を救おうとします。ケイタには辛すぎる選択ですが、もうそれしか道は残されていなかったのです。 全てが終わり、間明に詰め寄るケイタですが、拳は振り下ろされることがありませんでした。暴力や憎しみでは何も解決しないことをこの少年は既に学んでいたのね。未だ憎しみから解放されていない桐原との対比にもなっていて、良いシーンでした。皆がケイタのように純粋であれば良いのにね~

AIと人間の共存はまさに明日未来ですが、ケイタの考え方は、まさにその解を示していたのだと思います。人間でもAIでも、ちゃんと相手を認め信じあえる関係を築くことが大切なのよね。


どっちでもいい、が口癖だったケイタの成長も著しく、それは演じた窪田君その人の成長でもあったのかもねいいドラマに出会えたんだね

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