2018年4月13日公開 110分
東京で開かれるサミットの会場となる東京湾の巨大施設「エッジ・オブ・オーシャン」で、大規模爆破事件が発生。事件の裏には、全国の公安警察を操る警察庁の秘密組織・通称「ゼロ」に所属する安室透の影があった。サミット当日ではなく事前に起こされた爆破事件と、安室の行動に違和感を抱くコナン。そんな折、爆破事件の現場から毛利小五郎のものと一致する指紋が発見され……。(映画.comより)
青山剛昌原作「名探偵コナン」の劇場版22作目です。劇場版20作目「名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)」に登場した安室透が今回はメインキャラクターとなっています。彼は安室という名前で喫茶店でアルバイトをしているけれど、公安警察の降谷零であると同時に黒の組織の一員バーボンでもあるという謎の多い存在・・らしい(原作未読です)そうか!だからタイトルに零→ゼロが付くのか
爆破事件の容疑者として逮捕された毛利のおっちゃんの無実を証明するため奔走するコナン君。正確には蘭のためですが
ハイテク音痴な小五郎が犯人ではないことは明らかなのですが、何故彼が容疑者に仕立てられたかという疑問が出てきます。ところが、その理由が何とも・・・(本当は高校生だけど)小学生探偵のコナンにそこまで期待を寄せる時点で安室=降谷ってどうよ!・・と言ってしまってはそもそもこのお話が成立しないわけで
劇場版は回を追うごとに規模が大きくなりありえね~~!!展開が繰り広げられますが、今回遂に衛星探査機をドローンに積んだ爆薬をぶつけて警視庁への落下を防いだり、サッカーボールでカプセルの落下軌道を変えたりする荒業が登場します。安室も渋滞中の高速を片輪走行したりモノレールの線路を走ったり、挙句カジノタワーへ空中ダイブしてコナンを助けるんですね
アニメならではのスリリングな展開です。
公安警察の協力者というのが事件のキーパーソンですが、橘鏡子のキャラは少しエキセントリックな印象を受けました。互いに自らが使う民間人の協力者のことは秘密にしているとか、警察内部のパワーバランスとか、現実にありそうなところが妙に生々しいぞ 真犯人はちょっと意外でしたが、凝り固まった正義感は時に暴走するってことですかね。
阿笠博士の作ったドローンが大活躍、操縦するのはもちろん探偵団の三人というわけで、ちゃんと物語に絡んで重要な役割を果たしながら本人たちは全く気付いていない設定です
映画のエンドロールでは実写の夜景が流れ、萌えポイントにもなっていました。