田中悟の片道旅団

大阪で芝居と弾き語りをしています。

『魚の森で・・』製作日記 3

2009年04月24日 | 日記
『迷いの森で誰かと逢う』

4月に入り、台本が出来たものの、
残された時間を考えると実現の難しさが頭をよぎりました。
久しぶりに・・とゆうか相変わらず、物凄く迷いましたし、悩みました。
『このまま企画を進めるかどうか?』と。

ひとたび迷いの森を彷徨い始めると、
次々に新しい“迷い”が腕や足、体や心に巻きついてきます。
『そもそも無理な企画だったんじゃないのか?』
『誰かに求められた訳でもないのに、なんで芝居をしようとするのか?』
『まだまだ公演なんて無理じゃないのか?』
『台本も面白くないし、そろそろ才能の無さに気付くべきじゃないのか?』
などなど、などなど・・。
迷いの森に巣食う“魔”の囁きが止まりません。
不安が不安を呼んで、共鳴しあいます。
『やっぱり、何も出来ないのか・・。』

と、その時・・迷いの森で誰かと逢いました。

ONEWAYのメンバーですね。
美談にしたい訳ではありませんが、やっぱり皆の存在しかないでしょう。
あらためて相談した結果、
予定より少し遅れて4月半ばからの稽古スタートとなりました。
この企画を実行するにあたってのコンセプトの見直しもしました。

『出来の良いものを作らねばならない・・。』
とゆう執着を捨てて書いた台本なのだから、
稽古も、その執着を捨てて取り組みます。
開放された心で温かい作品を作れる集団へとステップアップ。

正直、不安だらけですが、僕が迷いの森の中にいては駄目ですね。
プレッシャーに負けない強い心で稽古を積み重ねます。
コメント
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