田中悟の片道旅団

大阪で芝居と弾き語りをしています。

カイトの怪 

2013年10月30日 | 日記
『魔女達の饗宴』から2日が経ちました。
少しずつ疲れも癒され、公演の余韻からも抜けつつあります。

今回僕が演じたカイトは、開場時、オープニング、問題編、推理時間、解答編と常に出ずっぱりでした。
単純に仕事量が多かったです。
でも多いのか?と言えば、大して多くはないんです。(少なくもないけど)
出番やセリフの量はさて置き、
バックヤードにて自分自身の許容量と向き合う作業が公演中ずっと続いておりました。

セリフとか段取りを間違わないってことはとても重要です。
でもそれは大前提としてある基本的なことであって、
役者としてはやっぱり人物をどこまでリアルに作れるかってことに重きを置きたい訳なんです。
ファンタジックな世界に存在するゴーストバスター・カイトという男を。


でもしかし、


現実的にイベントを進行させる為には、
登場人物としての『カイトの思い』のみならず、
演者としての『段取り』も優先しなければならない。

それが仕事ってやつですね。


※本番中の写真。役を演じつつ、イベントの進行もしつつ。田中悟


仕事=お客様に楽しんで頂くこと

作業=シナリオに忠実な演技をすること


仕事を成立させる為には確実な作業をすることが大切である。
そんなことをあらためて実感した公演でありました。

思えば会場となったレストラン・シェノワさんも、
お客様を魅了しつつ、基本的な作業(調理や接客)を確実に遂行されています。

仕事=目的+作業

と言ったところでしょうか。


さて、堅い話ばかりでなく…


※資料用写真撮影の合間に。カードゲームに興じるカイト。田中悟

写真のような場面はありませんが、これは…田中悟個人の単なる遊びです。

でもカイトだって休日にはトランプぐらいするかも。
いや、トランプはしばらく懲りごりでしょうね。

4人のトランプの魔女とカイト。
カイトは・・・ジョーカーだったのかも知れません。

優しいだけでなく、強くだけでもなく、神聖なだけでもない。
僕にとってカイトは誰よりもミステリアスな人物です。

またいつかカイトに会えたらいいな。



有難うございました!
コメント
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