夜
それでも普通に立っていられるかい?
世界が斜めに傾いても
アスファルトの上に立っていられるのかい?
今日の夜は午後四時からスタートしたんだ
かすかな夏の空気を感じながら
灰色の世界の隅っこで薄暮を見送ったんだ
西の空を見れば
そこにはマーブルな紫の雲が見えていたのに
俺はいつだって
そんな景色に気付かないでいるんだよ
ひずんだ音が聞こえて
ギブソンじゃあるまいしって皮肉っていたら
それは誰かのクラクションだった
もの凄いスピードで落ちていく様な印象さ
もの凄い・・・
スピードでね
それから暫くして
誰かのことを思ってみたけど
その誰かってのが
誰のことも思い浮かばない
単純な人型の影だけが
頭の中から胸の中を通り過ぎて行ったよ
辺りはすっかり夜になっていて
ビルとビルの間には
星さえ輝いていなかった
ただ大きなマンションにちらほら灯る窓明かりだけが
この世の中で一番美しく思えたんだ
いつも
そうなんだ
そして
救いを求めて歩くんだ
それでも普通に立っていられるかい?
世界が斜めに傾いても
アスファルトの上に立っていられるのかい?
今日の夜は午後四時からスタートしたんだ
かすかな夏の空気を感じながら
灰色の世界の隅っこで薄暮を見送ったんだ
西の空を見れば
そこにはマーブルな紫の雲が見えていたのに
俺はいつだって
そんな景色に気付かないでいるんだよ
ひずんだ音が聞こえて
ギブソンじゃあるまいしって皮肉っていたら
それは誰かのクラクションだった
もの凄いスピードで落ちていく様な印象さ
もの凄い・・・
スピードでね
それから暫くして
誰かのことを思ってみたけど
その誰かってのが
誰のことも思い浮かばない
単純な人型の影だけが
頭の中から胸の中を通り過ぎて行ったよ
辺りはすっかり夜になっていて
ビルとビルの間には
星さえ輝いていなかった
ただ大きなマンションにちらほら灯る窓明かりだけが
この世の中で一番美しく思えたんだ
いつも
そうなんだ
そして
救いを求めて歩くんだ
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