本番を間近に控え、ワクワク、ドキドキが急上昇のミステリー名作選『英国庭園の謎』。
稽古場がとても楽しいです。
僕らにとって稽古場は職場でありますから、ほどよい緊張感とリラックス感の中で集中して仕事(作品作り)が出来るって、とても幸せなことです。周囲の皆さんに感謝です。
そんなバックヤードの充実した空気も作品に添えてお客様にお届け出来たら良いなって思ってます。
ところで僕はどちらかと言うと『論より感情』な性格なんですが、ミステリーはある意味『感情より論』。『論より証拠』でもありながら『証拠より論』でもある。とくに有栖川作品はロジックが美しいですね。感情に流されることのないクールな推理がとても美しい。
ただ、それでいてロジックだけじゃないところも、有栖川作品の大きな魅力だと思ってます。
ロジックの果てにある感情。人間臭さって言いましょうか、根底にある大きな何かが、くすぐったい。『論と感情』どちらも大切に演じたいです。
今はこうしてあれこれ考えますが、来週からは体ひとつで作品の中に生きるとします。
論より稽古、論より本番、論よりアリスで。
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