2010年4月25日(日曜日)
風はまだすこし、冷たいけれど青空が広がり
気持ちのいい日曜日となりました。
10時半ごろ、健さんと孫の3人で中池見に到着。
さっそく、健さんは山と積まれた(摘まれた)野草の
天ぷらにとりかかりました。
わたしは孫と二人、中池見湿地の探検に・・・
孫は、もう道おぼえてるから・・・と
どんどん先を歩いていきます。
まずは「くもくも仙人の泉」でお水を飲んで
くもくも仙人の斉藤さんにありがとうと今日もよろしくね・・・と
ごあいさつをしました。
研究田の横をとおり、中江の道をすすみました。
矢板を渡してあるところはなんとかぬれずに進めたのですが
途中からはまるで小川の中を歩いているみたいでした。
しかもズブズブと一足ごとに、体が沈んでいく感覚です。
これぞ! 湿地だわ!
孫はときおり、泥に長靴がめり込んで動きが取れなくなります。
とうとう、長靴を泥の中に残したまま、足だけが一歩
でてしまいました・・・
あらあら、ソックスが泥だらけ・・・でもその泥だらけのまま
また長靴に足を突っ込みました。
どうする? 引き返す?
ううん・・・もっとずっと向こうまで行く!
と、元気いっぱい、やる気満々の孫。
ママに見せてあげたいから、1本だけお花、摘んでいっていい?
と、黄色いさわおぐるまを大事そうに、ビニールの袋に
いれました。
バイパスのところから右手にまわりこみ、今度は
トトロの木を目指して進んでいきました。
森の中に入っていくんだね・・・とうれしそうに話します。
森の中がとってもお気に入りのようです。
トトロの木のちかくで、飯田さん、桑本さん、斉藤さんと
ばったり!
ほんとうにひさしぶり!
孫は、みなさんからフジのさやをもらい、
さやを割って、種を取り出す方法を教えてもらい、
夢中になってしまいました。
種もいっぱいいただいて、大事そうにビニール袋の中へ
しまっていました。
種は指でこすっていると、光沢のあるきれいな肌が
あらわれてきます。
平たくてかたいので、種の真ん中に穴を開け
つなげると、ネックレスや腕輪にもできます。

明日、保育園へもっていって
みんなにみせてあげるのだそうです。
歩き回ってお腹がすいてきたので、健さんの天ぷらを
食べに戻ることにしました。
パリパリに揚がった蕗の葉がとってもおいしい!
トラスト小屋の前の広場では
フォルクローレグループ『エン・プレアードス』のライブも
はじまりました。
パチャママ(大地)の恵み~という儀式もあって、
(ボリビアの大地の神さまもいっしょに)
ほんとは、コカの葉をもやすところを椿のはっぱで
お供えするどぶろくのかわりに、カルピスで
大地の神さまに、収穫の恵みを感謝します。

左端が土着の神さまだそうです・・・
右側の器にお酒を入れてお供えします。
真ん中がコカを燃やす器・・・椿の葉が入ってます。
独特の器に入ったカルピスがみんなのところに
回ってきて、一口ずつ、飲みます。
孫はのどが渇いていたのか、ゴクゴクと
全部飲みほしそうな勢い!
アンデスの土着のやさしく物悲しい音色が
中池見の森の中に響き渡っていきます。
さまざまな楽器も紹介していただいたのですが
名前を覚えられなかった・・・

最後はみんなで音楽にあわせダンス・・・
孫ははずかしいのか、凍り付いていました・・・

さて、おまちかねの泥んこ遊びがはじまりました。
水を張った田んぼの泥も朝からの陽射しのおかげで
あったかい!
なかなか泥のなかに足を入れられなかった孫も
ジィジに手を引かれやっと、ひざまで入ることができました。

もう1回、ぐるっと歩こうよという孫に
また今度ね・・・と約束して家路につきました。
疲れ果てたわたしは、家に帰り着いたとたん、
お布団へ直行し、そのままバタン・キュー・・・
気がついたのは、午後8時というありさま。
明日からの1週間はまた、目の回るほど忙しい日々に
なります。