はるみのちょっとTea-time

日々の暮らしのなかで感じたこと、市民運動のことなどわたしのことばで、つづります。

24日は、中池見湿地「春の野道と食いしん坊」

2016-04-23 | 中池見

明日、4月24日は中池見湿地で

毎年恒例の「春の野道と食いしん坊」が行われる。

今年は、トラスト運動20周年の年でもある。

主催は、NPO法人・ウエットランド中池見と緑と水の会、

中池見を伝える女たちの会。

4月22日の世界アースデーにちなんでの行事である。

いつもは、健さんといっしょに天ぷら係をつとめるのだが、

わたしは、名古屋での講演会があって、参加できない・・・

お天気の方は、曇りで降水確率30%とのことだから

日中はだいじょうぶだろう。

タラの芽や、スギナ、やぶ椿などなど、

山野草の天ぷらのおいしさは、格別だ。

ぜひ、中池見湿地へおこしくださいね・・・

参加費は200円。

 

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やっぱり今大地は問題児

2015-10-12 | 中池見

8時のしらさぎで東京へ・・・

昨晩は、きちんと睡眠をとったはずなのに

しらさぎでも爆睡、ひかりでも爆睡。

中池見のシンポジュームでは、

いつでもどこでも問題児発言で会場を凍り付かせ

参加したみなさんをいや~な気分にさせ

東京駅でおいしい牛タン定食をたいらげ

無事、我が家に到着。

明日は、病院でリハビリを受けリフレッシュに励む予定。

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中池見湿地 15年で20万人

2015-05-15 | 中池見

中池見湿地 15年で20万人

http://www.yomiuri.co.jp/local/fukui/news/20150514-OYTNT50088.html

◇敦賀市 維持財源 有料化も検討

敦賀市樫曲の中池見湿地の入園者数が14日、環境保全エリア「人と自然のふれあいの里」の開園した2000年5月以降、20万人に達した。12年のラムサール条約登録で知名度が高まり、来訪者は大幅に増えているが、将来的な維持管理費の財源確保などの課題にも直面している。

 20万人目の来訪者は市内の藤ヶ丘保育園の園児約30人。記念の花束を受け取った宮松桃花ちゃん(5)は「大好きな場所で、何度も来ている」と喜んだ。

 中池見湿地は、山や断層が谷川をせき止めた「天然ダム」に、枯れた植物が泥炭層となって堆積した珍しい地形だ。広さ約25ヘクタールに約3000種類の動植物が生息する。かつて液化天然ガス(LNG)備蓄基地の建設が計画されたが、事業者の大阪ガスが断念して土地などを市に寄付した。

 年間の来園者数は1万~1万5000人で頭打ちしていたが、同条約に登録された12年度は約2万1000人。13、14年度はさらに増えて約2万8000人だった。

 一方で、湿地の保全・活用で悩みの種も多い。北陸新幹線の県内延伸ルートが、周辺の山を含む条約登録エリア(約87ヘクタール)を通る。湿地への影響を抑えようと、今月に入りやや東側のルートに変更されたが、登録エリアを横切ることに変わりはない。地元のNPO法人「ウエットランド中池見」事務局の笹木進(72)さんは「湿地の地下水に影響しないかが心配」としている。

 年間2000万円程度の維持管理費は、市の基金を取り崩して捻出している。基金残高は14年度末で約1億7000万円で、10年以内に枯渇する計算だ。市は入園の有料化の可能性も検討する方針だが、残された期間はさほど長くない。

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新幹線のルート変更

2015-05-09 | 中池見

ルートは変更になったけれど・・・

読売新聞と中日新聞の記事をアップ

 

http://www.yomiuri.co.jp/local/fukui/news/20150508-OYTNT50169.html

新幹線ルート変更

◇国交省承認 湿地部分東に避ける

北陸新幹線の敦賀延伸ルートがラムサール条約に登録された中池見湿地(敦賀市樫曲)を横切る問題で、鉄道建設・運輸施設整備支援機構は8日、周辺ルートを変更すると発表した。同機構が有識者で設けた委員会が3月、地下水や動植物などへの影響が大きいとして、現行ルートの見直しを提言していた。

 この日、国土交通省がルート変更を了承した。機構は、環境影響調査を行った2002年当時の「アセスルート」が湿地南側の集落を分断することから、湿地の水源の一つとされる山を横切る現行ルートに変更した。

 この日決まった「新ルート」は、湿地部分では現行ルートから最大150メートル東側に移り、当初のアセスルートに近い。一方、湿地南側では現行ルートに近い場所を通り、集落の分断を避けている。

 政府は北陸新幹線の敦賀開業を、3年前倒しして2022年度中とすることを今年1月に決定。計画実現には用地取得が最大の課題で、県などが機構に同湿地周辺ルートの早期変更を求めていた。

 

地下水への影響低減 新幹線のルート変更を認可

 北陸新幹線の認可ルートが、ラムサール条約登録湿地の中池見湿地(敦賀市樫曲(かしまがり))を通過している問題。建設主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構は八日、直接湿地を通過しないルートに変更することへの認可を、国土交通省から受け、問題解決を図ることになった。

◆湿地南側集落分断も回避

 同機構や県によると、単純にアセスルートに戻すのではなく、さまざまな調整を加えた。湿地脇の山を貫くトンネルの標高を、アセスルートよりも高く設定し、地下水への影響を低減。湿地の南側については、そこに位置する集落の分断を避けるため、認可ルート寄りの線形にした。

写真

 同機構は、これらの変更で「費用面の増減は考えていない」と説明。湿地南側は認可ルートに比べて「急カーブ」となるが「最高速度は出せないが、運行面に大きな影響は、ないのではないか」とする。

 この問題をめぐっては、環境に及ぼす影響を探る専門家委員会が検討を重ねた結果、湿地通過を避けるのが妥当、との判断を示した。委員会の判断を受け、県なども、早急にルート変更の手続きを進めるように求めていた。

 用地交渉などを担う県は「地元への説明や測量などの手続きを早急に進めたい」としている。

(桂知之)

◆自然保護団体は歓迎の声

 北陸新幹線の認可ルートが中池見湿地を横切らないルートに変更された八日、湿地への影響を極力回避したとして自然保護団体からは評価する声が上がった一方、地元からは水が命の湿地だけに、影響を不安視する声も上がった。

 鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)に再三、認可ルートの見直しを求める要望書を提出してきた日本自然保護協会は「より影響の小さいルートとなったことは評価できる」と歓迎。「今後、環境影響がより回避・軽減される具体的な工法を検討するとともに、工事による影響を長期間にわたり監視するよう求める」とコメントした。

◆NPOは水環境に懸念

 一方、地元のNPO法人ウエットランド中池見の笹木智恵子理事長(69)は「水が命の湿地だけに、水環境への影響が出ないか心配」と懸念。「専門家委員会では、認可ルートとアセスルートの二者択一ではなく、第三のルートについて、もっと真剣に議論すべきだった」と振り返った。「他のラムサール条約登録湿地にとって中池見が悪い前例とならないよう注視したい」と話した。

 夫の進さん(72)も「われわれの手を離れ、これは敦賀だけではなく、もはや世界の問題」とした上で「環境省やラムサール条約事務局がどう判断するのかが気になる」と話した。

(角野峻也)

 

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第3のルートは、姿を消すのか・・・

2015-03-16 | 中池見

今朝の各新聞で大きく取り上げられた新幹線ルート・・・

一応、運輸機構は第3のルート案も提案したようだが、

委員会がそれをけったとは・・・なんか出来レースのような気がする・・・

北陸新幹線、認可ルート見直しへ 中池見湿地問題

http://digital.asahi.com/articles/ASH3H4S2MH3HPGJB001.html

ラムサール条約に登録された中池見湿地(敦賀市)を北陸新幹線建設予定ルートが通る問題で、建設主体の鉄道・運輸機構は15日、同市内で専門家による環境事後調査検討委員会の最終会合を開いた。国が工事認可した「認可ルート」と、事前に環境影響評価環境アセスメント)を実施した「アセスルート」の自然環境への影響が議論されてきたが、委員会は「アセスルートの方が影響が小さい」とする提言をまとめた。機構はアセスルートを基本にした新ルートの検討に入ることを明らかにした。

 建設ルートを巡っては、機構は当初想定していたルートで環境アセスメントを実施。その後、集落を分断するなどの理由でルートが一部修正され、約100メートル湿地寄りのルートが2012年に国に認可された。

 委員会は13年末から会合を4回開き、動植物の生態系や湿地の水位などへの影響を二つのルートで検討。最終会合後の会見で松井正文委員長(京大大学院教授)は「アセスルートの方が自然環境への影響は極めて小さかった」と説明。「アセスルートを基本に、より影響が小さい方法で工事を進めてもらいたい。環境モニタリングは新幹線開通後も続けてほしい」と述べた。機構からは湿地を大きく回避したルート案も委員会に示されたが、カーブが大きく新幹線ルートとしては現実的ではないという認識で一致したという。

 提言を受け、鉄道・運輸機構大阪支社の斉木功・工事第三部長は「認可ルートで工事を進めることはあり得ない。アセスルートを基本に速やかに新ルートを検討し、国に変更認可申請をしたい」と表明。国は北陸新幹線の敦賀延伸を3年前倒しする方針を決めているが、「(ルート変更しても)大きな影響はないと考えている」とした。

 一方、自然保護団体は湿地を通らない別のルートの検討を再三、機構や国に求めてきた。NPO法人「ウエットランド中池見」の笹木智恵子理事長は「アセスルートに戻ったところで湿地に悪影響を及ぼす」と指摘し、「アセスルートで工事を進めたら、条約を守らないという前例を世界に示すことになり、日本は国際的な信頼を失う」と警告している。(大野正智、堀川敬部)

 

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中池見湿地へようこそ・・・YouTubeでどうぞ!

2015-02-19 | 中池見

ウエットランド中池見の会員・桑本順子さんの映像が

YouTubeにアップされました!

中池見の素晴らしいところを余すところなく、伝えてくださっています。

ぜひ多くのみなさんに、観ていただきたい!!!

「中池見湿地へようこそ」はこちらから

         ↓

https://www.youtube.com/watch?v=bBN1pu2nXvI

そうそう、週刊SPA!にも記事が載りました。

「トンボの楽園を北陸新幹線が破壊する」という内容です。

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敦賀バイパス第17工区

2011-06-06 | 中池見

2011年6月6日(月曜日)
今日は「敦賀バイパス道路建設促進帰省同盟会」の
総会に出席。
この同盟会の会長は敦賀市長である。

産経建設常任委員会に所属しているので
理事という肩書きがついているわたし・・・

総会のあと、
国土交通省近畿地方整備局福井河川国道事務所の
所長ら4人との意見交換会があった。

敦賀バイパスの今年度の予定は、第17工区の調査だとか。
この第17工区は、中池見湿地の西側に位置している。
2008年に国土交通省近畿地方整備局が改良工事を計画。
そのときのブログ↓ 
http://blog.goo.ne.jp/aran1104/c/44ee10d1f6562fcc856d0ab01502805a/2

で、今日はこのバイパスの4車線化を目指すというお役人に質問。

福井県と敦賀市がラムサール登録地を目指し
国定公園として整備をすすめている「中池見湿地」があることから
環境省や福井県の環境課、敦賀市の環境課と協議しているのか。

08年の新工法をそのまま使うつもりなのか。

環境影響評価はどうなっているのか。

どの質問に対しても100%お役人答弁・・・
はっきり答えたのは
工事のための調査をおこなうということのみ。

環境省や福井県との協議はなし。
環境影響評価は必要なし。
ということのようだ。

市長はラムサール登録地を目指すと明言し
敦賀市の最重要要望事項として福井県に提出している。

市長!いやここでは会長!
なんとか言ってよ!と心の中でつぶやくわたし・・・
敦賀市側はなんで誰も発言しないんだ?

何度も手をあげるわたしに、まだ言うのか・・・
と、事務局や会場中が無言で迫ってくる感じだ。
わたしにやめろ!ともいえない事務局サイドは
冷や汗をかいているのだろうか・・・

国定公園化も最終段階を迎えていると聞く。
ラムサール登録地を目指している以上
市として国土交通省に対し、4車線化が湿地に
どのような環境の影響をあたえるのか調査を求めるべきだ

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南方熊楠賞に河野昭一さん 植物の「生活史」解明

2011-03-10 | 中池見

2011年3月10日(木曜日)
な・な・なんと!
今日は5階議場のトイレに携帯電話を置き忘れ・・・
事務局の職員さんが見つけてくれて、無事でした。

トイレにドボンはしたくないからと用心して、
トイレの棚においたまま、持って出るのを忘れてしまったのです。
あ~情けない・・・

しかも今朝は、花粉症の薬を飲んでこなかったせいで、
委員会の間中、くしゃみと鼻水の総攻撃にあい、
マスクの中は、グジャグジャ・・・
鼻水が垂れてこないように始終、上を向いていなくちゃなりません。

薬を飲んで、眠気と闘うか、飲まずに花粉症と闘うか
非常に苦しい選択が続きます・・・

午後からは、短大の特別委員会に委員外議員で出席。

市の担当課と短大からの説明の後、議員間討議。
短大と看護学校の生き残りをかけた重要な案件です。
委員会としても、しっかりと調査をしなければなりません。

さて、今日の朝日新聞の人欄には
京都大学名誉教授の河野昭一さんの記事が!
しかも南方熊楠賞を受賞のニュース!!!

河野先生は、中池見湿地の救世主です。
そして女性のつよ~い味方・・・

中池見を守るために、仲間たちがここまでがんばってこられたのも
河野先生のとびっきりの笑顔とつよ~いオーラのおかげ・・・
わたしたち中池見の仲間にとっては、
夢を実現してくれるドラえもんみたいな存在なのです。

健さんはその記事を切り抜いて、八新のお店の壁に貼り出してあります。
みんなでお祝いしなきゃ・・・

人欄の記事がwebで見つからなかったので、サイエンスに載った記事を
アップしておきます・・・

http://www.asahi.com/science/update/0309/OSK201103090039.html

南方熊楠賞に河野昭一さん 植物の「生活史」解明

第21回南方熊楠賞(和歌山県田辺市、南方熊楠顕彰会主催)に
京都大名誉教授で植物学者の河野昭一さん(75)が決まった。
田辺市などが9日発表した。

河野さんは、林の中で育つ植物の観察を通じて生態を調べ上げ、
その「生活史」の詳細を解明。
また、多彩な植物の研究から、自然林の保全と保護に
力を入れてきたことなどが評価された。
河野さんは北海道出身。
富山大教授などを経て1984年に京都大教授に就任。
京都大総合博物館の設立に尽力し、97年から初代館長を務めた。

同賞は、田辺市に住み粘菌などの研究を続けた南方熊楠を顕彰し、
没後50年の91年から贈られている。
毎年、人文部門と自然科学部門から交互に受賞者が選ばれる。

コメント (1)
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ヨシ枯れ“冬色”中池見湿地

2010-12-03 | 中池見

2010年12月3日(金曜日)
市役所2階に市長室の前を通り、おとなりの防災センターへと続く通路がある。
防災センターや消防署と接続するところにある大きなガラスのドア・・・
わたしはこのガラスのドアが実は、お気に入りなのだ。

そのガラスのドアに映っているのは、通路を歩くわたしの姿・・・
なぜか、モデル並みにスタイルのいいわたしである。
足だって、細くて長い。
虚像だとわかっていても、ずいぶんと気分良く歩けるのだ。
鏡のように、はっきりと映らないのもいい。
このドアに映るときのわたしは、女優かモデルの気分なのだ。
アホみたいな自己満足・・・にひたりながら今日もこの通路を歩いて
記者クラブ室へと向かう。

さて、福井新聞の福井のニュース「今日の一枚」に
中池見湿地が取り上げられていた。
中池見の冬景色にもいろんな顔がある。

http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news0/index.php?page=article&storyid=25118&storytopic=11
ヨシ枯れ“冬色”中池見湿地 敦賀

       

一面に広がる茶色のじゅうたん―。
冬本番を間近に控えた福井県敦賀市樫曲の中池見湿地は、
ヨシが枯れた姿を見せ“冬色”に染まっている。
約25ヘクタールの同湿地は、
山に囲まれ3千種もの動植物が生息している。
1千年以上前から田んぼとして利用されていたとされ、
絶滅危惧(ぐ)種も多い。
大阪ガスの液化天然ガス基地建設計画による消滅の危機を乗り越え、
現在では「里地」としての重要性が注目されている。
春から秋にかけては緑のヨシ原が広がり、
カエルや虫の声が響いた湿地に間もなく本格的な冬が訪れる。
ヨシの「じゅうたん」の下で、
生き物たちも静かな冬を迎える準備を進めている。

 

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中池見湿地に風が吹く

2010-11-20 | 中池見

2010年11月20日(土曜日)
今日は「ナチュラリスト敦賀・緑と水の会」の創立20周年の記念パーティ。
いっぴんもちよりわいわい茶話会である。

20年前のビデオの上映もあった。

仲間たちの若々しい姿や、まだ幼かった子どもたちが中池見で遊ぶ姿が
画面いっぱいに映し出されると、なつかしさに「わぁ~」と声があがる。
仲間たちの地道な活動がガス基地建設から中池見湿地を守り、
ラムサール条約登録地をめざすまでになった20年の歳月とその想いが
画面と重なり、感動に胸がふるえた。

わたしが中池見湿地の運動に正式に加わったのは1995年からだ。
わたしのこれまでの15年は、まさに激動の15年だった。
人生の転換期でもあった。

一歩、足を踏み出す勇気を教えてくれた友人の恵子さんの一言が
今日はことのほか、思いいだされてならない。
「変えたいと思うあなたが動けばいい・・・」

そしてわたしは風を吹かせるために、わたし自身が風になると決めた。

風は行政や企業の進路さえ変えてしまうことを中池見湿地の保全運動が証明してくれた。
しなやかにしたたかに、そしてしつこく・・・今日も湿原の風は舞いつづける。

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夢が夢で終わることなく・・・

2010-10-27 | 中池見

2010年10月27日(水曜日)
2010年度の福井新聞文化賞にウエットランド中池見が選ばれたとの
ニュースが飛び込んできた。
今年は日本ユネスコ協会の未来遺産に登録されるなど、
中池見湿地の地道な保全活動が高く評価された記念すべき年となった。

また、名古屋で開催されているCOP10では、メダカやタガメなど
絶滅危惧種が生息する水田を保全する決議案に合意したとのこと。
中池見湿地の生物多様性はまさにこの水田耕作がつくりあげてきたものだ。

ラムサール登録地を目指す中池見湿地にまたひとつ、希望の星がふえた。
大阪ガスのガス基地建設という大きな障害に市民だけで立ち向かい、
湿地の保全に全力で取り組んできた仲間たちのラムサール登録地への夢が、
夢で終わることなく実現に向かって着実に実を結ぼうとしている。

http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news0/24443_5.html

荒川さんらに福井新聞文化賞 ウエットランド中池見も

2010年度の福井新聞文化賞が決まった。
先鋭的な現代詩作家で、文芸評論など幅広く活躍している
荒川洋治さん(61)=東京都=と、
福井県敦賀市樫曲の中池見湿地の保全や生物・植物調査などに取り組む
NPO法人「ウエットランド中池見」が輝いた。
贈呈式は11月5日、福井新聞社・風の森ホールで行われる。

荒川洋治さん 1949年、坂井市三国町生まれ。
日本を代表する現代詩作家の一人。
詩作はもとよりエッセー、文芸評論、放送と幅広い分野で活躍。
現代詩にとどまらず文学全般を見据えたメッセージが、
中央文壇に刺激を与え続けている。

中学時代から文学に親しみ、詩人の故則武三雄に大きな影響を受けた。
藤島高から早稲田大に進学し、卒業論文「娼婦論」(71年)を第一詩集として刊行。
74年に自ら立ち上げた詩書出版の「紫陽社」からは、
多くの若手詩人の第一詩集を送り出している。

76年に第二詩集「水駅」でH氏賞、98年には詩集「渡世」で高見順賞、
エッセーでは「忘れられる過去」(2004年)で講談社エッセイ賞、
評論集「文芸時評という感想」(06年)で小林秀雄賞など、受賞多数。
著作は50冊を数える。

1994年度から「福井ふるさと大使」として本県PRに貢献、
県内でも講演などを通じ、文学や言葉に対する思いを伝えている。
北陸現代詩人賞の審査員も務める。東京都東村山市在住、61歳。

NPO法人ウエットランド中池見 
敦賀市の中池見湿地の保全、調査研究を目的に2003年に発足。
大阪ガスLNG備蓄基地建設計画に反対したグループ「中池見湿地トラスト」の
メンバーを母体に、理事長の笹木智恵子さん(64)=同市東洋町=ら
同市民をはじめ会員は全国に約130人。

湿地の自然観察会は、毎月の定例会に加え、学校や各種団体の要請を受けて開催。
年間県内外から約500人の参加があり、
湿地の貴重性や重要性を広く訴える機会となっている。
外来種の駆除や用水路の清掃など、人の営みと自然が融合した
「里地」としての保全活動にも汗を流す。

環境省や日本自然保護協会などの学術調査にも貢献。
環境省が全国1千カ所の森林や河川、干潟、里地里山の生態系などを調査する
「モニタリングサイト1000」の一つに選ばれ、
メンバーが植生などの定点観測を行っている。

全国のシンポジウムにも積極的に参加して情報発信を行っているほか、
同湿地のラムサール条約登録に向けた活動も進めている。

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わたしのCOP10 in 中池見

2010-10-23 | 中池見

2010年10月23日(土曜日)
名古屋で開催中のCOP10
今日はエクスカーションがあり、中池見湿地へも
多くのみなさんが参加されました。
ほとんどが外国の方ばかり・・・

わたしも「ススキでバッタ」作りを担当するべく中池見へ・・・
ところが肝心のススキの葉っぱが硬くなりすぎていて
十数本ちかく、試してみたけれど結局、ひとつも完成せず・・・

やわらかい葉は長さが足りなかったり、
葉脈が細すぎてすぐにちぎれてしまうし・・・
もう少しで完成! というところでプッツンしたときには
熱心に見詰めていた参加者の方からも「ア~・・・」と
残念そうなためいきが・・・

今日は中池見湿地から
「わたしのCOP10 in 中池見」をお届しましょう。

       
        今日の日のために展示された写真の数々

  

             

中池見の鳥類標識調査の様子も紹介されました。
この鳥は「アオジ」英語ではブラック・フェイスといいます。

                



                    

    

         

               
 
         
   
    


                
         
         

                      

            

            
    クモクモ仙人の泉のそば・・・デンジソウとカエル・・・

           

     

                     

             

     

                  

             


     
          まるでサンゴのように見える!

              

       
              


   

                 

     
        この蜘蛛を追いかけていたら・・・
    顔と頭は蜘蛛の巣だらけ、服はヌスビトハギだらけ!

        

             

        

            おおきな おおきな アケビ!

 そして今日の締めくくりは、本町界隈から見たお月さま

     

               


       
                     
  

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COP10に中池見湿地が参加

2010-10-12 | 中池見

2010年10月12日(火曜日)
今日、情報公開された資料は1500枚あまり・・・
ずっしりと重い。
チェック作業開始!とばかりにはりきってページを繰るが
かなりの重労働だ。
とにかく半端な量じゃない。
しかも字が細かい!
天眼鏡片手に読むだけで、頭も目も痛くなってきた。

さて昨日から名古屋で始まった国連地球生きもの会議(COP10)
中池見湿地からも関連の行事にNPOが参加する。
10月23日には国際会議参加者による
中池見湿地の現地見学会も開催される。

今回のCOP10 への参加は、ラムサール条約登録に向けて
大きなはずみとなるだろう。
11日の中日新聞にも大きく取り上げられていた中池見湿地・・・
残念ながらWEBには出ていない。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20101009-OYT8T00952.htm

COP10 中池見湿地
PRNPO理事長 関連行事でパネル展示など
 
18日に名古屋市で始まる生物多様性条約第10回締約国会議
(COP10)の関連行事に、
中池見湿地(敦賀市樫曲、約25ヘクタール)の保護に取り組む
NPO法人「ウエットランド中池見」から、
笹木智恵子理事長(64)が参加する。
ウエットランドは中池見湿地を、貴重な湿地の保全を目指す
ラムサール条約に登録することを目指しており、
国際的な発表・交流会などに出席。
登録実現に向け、生態系の豊かさを世界にアピールする。

COP10は、多様な生物が生息できる地球環境の保全、
利用を話し合う国際会議で、会場周辺で国内外の
NPOや自治体、政府機関によるフォーラムなどがある。
ウエットランドは18、19日に熱田神宮公園で、
約3000種類の動植物が生息することなど、
中池見湿地の特徴をまとめた地図、
写真付きパネル1枚(A3判)を展示する。

白鳥公園で18~29日、中部7県の環境団体の取り組みを紹介する
コーナーでも、湿地の現状などをパネルやパンフレットで紹介。
かつて大阪ガスの液化天然ガス(LNG)備蓄基地の建設用地に
浮上したが、計画中止で消滅の危機を免れたことや、
外来植物の侵入という新たな課題が持ち上がっていることを伝える。

このほか、ウエットランドなどが参加するフォーラム
「ユネスコ未来遺産運動と自然再生」が25日、
名古屋学院大体育館である。
笹木理事長は「今回の参加は、ラムサール条約登録に向けた
ステップアップになる。他の参加者との交流も深めたい」と話している。
(2010年10月10日  読売新聞)

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大活躍! ウエットランド中池見!

2010-07-06 | 中池見

2010年7月6日(火曜日)
ウエットランド中池見の笹木さんが(財)日本自然保護協会の
~NACS-J生物多様性の道プロジェクト~  
7/3-4 市民調査全国大会 
の分科会で報告をした様子がNHKのニュースで
取り上げられました。

7月31日から8月2日まで開催される
第52回自治体学校in福井の現地分科会でも
「中池見湿地で学ぶ、自然生態系保全」と題して
NPO法人・ウエットランド中池見との交流が
中池見湿地で展開されます。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100703/k10015518111000.html

“生物多様性守る” 全国大会

ことし10月に「生物多様性」をテーマにした
国連の会議「COP10」が名古屋市で開かれるのを前に、
住民レベルで生物多様性を守っている各地の団体が集まった大会が
東京で開かれ、地元ならではのきめ細かい調査や
手軽な方法で参加者を増やす取り組みが紹介されました。

日本自然保護協会が東京・渋谷区で開いた大会には、
絶滅のおそれがある生き物の保護といった、
生物多様性を守る活動をしている全国の120の団体が参加しました。
大会では、福井県で湿地を守るために観察会を20年間、
毎月続けているNPOが報告しました。
NPOの代表者は、観察会の結果をもとに、
湿地の周辺の地図に鳥や植物の生息状況や保護が必要な場所を
色を分けて表示した作品を紹介し、
地元ならではのきめ細かい調査は価値が高いと訴えました。
一方、新潟県の博物館の学芸員は、住民が自然を観察した結果を
インターネットで簡単に登録できるシステムを使って
「花ごよみ」を作った取り組みを紹介し、
手軽な方法やわかりやすい成果が参加者を
増やすことにつながると述べました。
日本自然保護協会の開発法子事務局長は
「地元の自然に親しんでいる住民は、
生物多様性に大きな貢献ができる。
地域の活動が世界の自然保護にもつながる」と話していました。

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中池見~大地と太陽と生き物のめぐみを浴びて楽しい1日~

2010-04-25 | 中池見

2010年4月25日(日曜日)
風はまだすこし、冷たいけれど青空が広がり
気持ちのいい日曜日となりました。

10時半ごろ、健さんと孫の3人で中池見に到着。
さっそく、健さんは山と積まれた(摘まれた)野草の
天ぷらにとりかかりました。

わたしは孫と二人、中池見湿地の探検に・・・
孫は、もう道おぼえてるから・・・と
どんどん先を歩いていきます。

まずは「くもくも仙人の泉」でお水を飲んで
くもくも仙人の斉藤さんにありがとうと今日もよろしくね・・・と
ごあいさつをしました。

研究田の横をとおり、中江の道をすすみました。
矢板を渡してあるところはなんとかぬれずに進めたのですが
途中からはまるで小川の中を歩いているみたいでした。

しかもズブズブと一足ごとに、体が沈んでいく感覚です。
これぞ! 湿地だわ!

孫はときおり、泥に長靴がめり込んで動きが取れなくなります。
とうとう、長靴を泥の中に残したまま、足だけが一歩
でてしまいました・・・
あらあら、ソックスが泥だらけ・・・でもその泥だらけのまま
また長靴に足を突っ込みました。

どうする? 引き返す?
ううん・・・もっとずっと向こうまで行く!
と、元気いっぱい、やる気満々の孫。

ママに見せてあげたいから、1本だけお花、摘んでいっていい?
と、黄色いさわおぐるまを大事そうに、ビニールの袋に
いれました。

バイパスのところから右手にまわりこみ、今度は
トトロの木を目指して進んでいきました。
森の中に入っていくんだね・・・とうれしそうに話します。
森の中がとってもお気に入りのようです。

トトロの木のちかくで、飯田さん、桑本さん、斉藤さんと
ばったり! 
ほんとうにひさしぶり! 
孫は、みなさんからフジのさやをもらい、
さやを割って、種を取り出す方法を教えてもらい、
夢中になってしまいました。

      

種もいっぱいいただいて、大事そうにビニール袋の中へ
しまっていました。
種は指でこすっていると、光沢のあるきれいな肌が
あらわれてきます。
平たくてかたいので、種の真ん中に穴を開け
つなげると、ネックレスや腕輪にもできます。

       

明日、保育園へもっていって
みんなにみせてあげるのだそうです。

歩き回ってお腹がすいてきたので、健さんの天ぷらを
食べに戻ることにしました。

パリパリに揚がった蕗の葉がとってもおいしい!

トラスト小屋の前の広場では
フォルクローレグループ『エン・プレアードス』のライブも
はじまりました。
パチャママ(大地)の恵み~という儀式もあって、
(ボリビアの大地の神さまもいっしょに)
ほんとは、コカの葉をもやすところを椿のはっぱで
お供えするどぶろくのかわりに、カルピスで
大地の神さまに、収穫の恵みを感謝します。

        

      左端が土着の神さまだそうです・・・
            右側の器にお酒を入れてお供えします。
      真ん中がコカを燃やす器・・・椿の葉が入ってます。

独特の器に入ったカルピスがみんなのところに
回ってきて、一口ずつ、飲みます。
孫はのどが渇いていたのか、ゴクゴクと
全部飲みほしそうな勢い!

アンデスの土着のやさしく物悲しい音色が
中池見の森の中に響き渡っていきます。
さまざまな楽器も紹介していただいたのですが
名前を覚えられなかった・・・

     

最後はみんなで音楽にあわせダンス・・・
孫ははずかしいのか、凍り付いていました・・・

    

さて、おまちかねの泥んこ遊びがはじまりました。
水を張った田んぼの泥も朝からの陽射しのおかげで
あったかい!
なかなか泥のなかに足を入れられなかった孫も
ジィジに手を引かれやっと、ひざまで入ることができました。

    

もう1回、ぐるっと歩こうよという孫に
また今度ね・・・と約束して家路につきました。
疲れ果てたわたしは、家に帰り着いたとたん、
お布団へ直行し、そのままバタン・キュー・・・
気がついたのは、午後8時というありさま。

明日からの1週間はまた、目の回るほど忙しい日々に
なります。

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