はるみのちょっとTea-time

日々の暮らしのなかで感じたこと、市民運動のことなどわたしのことばで、つづります。

汚水処理施設が稼働・・・今日から

2010-11-01 | ゴミ処分場問題

2010年11月1日(月曜日)
とうとうカレンダーも2枚になってしまった。
今日は雪起こしかと思うよな、雷が地響きを立てて轟いた。
雨もすごい・・・

タミヨさんは
ケーさん(気比神宮)にカンナリ落ちて、火ふいとらんやろか・・・
と玄関に出て、ケーさんのほうを確かめていた。
それぐらいすごい雷だった。

これからはこんな天気ばかりかと思うと、気が重い。

こんな天気の中、今日から樫曲のごみ処分場にたまった汚水を浄化するための
処理施設が稼働する。
これからも水質調査など厳しいチェックをしていかなければならない。
議会の環境保全対策特別委員会でも、処理施設の視察が必要だ。

中日新聞の記事から
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20101101/CK2010110102000116.html

県が抜本対策工事公開 敦賀・樫曲のごみ処分場、汚水施設きょう稼働

大量のごみが違法に搬入された敦賀市樫曲の民間廃棄物最終処分場で
10月31日、県が進める抜本対策工事の現場が報道陣に公開された。
処分場にたまった汚水を浄化する水処理施設が完成しており、
1日から本格稼働する。

工事は、処分場とその周辺の計21万1000平方メートルを対象に、
2008年から開始。
処分場の周りの土中をコンクリート壁で囲んで汚水の漏えいを防いだり、
掘削した井戸から汚水をくみ上げて浄化する水処理施設の建設などを実施。
全体の進ちょく率は9月末で65%に達し、2012年度末に完成する。

この日は、県循環社会推進課の職員が案内し、鉄骨造り2階建てで
延べ床面積約850平方メートルの水処理施設などを公開。
水処理施設では46カ所の井戸からくみ上げた汚水を汚泥と水に分解し、
微生物の活動などで浄化して近くを流れる木ノ芽川に流す。
1日に350立方メートルの汚水を処理できる。

総事業費は約102億円で、8割を国と県、2割を敦賀市が負担。
市負担分のうち、3分の2に当たる約14億円を市が排出量などに応じて
搬入団体に請求しているが、負担割合などに反発し、
支払いを保留している団体もある。 (立石智保)

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タダだからといって、不用品 持ち込んじゃダメ!

2010-08-06 | ゴミ処分場問題

2010年8月6日(土曜日)
気比神宮の横を通り、清水町~舞崎町から
高速道路の敦賀インターへと続く道がある。

一つ目の踏切をすぎ、余座の踏切とのあいだの左側に
福井市の北倉企画所有のかなり大きな空き地がある。

        
ここ2ヶ月ほどで、空き地を埋め尽くすぐらいの
廃品がうずたかく積み上げられた。

  

      

          

              

          

タイヤや自転車、テレビ、石油ストーブ、エアコン・・・

廃品回収と書かれたのぼりが何本もたてられ、
大きな看板には「完全無料回収」や持込可の品目まで
明記されている。

      

今朝の新聞折込にも大きな広告が入っていた。
愛知県一宮市の「EKOギャボット」という業者が、
入れたものだ。
8月7日から9月6日まで毎日、受け付けるとも
書かれている。

         

             

回収した不用品は様々な方法で、新しく生まれ変わるそうだが
心配なのは、鉄やアルミなど業者にとっておいしい部分を
取り除いたあとのゴミ処分するしかない廃品が
どこへ運ばれ、どのように処理されるのかだ。

廃棄物の処理には、お金がかかる。
その処理以上の儲けが、無料の廃品回収で出なければ
土地を借りうけ、広告まで入れる意味がないからだ。

福井県と敦賀市、県警が立ち入りをして、
完全撤去を申し入れているともきいたが、
期日までに、はたして撤去するのかどうか、
非常にあやしい・・・
このまま、業者が廃品を残したままドロンしてしまったら、
いったい誰が、どのようにして費用を負担し、
撤去するのだろうか・・・
まさか、税金投入しないよね?

廃棄物処理や廃棄物運搬の許可を受けている業者なのか
どうかも怪しい限りだ。
広告には、不用品としか書いてないから、
廃棄物じゃないとでも言いたいのか・・・

リサイクル法が制定されたあと、電気製品などを
廃棄するのには、けっこうな金額が必要になった。
それを無料で引き受けるといわれれば、
庶民はやっぱり飛びついてしまう。
しかし、タダほど高いものはないことを
忘れてはならない・・・

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ほんとうのことを知りたい・・・処分場負担割合問題

2010-02-05 | ゴミ処分場問題

2010年2月5日(金曜日)
今日もお~寒う・・・な1日だった。
どうもわたしは風邪をひきかけたようで、
身体の節々やのど、頭も痛い・・・
風邪薬を飲んでおとなしく引きこもっていた。

さて敦賀市のゴミ問題で処分場の環境対策工事費用の負担を
めぐる問題があらたな展開にむけて動き出したようだ。
負担金の支払いを保留してきた12団体でつくる
協議会は、福井県と敦賀市を交えての協議を求めてきていた。
これまでは、協議への参加を拒んでいた県もようやく
重い腰を上げる気になったようだ。

負担割合については、わたしたち敦賀市民も
本当のところを知りたいと思い続けている。
産廃を排出してきた業者の責任は問われず、
処分場があるからという理由だけで、
敦賀市に負担を押し付けてきた福井県には、
敦賀市が20%を負担することになったいきさつを
きちんと説明してほしい。

年度内に東京で開催される協議会に出席するそうだが
協議会は公開で行われるのだろうか?
ぜひとも公開してほしいものだ・・・

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/?from=dmst1

敦賀・処分場費用負担問題

敦賀市樫曲の民間廃棄物最終処分場で県や敦賀市が進めている
環境対策工事費用の負担を巡り、同市への支払いを保留している
自治体や広域組合12団体でつくる連絡協議会の関係者が
4日、県庁を訪れた。
協議会側は県に対し、2月下旬~3月上旬に開催予定の
会合への出席を要請、県側も前向きな姿勢を示した。
「原則、支払いに応じる」とする協議会は、
負担の法的根拠などの説明を県と同市へ求めており、
問題解決に向けて前進する可能性が出てきた。(冨山優介)

処分場(許可容量約9万立方メートル)に持ち込まれた
ごみの量は、約119万立方メートル。
全体の7割が県に規制権限のある産業廃棄物で、
3割が市町村に処理責任がある一般廃棄物となっている。

対策工事の総事業費は約102億円。
産業廃棄物と一般廃棄物の割合などから国が約39億円、
県が約43億円、敦賀市が約20億円を負担している。
同市は国の見解に基づき、うち約14億円を、
一般廃棄物を搬入した全国18府県の60団体に請求している。

協議会の12団体は、ごみの排出責任を認めた上で、
「議会や住民への説明責任を果たす必要がある」として、
同市と県を交えた3者協議を要望。
これに対し県は「まず当事者同士で話し合ってほしい」と、
これまで応じていなかった。

この日、協議会を代表して南那須地区広域行政事務組合(栃木県)の
高野正・事務局長ら7人が、伊勢信三・県循環社会推進課長らと面談。
同市廃棄物対策課の職員も同席した。
伊勢課長は、対策工事の実施状況や費用負担の割合が決まった経緯などを説明、
協議会への出席については「検討する」と答えた。

面談の後、高野事務局長は報道陣に対し
「問題の解決には、3者が一堂に会して意見を交換し、
互いの立場を理解することが大切だ」と述べ、
会合への県の出席に期待感を示した。
(2010年2月5日  読売新聞)


http://mytown.asahi.com/fukui/news.php?k_id=19000001002050002

敦賀の処分場 県、12団体と協議の意向

全国最大規模のごみが違法搬入された敦賀市樫曲の
民間ごみ最終処分場の環境対策抜本工事費について、
敦賀市と、ごみを搬入しながら支払いを保留・拒否している
12団体(事務局・南那須地区広域行政事務組合=栃木県)との
協議に県が参加する意向を示した。
12団体は県が協議会に参加して負担額の算出根拠を
説明するよう求めていたが、昨夏、
県は要請に対し参加を拒んでいた。

この日、12団体でつくる連絡協議会のメンバー7人が
県庁を訪れ、改めて協議会への参加を要望。
県は「前向きに検討する」と応じた。
年度内に東京で開かれる協議会に参加する予定。
県の担当者は「敦賀市と12団体の間の問題なので
当初は県が入るべきではないと考えたが、協議の様子を見て
問題解決のために県が説明した方が良いと判断した」と説明している。

対策工事費は総額約100億円。
県が監督責任を負う産業廃棄物の量などから80億円は国と県が、
市町村が責任を負う一般廃棄物の量などから20億円を
敦賀市の負担と決めた。
ここから同市は自己負担分を引いた約14億円を
搬入量に応じて各団体へ請求。
支払いを保留・拒否している12団体には計8億円を要求していた。

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ほんまにずさんな福井県・・・

2009-12-11 | ゴミ処分場問題

2009年12月11日(金曜日)
今日も身体にはお疲れモードが充満・・・

環境保全対策特別委員会では、
樫曲の民間処分場問題に議論が集中しました。

遮水壁の工事中(ボーリングしてコンクリ、ートを流し込む)、
土砂のかわりにゴミが掘り出された件についてです。

なぜ、いまになってゴミが掘り返されたのか・・・
ゴミの山を囲い込んで封鎖し、浄化するという方法を県が決めた際、
工事のための調査などを請け負ったコンサルタント会社の
調査自体がずさんだったということです。

最新の機器を屈指して(たしか電磁波探査?)、
ゴミのありかも、岩盤や地下水の流れも詳細に把握できる!
できた! と力説し、処分場対策協議会での市民側の意見を無視して
すすめられてきた工事・・・
市民が求めてきた細かいメッシュでのボーリングはしないでも大丈夫!
予算も少なくて済む! ということでした。

工事を一時、中断しあらたにボーリングを行って調査し
計画を一部変更、遮水壁を延長することで、
工事費用も増えることになってしまいました。

その費用もまた、20%の割合で敦賀市が負担・・・
これは、コンサルタント会社と福井県で負担してもらわな!

今回見つかったゴミが産廃なのか一般廃棄物なのか
そのゴミの量はどのくらいなのか、
それすら解明されていないというのです。

県が公表している119万立方メートルというゴミの総量さえ
不確かな情報と言わざるをえません。
蒸し返してほしくない県は、またまただんまり戦術?

さて、委員会終了後、スポーツ振興課とヒアリング。
福井県スケート連盟と敦賀市スケート協会への補助金50万円について
詳細な内容を確認しました。

敦賀市長杯第1回全日本マスターズショートトラックスピードスケート競技大会
の開催に補助金をだすというものです。

敦賀市長杯という冠をつけたスポーツ大会へのこれまでの補助金と
あきらかに趣旨も目的もちがい、新しい形なんだそうです。

敦賀市長杯という冠つけなくとも、マラソンのように敦賀大会で
いいんじゃないのかなぁ・・・

まだ全日本スケート連盟の公認の競技会ではなく、
これから3年ほどかけて、公認してもらえるよう働きかけていくとのこと。
ニューサンピアのスケートリンクを存続させた以上、
ソフト面での支援もしていくつもりのようです。

でも、スケートリンク存続のために
敦賀市は8000万円も支援しているんですよね・・・

これからスケートの競技人口を増やしていこうというという
福井県スケート連盟や敦賀市スケート協会の熱意をくんだそうだけれど、
納得できないわたしです。

その補助金、敦賀高校のブラスバンド部がマーチングで全国大会へ
出場するための奨励金につこてほしいわ・・・と個人的には思ってしまいました。

北陸にはスケートリンクもなく、敦賀が唯一残ったリンクだから・・・
なんて説明もありましたが、今年、石川県でスケートリンクが
オープンしてるんですよね。

http://www.pref.ishikawa.jp/other/gallery/2009/09/090920.html

9月20日、金沢市西泉の健民スポレクプラザにアイススケートリンクが
オープン
しました。
石川県からアイススケートリンクが消えて4年。
この間、フィギュアスケートやアイスホッケーなどの選手たちは
他県での練習を余儀なくされるなど不便を強いられてきましたが、
再び県内で練習ができることとなり、競技力の向上が期待されます。
この日、谷本知事らのあいさつやテープカットの後、
フィギュアスケートの模範演技が行われ、オープンを祝いました。
また午後には一般の方に無料開放され、多くの方々でにぎわいました。
リンクは、今シーズンは来年のゴールデンウィークまで営業。
早朝、夜間は専用利用となりますが、午前10時~午後6時は
一般の方がご利用できます。

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「匿された日誌~密室ゴミ行政の果て~」の再放送がありました

2009-11-08 | ゴミ処分場問題

2009年11月8日(日曜日)
午後4時から、福井テレビで「匿された日誌~密室ゴミ行政の果て~」の
再放映がありました。
今日の放映を観ていた方から、電話やメールがあり、
若いね~とか、バンダナかぶってた? なんてコメントも
いただきました。
(わたしは見過ごしてしまった・・・)

密着取材を受けていたのは、ちょうど、乳がんの術前の抗がん剤治療の
真っ最中・・・
病院で、抗がん剤の点滴中にもカメラが回っていました。
取材クルーのみなさんには段ボール箱に何箱もある情報公開資料もすべて、
読んでもらいました。
こういう形でしか、解決できなかったことが、いまでも
悔やまれてなりません。

でも、このドキュメンタリー作品はとてもよくできています。
取材拒否が続く中、製作スタッフのみなさんの
苦労話もいっぱい、聞いています。

こちらは、2006年10月20日のFNSドキュメンタリー大賞にノミネートされたときに
発行された記事内容です。

http://www.fujitv.co.jp/b_hp/fnsaward/15th/06-364.html

許可量の13倍を超えるゴミが違法搬入された福井県敦賀市の民間最終処分場。
県の黙認が発覚して5年後、業者との生々しいやりとりがつづられた
内部書類が出てきた。
県が「存在しない」としてきた業務日誌だ。
「密室行政」の危うさと情報公開による難問解決への可能性を検証する。

第15回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品
『匿された日誌~密室ゴミ行政の果て~』
(制作:福井テレビ)

<11月4日(土)深夜3時45分~4時40分放送>

許可量の13倍を超えるゴミが違法搬入された福井県敦賀市の民間最終処分場。
県の黙認が発覚して5年後、業者との生々しいやりとりがつづられた
内部書類が出てきた。
県が「存在しない」としてきた業務日誌だ。
業者の背後に暴力団の影がちらつき、地元住民や県議会が口を閉ざす中、
密室でのやりとりが繰り返されていく。
 11月4日(土)放送の第15回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品
『匿された日誌~密室ゴミ行政の果て~』
(制作:福井テレビ)<深夜3時45分~4時40分>では
「密室行政」の危うさと情報公開による難問解決への可能性を検証した。


〔番組企画意図〕
許可量(9万立方メートル)の13倍もの廃棄物が違法に持ち込まれた
民間のゴミ最終処分場が福井県敦賀市にある。
その量は119万立方メートル。
東京ドーム1個分である。
汚水が周辺に漏れ出し環境への影響が懸念されている。
驚くことに県は違法搬入を6年間にわたり黙認してきた。
そこには一体何があったのか。
その真相は静かに闇に消えようとしていたが、去年、おでん屋の女将が
情報公開請求で入手した県の「業務日誌」によって、
住民不在のゴミ行政の実態が浮き彫りとなった。
「存在しない」とされてきた県の「業務日誌」には担当課と業者の
生々しいやりとりが記されていた。
業者に揺さぶられ、最後には違法状態を追認するところまで譲歩する県。
違法な搬入を容認し、管理責任を放棄した行政の姿があった。
問題の処分場はコンクリートの壁で覆い漏水対策などを講じることが決まったが、
費用は141億円と莫大である。
巨大なゴミ山は消えることなく、「負」の遺産は市民に押し付けられた。
この番組では密室で行われたゴミ行政を検証することで、
行政の持つ情報は一体、誰のものであるかを考え、
行政をチェックする「情報」の扉がいまだ閉ざされている現状を問う。

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【敦賀ゴミ問題の年表】
平成3年ごろ 増設計画(18万立方メートル)に反対運動広がる。
平成4年3月 計画を半分(18万立方メートル⇒9万立方メートル)にすることで
地元が了解⇒県が業者に「指導文書」(将来の増設を確約?)
平成4年12月 廃棄物の搬入開始(許可量=9万立方メートル)
⇒事業計画では「385日」で満杯の予定
平成8年11月 「指導文書」を持って、増設意向を伝える。
*違法搬入に拍車かかる…
*しかし、県は「立ち入り」せず放置
平成12年6月 119万立方メートルの違法搬入について県が公表
平成18年4月 141億円の対策を決定


【処分場を巡る流れ】
キンキクリーンセンターは平成2~3年ごろに18万立方メートルの
増設計画を持ち出したが、地元の反対運動にあった。

仲介に入った県は増設量を計画の半分の9万立方メートルとすることで
地元の了解を取り付け、業者に従うことを指導した。

ここで後々、問題となる「指導文書」が県から業者に渡された。

業者が県の指導に応じたのは、県が定める指導要綱が「地元同意」を
求めているため。
しかし、県の要綱には法律上の拘束力はない。
そのため、県の指導を受け入れた業者は、将来の増設について県に
「指導文書」を書かせた。(平成4年)

平成8年、業者は「指導文書」を持ち出し、増設について便宜を求める。

県にとっては、「借り」となった部分もあって業者に譲歩し、
最後には違法状態を追認。
立ち入りを行って「現状把握」を行うこともなく、
ズルズルと搬入量は119万立方メートルまで膨らんでしまった。


【密室を暴く業務日誌】
県は、業者や関係部署との協議を記した「業務日誌」の存在を否定していた。
「なぜ県は見過ごしたのか?」。
「本当にわからなかったのか?」。
そうした素朴な疑問にも県は答えず、真相は静かに闇の中に眠ろうとしていた。
しかし、矛先を変えた情報公開によって、
「不存在」とされた「業務日誌」が白日のものとなった。
その日誌を入手したのは敦賀市でおでん屋を営む今大地晴美さん(55)。
処分場に関する裁判記録を求めたところ、
密室のゴミ行政の実態を記した72枚の文書が出てきた。
処分場の許可量は9万立方メートル。
業者の計画では1年あまりで(385日)で満杯になる予定だった。
しかし、1年が過ぎ2年が過ぎてもダンプの列は消えなかった。
県は「違法な状態であることがわからなかった」と苦しい説明をしているが、
業務日誌の記述からは、許可量を超えていたことを認識していたばかりでなく、
業者に詰め寄られると、便宜を図ることを検討し、
どんどん譲歩していく責任放棄の行政の顛末が記録されていた。


【暴力団の影】
違法搬入に気づいていたのは行政だけではなかった。
住民たちも「異常」に気がついていたが口にすることをためらった。
それは業者の背後に強い恐怖心を抱いていたからである。
当時、反対運動の先頭に立っていた男性は暴力団の組長を名乗る男から
「身の回りに危害が及ぶ」と脅された。
今大地さんは、店の玄関に人糞を置かれたほか、放火などの嫌がらせを受けた。
地区の人たちにとってこの問題に触れることはタブーとなっていた。
口を閉ざしたのは住民ばかりではなかった。
市民の声を反映する県議会にもアウトローの暗い影が落ちていた。
違法搬入を県が公表する前に、この問題を議会で取り上げられることは
ほとんどなかった。
地元に住む元県議会の重鎮は「相手が悪かった」と証言する。


【負の遺産】
問題が発覚から6年が経った今年4月、ようやく県の対策が決まった。
巨大な廃棄物の山をコンクリート壁で囲い込み、浄化を図っていく計画である。
その対策には141億円がつぎ込まれる。
しかし、巨大なゴミ山は動かない。
負の遺産を地域が抱えることになった。
行政が毅然と対応していればこんなことにはならなかった。
その責任はだれが取るのか。
いつも行政の失態の犠牲になるのは市民である。


<制作者コメント>
ディレクター 横山康浩
この最終処分場問題は地元ではタブー視されていました。
だからといって業者の経営破綻を理由に141億円という対策費を
税金投入で行うという理不尽さを見過ごしていいのか。
取材は葛藤の中でスタートしました。
しかし、取材を始めると「黒い影」に怯えてか、取材拒否の連続…。
そんな中で、おでん屋の女将である今大地晴美さんが、
凜として問題を追及している姿に刺激を受け、
なんとか番組化することができました。
最後に…普段は行政マンや議員から情報を聞き出して記者活動を
展開していますが、情報公開請求という手段をもっと利用しなくては、
と思いました。


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プロデューサー 山田耕太郎
ディレクター 横山康浩
ナレーター 井川比佐志
米本千珠
構成 高橋 修
撮影・編集 加藤英一
MA 村松勝弘
音効 関口政孔

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2006年10月20日発行「パブペパNo.06-364」 フジテレビ広報部

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いまごろゴミが・・・ずさんにもほどがある・・・

2009-11-04 | ゴミ処分場問題

2009年11月4日(水曜日)
朝から夕方まで決算の委員会と分科会で座りっぱなしの1日。
質疑もこなし、ちょっとしゃべりすぎたかな~

かなり疲れてしまい、夕飯の後、倒れこむように眠ってしまいました。

さて、昨日、開催された「敦賀市民間最終処分場環境保全対策協議会」。
寒いし、荒れ模様だしで、傍聴にはいけなかった・・・
朝日新聞の記事をアップします。

おいおい!! いまごろなんだぁ?
もっと細かいメッシュでのボーリングをしてほしいと
あれだけ言ったのに、ゴミはこの範囲以外には埋まっていない! 
だからボーリングの数もこれでいいんだ!!!
って、確かに明言したよね・・・福井県は・・・

しかも一番最初に埋め立てられた部分については全く無視を
決め込んでいたし・・・

これで工事の費用がまたぞろ割高になって
敦賀市にもその負担がまわってくる・・・
それとも今回の延長部分は、全額、福井県が負担してくれる?

http://mytown.asahi.com/fukui/news.php?k_id=19000000911040001

敦賀のごみ民間処分場 遮水壁外に産廃
2009年11月04日

全国最大規模のごみが違法に搬入された敦賀市樫曲の
民間ごみ最終処分場問題で、学者や地元住民らが
汚水などの流出を防ぐ対策工事の手法などを話し合う
「敦賀市民間最終処分場環境保全対策協議会」が3日、
敦賀市内であった。
県側は、南側の遮水壁建設予定地とその外側計7カ所の地中から
工事中に産廃が見つかり、遮水壁を南に約10メートル、
東に約20メートル広げると報告し、同協議会が了承した。

県によると、遮水壁の建設工事は、
土砂に穴を掘ってコンクリートを流し込んで造った柱を
連続して並べる手法を採用。
7月に北側の工事を終え、南側の工事に着手した。
同月下旬に穴を掘ったところ、3カ所から
プラスチックやコンクリート片などの産廃が出てきたため、工事を中断。
さらに遮水壁の建設予定地とその外側計16カ所のボーリング調査で
7カ所から産廃が出たため、産廃が出なかった位置まで
遮水壁をずらすことにした。

変更の結果、南北合わせた遮水壁の長さは25メートル延びて
790メートルに。
岩盤などのすき間にモルタルを詰めて汚水漏れを防ぐ
「カーテングラウチング工事」の延長も25メートル延びて
1879メートルになる。

同協議会での了承を受けて、県は4日以降に遮水壁の建設工事を再開する。

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敦賀の環境問題~いい風がふくかも~

2009-08-27 | ゴミ処分場問題

2009年8月27日(木曜日)
1週間前、敦賀市環境審議会が開催された。
傍聴にはいけなかったが、風力発電建設にかかる審議は継続になったという。
つまり、まだ当分は答申が出ないということだし、敦賀市としても
意見書を出せる状況ではないということになる。

新エネルギー導入促進協議会は、新庄地区が解決を見ないうちは
敦賀市・南越前町の分はすすまないと明言している。
CEF社の計画では9月に協議会へ申請、11月認可となっていたが
9月申請は無理だろう。

さて、敦賀市が抱える処分場問題・・・
ゴミの山の後遺症ともいえる、処分場の対策工事費負担金の問題は
また一歩、前進したと言えるニュースがあった。
このニュースをテレビで観た女性から電話があり、
14億円が返ってくるなら、市県民税を安くしてほしいというのである。
年金暮らしで生活も苦しいのに、市県民税が上がって困っている、
何とかこの税金をこっちへ回してもらえんやろか・・・
まだ全額、返ってくると決まったわけではないし、
返ってきたとしても、市県民税は安くならないことを説明して
なんとか理解をしてもらった。


敦賀処分場工事費負担 結論出るまで協議(中日新聞)

http://www.chunichi.co.jp/kenmin-fukui/article/local/CK2009082702000153.html

市と排出側 「県の参加不可欠」
敦賀市樫曲の民間廃棄物最終処分場に大量のごみが違法搬入された問題で、
市と処分場の抜本対策工事費の負担割合に納得していない
排出者団体でつくる連絡協議会との初協議が二十六日、
東京都内で行われ、結論が出るまで協議を続けることで合意した。

市からは佐上公義市民生活部長ら三人、九県の十二団体でつくる連絡協からは、
南那須地区広域行政事務組合(栃木)、守山市(滋賀)など、
八県十団体の事務責任者らが出席した。

冒頭、連絡協の高野正事務局長(南那須地区広域行政事務組合)が
「共通の認識をつくっていくことで解決への道筋が見えてくる」とあいさつ。
佐上部長も「協議することは、問題解決に向けて非常に重要」と応じた。

その後は、非公開で進行。
出席者らによると、連絡協側の各団体が発言し、
「負担の根拠があいまいで支払おうにも議会への説明が困難」
「協議を進めるに当たっては当事者でもある福井県の参加が不可欠」
などの意見が出され、市は既に県に参加を求めたことなどを説明したという。

一方、双方から見直しの可否に具体的に言及するような発言はなかったとされる。

終了後、佐上部長は「解決に向けて、階段を一つ上がらせていただいた」と
協議開始の意義を強調。
高野事務局長は「あらためて福井県に参加を要請したい」などと話した。
次回は十、十一月ごろに開く予定。 (立石智保)

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県民税 払いたくないぜ!

2009-08-06 | ゴミ処分場問題

2009年8月6日(木曜日)
去年の浴衣の丈が14センチも
短くなったとかで、
タミヨさんに縫い上げをなおして・・・と
娘と孫が持ってきたそうだ。

いそいそと、縫い上げをなおし、
ちょっと長過ぎたかもしれんな~、
と、タミヨさん。

昨晩、孫のところへ届けて着せてみたら
長いどころか、もう少し伸ばしても
いいぐらい・・・

土曜日に、保育園で納涼まつりがあるので
浴衣を着ていくんだと
うれしそうに話す孫。
よかったね・・・

さて、
処分場問題で、搬入団体でつくる協議会と
敦賀市、福井県との三者による協議の場を
設けることについて、福井県は
敦賀市からの申し入れも拒否したという。

一番の当事者である福井県がでなくて
どうすんだ!

逃げてばかりいるから、ゴミ問題は
日本で最大級の不法搬入をひきおこし
119万㎥ものゴミの山が積み上げられてんでしょ!

あ~、福井県民でいたくない!
と心底思うわ・・・

きょうは、午後から環境保全対策特別委員会が
開かれます。
楽しみにしているわたしです。

http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20090805/CK2009080502000024.html

県が市の協議参加要請拒否 
      敦賀の処分場負担金問題
2009年8月5日(中日新聞)

敦賀市樫曲の民間廃棄物最終処分場に
大量のごみが違法に搬入された問題で、
同市は4日、県、市と処分場の抜本対策工事費の
負担割合に納得していない搬入団体との
三者協議に県も参加するよう要請したが、
拒否されたことを明らかにした。
市は協議に前向きで、今後も県に参加を要請する一方、
環境省をオブザーバーにして、
協議を始めることもありうるとしている。

市は先月末、負担割合に納得していない
搬入団体でつくる連絡協議会から協議開催の
要請を受けた際、前向きな対応を示したが、
県は「市と連絡協が話し合うのが筋」として、
要請を拒否した。

この日、河瀬一治市長の定例会見で、
佐上公義市民生活部長が質問に答え、
3日に県庁を訪れ県安全環境部の担当課に
協議への参加を要請したが、明確な回答が
得られなかったことを明かした。
会見後、報道陣に「県に拒否されたのか」と聞かれ、
佐上部長は「そうです」と答えた。

市は今後も環境省に相談するなどして、
引き続き県に参加を要請する方針。
会見で河瀬市長も県の参加を希望する考えを強調した。
ただ状況は芳しくなく佐上部長は会見後、
県への参加要請は続けるものの、
環境省のオブザーバー参加による協議開始も
1つの選択肢との見方を示した。
(立石智保)

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これのどこが、わたしの血圧を急上昇させたのか

2009-08-05 | ゴミ処分場問題

2009年8月5日(水曜日)
朝から見なくていいものを見てしまい
というか、
読まなくてもいいものを読んでしまったわたしは
血管がブチ切れるほどの激情にかられている。

発端は、敦賀市のゴミ処分場問題で
費用負担の協議を求める要望書を福井県が
受け取らなかったこと。
↓はその時のニュース。

http://mainichi.jp/area/fukui/archive/news/2009/07/31/20090731ddlk18040591000c.html

敦賀の廃棄物処分場問題:費用負担で協議を 
連絡協の要望書、県受け取らず /福井
 ◇連絡協の求め敦賀市は理解

敦賀市樫曲の民間廃棄物最終処分場対策の
費用負担問題で、一般廃棄物を持ち込んだ
自治体など12団体で作る連絡協議会が30日、
費用負担を巡る三者協議を求める要望書を
県と市に渡した。
市は「8月中にも会合を持ちたい」と
受け入れる考えだが、県は
「敦賀市と協議を行うのが先」として
要望書を受け取らなかった。

敦賀市役所では、同協議会の高野正事務局長が
「我々が排出した一般廃棄物で敦賀市民の皆さまに
迷惑をかけたことをおわびしたい」と、
公の場で初めて陳謝した。
提出後に取材に応じた団体側は
「排出者責任を認め、費用負担に応じることで
各団体が意思統一した。
費用負担は県と敦賀市の二者で決めた話なので、
排出団体も含めた三者で意見交換をするという
プロセスが重要だ」と述べた。

この問題で敦賀市は、処分場で行っている
抜本対策工事費(102億円)のうち、
市負担分の3分の2にあたる13億6000万円を、
一般廃棄物を持ち込んだ60団体に請求。
うち高額負担を求められた12団体は
「割合が不明確で支払いには応じられない」と反発し、
2月に連絡協議会を設立していた。【酒造唯】


これのどこが、わたしの血圧を急上昇させたのかというと
北條市議のブログの内容なのだ。

わたしは一貫して福井県の責任問題と
敦賀市の負担割合である20%の根拠が不透明だからだと
言い続けてきている。
排出者責任を問うのであれば、
負担割合の根拠を明らかにし支払いを渋る自治体に
きちんと説明をできることが先だと
一般質問でも環境保全対策特別委員会でも
追及してきたのだ。

追求し続けるわたしを、県の責任や20%の根拠の話は
するな! 蒸し返すな! 
と寄ってたかって責め立てたことを
よもや、みなさん、忘れたわけじゃないでしょうね。

負担割合や県の責任うんぬんの話を持ち出すなら
審議を打ち切るとまで言われた今大地なんですぞ!
怒って当然でしょ。

今回の県の逃げ腰は、同じテーブルに着けば
必ずや、負担割合や県の責任問題追求に
なることが明白だからに決まってるわ。
と、まあこれはごくごく当たり前に
ニュースを聞いた時点からフツフツと
怒りがわきあがっています。

北條市議は
福井県と敦賀市の負担割合が不透明で一方的だ」
という主張にも私は一理あると思っている。
この政治決着というべき苦肉の策とも言える措置を
福井県は説明する責任があると思う。
同じテーブルについて、困っている敦賀市を助ける
支援する責任があると思う。

と、そのブログで述べているけど
いまさら、福井県の責任だの
負担割合が不透明で一方的だとという主張に、
一理あると思ってるなんて、
よう言うわ!

とまあ、憤ったわけです。


県は今の段階で応じる考えはないとか、
まったく無責任極まりない。
本来、支払わなくていい工事費用を敦賀市は、
敦賀にあるというだけで負担している。
早期解決の手段として受け入れた。

なんて、いうのなら、なぜ敦賀市が費用負担するときに
反対しなかったのかしら・・・
早期解決の手段として「落とし所」?

そのつど、そのつど、最善の解決策を選び
提案もしてきた、意見書も出してきた、
と、自負なさってるのかもしれません。

わたし以外の議員の方々の
環境省への働きかけなどが功を奏したことで
今回の進展があったわけだから、
怒り狂う今大地のほうがどうかしてんじゃねえかと
いわれるんでしょうね、きっと・・・

あ~・・・思ったことそのまま
書いちゃったらちょっと落ち着いたわ。

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コンクリートに水増しなんかしないでよ!木の芽側護岸25メートル崩壊・ごみ処分場の工事現場で

2009-04-29 | ゴミ処分場問題

2009年4月29日(水曜日)
おいおい! ほんとに大丈夫なのか?
ゴミ処分場の全周囲囲い込みの工事現場で
護岸が崩壊するという事故が発生・・・

webには中日新聞しか載ってない。
朝日新聞によれば、鋼鉄製の型枠
(直径約1.5㍍長さ約6㍍)を
抜いたところ、コンクリート柱が崩壊し
土のうが崩れて、護岸も破壊されたという。
福井県は雨で地盤が緩くなっていたのと、
コンクリートの水分が多く柔らかかったのが
原因ではないかとみて調査中。

水分が多すぎるコンクリート流し込んでたとしたら
それこそなんのための囲い込みなのか
と、耳を疑いたくなる。

処分場内のゴミの中に眠る(暴れてるかもしれない)
危険物質や汚水などが地中や地下水に流れ込まないように
するための、コンクリート壁のはず。

それがなかなか固まらないほど、水分を増量した
薄い薄いコンクリートだったとしたら
119万㎥のゴミを食い止められるはずもない。
ましてや、いつ何時、コンクリート壁に亀裂が入り
汚染された浸出水が地下水や木の芽川に
漏れ出てくるかもしれない。

川床の半分が崩壊した土のうや流れ出た
コンクリートでふさがれたのだ。
それでも何の影響もない! と豪語する福井県。

敦賀市でも、コンクリートの強度に
問題はなかったのか、きちんと検証してほしい。
それこそ、耐震基準も含めてである。
グラッときたとたんに、ゴミが木の芽川に
流れ出してからでは遅いんだから・・・

http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20090429/CK2009042902000008.html

雨で土砂流れ、土のうが崩落 敦賀・樫曲の処分場

        
   崩れ落ちた土のうと土砂。一部が木の芽川に落ちた=敦賀市樫曲で

県は28日、大量のごみが違法に搬入され、
抜本対策工事を実施している敦賀市樫曲の
民間廃棄物最終処分場で、土のうの壁の一部が崩れた、
と発表した。
すぐ下を流れる木の芽川に落ちるなどしたが、
水質への影響はないという。

発表によると、崩落は27日午後7時ごろ、
処分場北側の木の芽川沿いに造った作業用の仮設桟橋
(高さ約15メートル、総延長約300メートル)で発生。
橋の支柱を支えるため、支柱の根元付近に
高さ4メートルの状態で積んでいたが、
幅25メートルにわたって崩れた。
土のうは円柱形で1個が高さ、直径各1メートル。
計約70個が土砂とともに崩れた。
桟橋自体への影響はなかった。

県は、最近降った雨の影響で土砂崩れが起き、
土のうも一緒に崩落したとみている。
土のうの撤去と再設置は5月2日までに行う方針。
(中日新聞・伊藤隆平)

コメント (3)
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責任の行方? 責任とらなかったのはそりゃあ福井県でしょ!

2009-03-06 | ゴミ処分場問題

2009年3月6日(金曜日)
あさっての日曜日は、愛しの健さんのバースデー
それに父・ナオゾウさんの十三回忌
和子ちゃんの三回忌・・・

同じ日に敦賀市水道水源保護条例審議会が
開催される・・・

新議会を傍聴したいけれど、今回ばかりは
ナオゾウさんの法事が最優先順位。
明日は一日その準備に奔走。

9日・月曜日の討論の原稿もまだ途中だし
もうひとりはるみがほしい・・・

頭のワッカだけ孫悟空でも何の足しにもならない。
髪の毛を数本抜いて、フッ~と息を吹きかけ
わたしのクローンが出てきてくれるなら
孫悟空のワッカだって悪くはないのに・・・
とおバカな空想にふけるわたし。

今日はなんだかそんなヘンテコリンなことばかり
頭に浮かんでくる。

タミヨさん家で電話機の子機がつながらないというので
切れていたコードを修理しながら
子機の言葉について考え込んでしまったのだ。

子機はなんでコキというのだろう?
シキと言っちゃいけないのか・・・
重箱読みになったのには、なんか訳があるのだろうか・・・

そもそも子機という言葉はいつからある?
ん~たぶん電話機にこんな機能があったらいいな
と考えついた人が、出来上がった製品を前にして
まず最初に親子電話という言葉を思いついたのかもしれない。

いや親子電話という発想のほうが先だったんだろうか?
とにかく電話機には親機と子機がくっついた・・・

あ~わたしってほんとにどうしようもないわ。
毒にも薬にもならんことに頭をつかってばかり・・・

さて、読売新聞で連載された処分場問題を
まとめてアップします。
『責任の行方?』という大見出しです。
今日の記事にはわたしのコメントも入っています。
ザル法といわれる廃棄物の法令を
国も福井県も勝手に自分たちのお得になるように
解釈し、一番弱い立場の市町村にツケを負わせたことは
ぜったい許せない! と憤るのもわたしだけ?

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20090303-OYT8T01107.htm

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20090305-OYT8T00095.htm

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20090306-OYT8T01094.htm

2009年3月4日
【責任の行方2 敦賀市処分場問題
         <上> 過去類似例では訴訟も】
《法解釈巡り対立「万人納得する根拠を」》

「法律を信じてきたのに、知らない間に犯罪者や
被告人になっていた気持ちだ。本当に納得できない」

先月、東京都内で開かれた
「敦賀市民間最終処分場に係る連絡協議会」の設立総会。
あいさつに立った長野県の穂高広域施設組合の管理者、
平林伊三郎・同県安曇野市長は怒りをあらわにした。
総会に参加したのは、自治体や広域組合で
一般廃棄物の処理行政に携わる関係者。
敦賀市への強い不信と不満が、
どの出席者の表情にも表れていた。

協議会は、敦賀市樫曲の民間廃棄物最終処分場における
環境対策工事を巡り、同市から工事費用の負担を
請求されている18府県60団体のうち、
不払いの意思表示をした9県12団体が設立した。

この請求に対しては、協議会に参加していない
団体の多くも、拒否・保留の姿勢を示している。
理由としてまず挙がるのは、
「法的根拠が不明確」という意見。
廃棄物処理法では、一般廃棄物の処理責任は
市町村にあると定めているが、
費用負担やその割合は明記されていないためだ。

だが、ごみ行政を所管する環境省は、
その意見を明確に否定する。
同省廃棄物対策課の小野寺晃宏課長補佐は
「『市町村は法律を順守し、自発的に支払う』という前提から、
費用負担の条文を設けていないだけ。
法的根拠がないとの解釈は誤りだ」と語る。
同省は昨年12月、請求に応じない団体を抱える
18府県の担当者を集め、法律の解釈を説明した上で、
各団体へ支払いを促すよう要望した。

一方、請求を受けた栃木県の南那須地区広域行政事務組合の
高野正事務局長は「禅問答のようなもの」と一蹴(いっしゅう)した。
「法的根拠がなければ、支払いは違法な支出となり、
住民監査請求などで責任を問われる可能性もある。
万人が納得する根拠が必要だ」と主張する。
請求された団体側と敦賀市・環境省側との
間にできた溝は埋まりそうにない。

過去にも似たケースがあった。
東京都と埼玉県の六つの市と広域組合が1995年から
98年にかけてごみ焼却灰の処理を委託した民間会社が
倒産したことで、茨城県稲敷市の倉庫に約5000トン、
同県神栖市の空き地に約2000トンもの
焼却灰が放置されてしまった問題だ。

土壌汚染の恐れがあり、倉庫管理会社はごみを出した
6団体に撤去を求めたが、折り合いがつかず、
訴訟にまで発展した。
1審の東京地裁は02年9月、
「6団体に焼却灰の所有権はなく、撤去の義務はない」として、
同社の請求を棄却。
だが、同社と茨城県、稲敷市、6団体が応分の負担をすることで
05年3月、東京高裁で和解が成立した。
神栖市の焼却灰についても各団体が同様の協定を結び、解決した。
6団体の一つ、東京都三鷹市は
「放置状態のままにはできず、負担に応じて
事態を収拾することにした」としている。

今回の問題も、法廷の場に持ち込まれない限り、
解決しないのだろうか。
今のところ、敦賀市、協議会の双方とも、
裁判への言及には慎重だ。

     ◇

敦賀市の処分場の費用負担問題で、対策工事の本格化に伴って
新たな問題も表面化してきた。
“責任の行方”を改めて検証する。

工事費用の負担 処分場に埋め立てられた
一般廃棄物と産業廃棄物などの割合から、
総額約102億円の事業費のうち、国が約39億円、
県が約43億円、敦賀市が約20億円を負担。
環境省が2004年8月、
「一般廃棄物の最終的な処理責任は排出元にある」との
見解を示し、同市はごみを処分場に持ち込んだ60団体に対し、
市支出分の3分の2にあたる約14億円を請求している。


2009年3月5日
【搬入団体、処理業者任せ 責任の行方?】
《費用分担法で明文化を》

JR敦賀駅から北約6キロ。
敦賀市赤崎にある「赤崎最終処分場」。
家庭ごみの焼却灰などの一般廃棄物が次々に搬入され、
ブルドーザーが埋め立てを進めていく。

同市の廃棄物最終処分場としては3か所目になる。
約20億円をかけて2007年3月に完成させた。
埋め立て容積は5万立方メートル。
それでも19年頃には満杯になる。
「また新たな処分場を確保しなければならないが、
一般廃棄物の処理責任は市にあるのだから、仕方がない」と
和田辰治・廃棄物対策課長はため息をつく。
だがその一方で、同市樫曲の民間廃棄物処分場に
ごみを持ち込んだ18府県60団体は、
大半が自区域内に最終処分場を持っていなかった。

環境省によると、06年度の時点で、
全国1827市町村の約2割にあたる343市町村が
自前の最終処分場を持たず、都道府県境を越えて
処理されたごみも1年で約35万トンに達した。
「住民の反対が強い」「適地がない」など、
処分場を持てない理由は様々。
政令による基準をクリアすれば、一般廃棄物を自区域外で
委託処理することも認められるが、
あくまで例外的な位置付けだ。

しかし、その仕組みを巧妙に利用して商売に結び付けたのが、
問題の処分場へ約110万立方メートルのごみを
違法に埋め立てた末に破産した廃棄物処理会社
「キンキクリーンセンター」だった。
ある搬入団体の関係者は「キンキ社が請け負った価格は、
ごみ1立方メートル当たり2万6000円。
破格の値段だった」と明かす。

赤崎処分場でのごみ処理には、少なくとも
1立方メートル当たり4万円の市費が投じられているという。
キンキ社が不当に安い値段で処理を請け負って利益を上げ、
搬入団体も安易に便乗した――という構図が浮かび上がる。
揚げ句の果てに、処分場にごみを一切持ち込まなかった
敦賀市が、環境対策工事という巨額の
“つけ”を払わされているのだ。

角野喜洋・同市市民生活部長は
「搬入団体は処理責任を全うするために、
どれほどの労力を払ったというのか。
努力もせずに委託で済ませてきたのだから、
せめて対策工事の費用負担には応じるべきだ」と憤る。

浅野直人・福岡大教授(環境法)は
「搬入団体は価格面も含め、委託しても問題のない業者かどうか、
十分に確認する必要があった」とし、
「同様の問題の再発を防ぐには、委託発注者の責任や
費用負担も明記した法規制の強化が望まれる」と指摘している。

2009年3月6日
【責任の行方? 敦賀市処分場問題 
              「土地悪用」懸念の声】
《県は毅然とした対応を》

「平成20年10月2日 福井地方裁判所の費用不足による
破産手続廃止の決定確定 同9日閉鎖」

約110万立方メートルのごみが違法搬入された
敦賀市樫曲の民間廃棄物最終処分場を運営していた
廃棄物処理会社「キンキクリーンセンター」の法人登記。
破産手続きは、債権者の整理回収機構の申し立てにより
2007年1月に始まり、配当もないまま
08年10月に終了。
既に登記も閉鎖されている。

実はこの時から、処分場の土地の一部は、所有者のない
“宙に浮いた”状態となっている。
処分場では総額約102億円の環境対策工事が
進められているが、関係者が「膨大な公費を投じた揚げ句、
再び土地が悪用されるのでは」と
懸念する事態が続いているのだ。

問題の土地は、対策工事の進む21ヘクタールのうち、
キンキ社名義の5・4ヘクタール。
処分場の違法操業では、背後に暴力団の関与が
取りざたされたため、破産管財人が07年末、
「今後は県が適正に管理してほしい」と、
無償での引き取りを要請した。
だが、県は08年に入って、
「廃棄物処理法上の規制に基づいて土地の使用を制限できる。
罰則もあり、現状でも十分、管理できる」と拒否した。

破産管財人を務めた川村一司弁護士によると、
キンキ社の破産手続きは終了したものの、
引き取り手のない土地が“財産”として残っているため、
裁判所が選任する清算人が
財産を処分する清算手続きを行うことが可能という。
実体のないキンキ社の名義が土地に残っており、
川村弁護士は「清算人次第では、土地の所有権が
容易に移される可能性がある。
県の規制も本当に実効性があるのか」と疑問を投げかける。

住民団体「木の芽川を愛する連絡協議会」世話人の
今大地晴美・敦賀市議は
「県には違法増設を見逃した過去がある。
次には毅然(きぜん)とした対応を取れるという保証はあるのか。
責任を持って、土地を取得すべきだった」と批判する。

県廃棄物対策課によると、2月末で対策工事の工程は
15%終わり、09年度からはより大がかりな工事が始まる。
責任の行方があいまいなまま、主(あるじ)なき処分場に
公費がつぎ込まれ続ける。

清算手続き 会社を解散した後の財産処分や債務整理の手続き。
会社法で定められている。
破産した会社の場合は、利害関係人の申し立てにより、
裁判所が清算人を選任する。
処分場の土地のように、財産が残っている場合は
清算手続きが終了しないため、
形式的には会社が存続していることになる。
(おわり この連載は、冨山優介が担当しました)

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福井新聞社説【敦賀・ごみ処分場対策 費用負担問題 早期解決を】

2009-02-03 | ゴミ処分場問題

2009年2月3日(火曜日)
今日は節分・・・
娘が親知らずを抜歯するとかで、孫の保育園の
お迎えはジィジのお役目。

保育園で豆まきをしたらしく、可愛い鬼のおめんと
一緒に帰宅した孫。
八新でもカウンターには、一合枡にはいった
豆が並ぶ。

孫とふたりで、さっそく豆まき・・・
彼女は、はずかしくてなかなか
「鬼は外 福は内」と言えないようだ。

晩ごはんの後は、久しぶりの勉強会にでる。
議案の修正案の提出、その後の表決の仕方を
「議員必携」でお勉強・・・
3月議会に提案される次年度予算案に
もし「敦賀駅舎リニューアルにかかる予算」が
計上された場合に備えての予習である。

しかし予算計上はないようだ。
http://mainichi.jp/area/fukui/news/20090203ddlk18010621000c.html

【JR敦賀駅舎改修:敦賀市、予算化見送り 
         新幹線の結論見極めへ /福井】

こちらは毎日新聞の記事。
(ブログの最後に、記事全文をアップ)

3月議会は2月25日からの開催。
予算決算常任委員会という初めての試みも導入され
敦賀市議会も「変革」の日々をむかえている。

常任委員会も4つから3つに統廃合され、
委員の総入れ替えとなる。
いままでの建設常任委員会と産業経済常任委員会が
ひとつになるのだ。
6日の会議でどこの委員会に所属するのかが決まる。

結果は6日のブログで報告しようと思う。

さてここからは福井新聞1月30日の社説を紹介。
ごみ処分場の対策費用の負担問題について
取り上げられている。

「この問題が誤った方向にいくと、
ごみ行政全体に影響が出るし、産業廃棄物にも影響が及ぶ」

と、言明した環境相の言葉も引用されている。

環境相がいう「誤った方向」とは、
60団体が負担金を支払わない方向のことを指すのだろうか。

☆なぜこの問題が起きたのか
☆一般廃棄物は市町村の自区内処理が正当なら
自区内処理に踏み切れる政策や補助を
推進してきたのか
という根本的な問題を棚上げし、一般廃棄物の
費用負担だけを強行しても、市町村は法律どおりの
自区内処理を行うようには決してならない。

ましてや、影響が及ぶという産業廃棄物のことには
まるっきり目をつぶり、耳をふさぎ、
口を閉ざしたままの国と福井県・・・
猿でもするという反省すらできないあんたたちの
言葉など誰が信用する?

おっ! 
またぞろヒートアップしそうになってきたわい。
どうぞ気を静めて、社説をお読みくださいませ・・・
(気を静めなきゃならんのはわたしだった・・・)

http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news6/index.php

【敦賀・ごみ処分場対策 
         費用負担問題 早期解決を】
 
許可量の13倍を超えるごみが持ち込まれた
敦賀市樫曲の民間最終処分場問題で、
県と同市が行っている抜本対策工事の
費用負担をめぐり、
同市と全国の搬入団体との交渉が難航している。
排出者責任を主張して支払いを求める国と同市に対し、
責任は認めるものの「負担割合の根拠が不明確」
などと多くの団体が反発。

環境省は1月末を期限に再度、支払いに応じるか
どうかの回答提出を各団体に要求している。
しかし拒否団体の一部で、2月に連絡協議会を
設立して結束を固める動きもあり、
交渉の道筋は平たんではない。

搬入したのは18府県の自治体と
一部事務組合の計60団体。
2012年度までの抜本対策工事費用は
約102億円に上る。
負担割合は国と県が、それぞれ4割で
敦賀市が2割の約20億円。
うち3分の2に当たる約14億円を同市は、
搬入量に応じて各団体に請求している。
しかし直近の同市への回答は
「払う」18団体、
「払わない」20団体、
「検討中」22団体
となっている。
模様眺めの「検討中」の団体に、
連絡協議会の動向が与える影響は大きい。

一般廃棄物は市町村に処理責任があり、
自区域内処理が原則。
しかし05年度の環境省の調べでは、
全国1844市町村のうち342市町村が最終処分場を
持たず
、民間の処分場に埋め立てを委託していた。
市町村が自前で最終処分場を確保できない理由としては
▽適地がない
▽住民の反対がある
▽民間委託の方が安い
―などが挙げられる。
連絡協議会の設立を呼びかけた
栃木県の南那須地区広域行政事務組合によると、
同組合をはじめ、協議会に参加予定の団体ほとんどが
今も自前の処分場を有していないという。

敦賀市は問題となった民間処分場に全くごみを
搬入しておらず、自ら処分場も確保し続けてきた。

また業者への監督権限を持ちながら適切な対応を怠った
県の責任が大きかったにもかかわらず、
立地自治体として早急に対策を講じなければならない
必要性から巨額な費用負担を受け入れた。
廃棄物処理法には今回のようなケースでの
排出市町村の費用負担など細かな点までは明記されていない。
そのことは法の不備ともいえるが、
支障が生じた場合に市町村が措置を講じるのは
当然という性善説から法は成り立っている。
だからこそ、支払いを渋る団体は自区域内処理の原則を
守れなかったことを、いま一度、
重く受け止めて回答すべきだろう。

環境省は回答状況を踏まえて今後、
話し合いを軸に拒否団体へ支払いを求める方針。
昨年12月に河瀬一治市長と面談した斉藤鉄夫環境相は
「この問題が誤った方向にいくと、
ごみ行政全体に影響が出るし、産業廃棄物にも影響が及ぶ」
として支援を約束した。
自治体間のもめ事が長引くようでは、
民間への監督面でも示しがつかない。
早期解決に向けて国には、
より強い指導力を発揮してもらいたい。

http://mainichi.jp/area/fukui/news/20090203ddlk18010621000c.html

【JR敦賀駅舎改修:敦賀市、予算化見送り 
         新幹線の結論見極めへ /福井】

JR敦賀駅舎の改修問題で、敦賀市は2日、
一部改修費用を09年度当初予算案に盛り込むことを断念し、
着手を延期する方針を固めた。
北陸新幹線の敦賀延伸に一定のめどがついたことや、
市議会の「二重投資だ」との反発を踏まえ
「着手にはまだ時間が必要」と判断した。
市は「工期短縮を図るため、完成予定(10年度末)に
変更はない」としている。

計上を断念したのは、
駅舎の実施設計費4000万~5000万円。
駅舎を巡っては、
市の有識者会議「敦賀駅周辺整備構想策定委員会」が
昨年11月、JR西日本のバリアフリー化に合わせて
一部改修することで合意した。
JRは各ホームを結ぶ跨(こ)線橋を建設し、
市は現駅舎を2階建てに改修して
イベントスペースや待合室などを備える計画。
09年度当初予算で実施設計に着手した上で、
同年度内に本体工事費(6億~8億円)を
補正予算で計上する予定だった。

しかし直後の12月の政府与党合意で
「財源の確保」という条件があるものの、
北陸新幹線敦賀駅部が「09年度末までに着工」
という見通しが示された。
関係者によると、JRは
「バリアフリー用の跨線橋は、
新幹線新駅と現駅舎を結ぶ中央通路と
一体的に考えたい」と主張。
国交省や新幹線を建設する鉄道・運輸機構も、
新幹線新駅の位置を巡って具体的な協議を始めたため、
市は「国交省やJRの結論を見極めたい」と判断した。

さらに、市が一部改修案を示した12月市議会では
「新幹線が決まらないままの着手は二重投資になる」
などの批判が続出。
一部の議員からは「もし当初予算案に計上されれば、
改修費用を除いた修正案を議員提案する」とする動きもあり、
3月市議会は大荒れも予想されていた。
今回の判断には「より時間をかけて市議会に諮りたい」
という市の思惑もある。【酒造唯】

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つらい、つらいはるみです・・・頭もゴミも・・・

2008-06-03 | ゴミ処分場問題

2008年6月3日(火曜日)
今朝も、きれいにシャンプーしたのに、
かゆい! かゆい! かゆい!
ジン! ジン! ジン!
かゆい! かゆい! かゆい!
ジン! ジン! ジン!

ついつい手が伸びる・・・
あ~あ、搔いちゃダメ~なの、わかってるのに・・・

シャンプーをよくすすがなかった・・・とかの問題ではなく
治りかけの傷口がとにかく、かゆい!

かゆいのに搔けない! 
それが つっ、つっつらい・・・

掻きたい、搔けない、掻きたい、搔けない・・・

イ、イッ、イッーーー!!!ライラするッーーー!!!

散歩しながら、一足ごとに右、左、右・・・
かゆい、かゆい、かゆい・・・と言いながら
歩いているはるみです。

今夜は、ミトンでもはめて寝ないと、
無意識に搔きむしってしまいそう・・・な予感・・・

さて、読売新聞の連載企画その3は
【責任の行方 敦賀市処分場問題<3> 
    飲み水 募る不安 住民「ごみ完全撤去を」】

この問題も考えるだけで、頭の芯が疼く!!
ドッ、ドッ、ドッと血流が逆巻く!!

自分自身のふがいなさに、腹が立つ!
情報公開請求のあと、何もできなかったわたしの
勉強不足に情けなくなる!
この悔しさをばねに、もう一度ゴミ処分場と向き合いたいと
思う日々だが、今はまず、元気を取り戻すことに
全力で立ち向かわねば・・・

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20080603-OYT8T00001.htm

恒久的な環境対策工事が始まった敦賀市樫曲の
民間廃棄物最終処分場。
すぐそばを流れる木の芽川は、
その水系から生じる地下水が市民の飲み水にもなっている。
だが、処分場より下流にあたる流域では、自然界には存在しない
化学物質がごく微量ながらも検出されている。
処分場からの汚水漏出が原因とみられ、住民らは
「きれいな水はいつ戻るのか」と、
環境汚染の不安におびえる日々を過ごす。

対策工事は、処分場とその周辺約21ヘクタールを、
地中の岩盤まで到達するコンクリート壁や防水シート、
アスファルト舗装で囲い、埋め立てられた
廃棄物や汚水を外部と遮断する。
また、汚水処理施設を設け、内部の汚水を
長い年月をかけて浄化していく。

県が国から補助を受けられる特定産業廃棄物特別措置法の
適用対象事業で、時限立法である同法期限の2012年度までに
ハード面の整備を終える計画だ。

しかし、対策工事が終わっても、汚水の完全浄化には
どれだけの時間を要するのか不明だ。
長い年月の間に漏水が生じ、処分場の“封じ込め”が
破たんする恐れもある。
県の対策工事施工技術検討委員会でも、委員らが
「全国でも例のない取り組み。壮大な実験」と評したほどだ。

県などによる対策工事工法の検討過程では、
「ごみの全量撤去」の案もあったが、
▽ごみの量が膨大で、移設場所がない
▽二次的な環境汚染が懸念される
▽工事費が高額になる--といった理由で見送られた。
市民団体の代表として再三、全量撤去を県に要望した
同市赤崎の山田礼次郎さん(79)は「ごみの完全撤去が
最善策との思いは変わらない。
違法搬入を見逃しておきながら、県の対応は無責任だ」と憤る。

産廃特措法の適用を受けた全国の対応例を見ると、
全量撤去で対処するケースが目立つ。

約59万トンの産廃が不法投棄された香川県・豊島では、
近くの島に処理施設を整備し、12年度までに
全量を運んで無害化する。
総事業費約487億円の見込みで、
香川県が約236億円、国が約251億円を負担する。

青森・岩手県境での産廃不法投棄事件では、
青森県がやはり12年度までに、同県側の全産廃約100万トンを
県内の処理施設に運び、焼却などの処理を行う。
総事業費は約434億円を見積もり、青森県が約260億円、
国が約174億円を負担する見通しだ。

敦賀市の処分場には産廃約84万トン、
一般廃棄物約35万トンの計約119万トンが搬入されたが、
恒久対策工事の総事業費は約102億円。
敦賀市が約20億円、国が約39億円で、
福井県の負担は約43億円にとどまる。

豊島問題に取り組んだ石井亨・元香川県議は
「豊島の例と比較しても、福井県の問題解決への姿勢は
極めて消極的だ。県民の健康福祉を守るという責任を
十分に果たしているとは言えないのではないか」と疑問を投げかける。
(2008年6月3日 読売新聞)
コメント (5)
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わたしはエスパー?

2008-06-01 | ゴミ処分場問題

2008年6月1日(日曜日)
わたしはエスパーかも!!
エッ!
いまどき、エスパーなんて言葉、通じないんだって?

事の起こりは・・・
わたしのブログにいつもコメント入れてくれる
「ご近所のさっちゃん」。

そのさっちゃんに会いたい! 
ってコメントに書いたわたし・・・

金曜日の昼下がり、散歩の途中にランチしようと
駅前の喫茶「パイン」に行ったと思いなはれ。

ひさしぶりに「たらこスパゲッティ」を食べましたがな。
食後の珈琲を楽しんでいたら、
そこになんと!
恋い焦がれていた「ご近所のさっちゃん」が・・・

熱い抱擁をかわし、興奮する二人・・・

「想いって通じるのね~」と感動しまくる二人・・・

(ちなみにさっちゃんはね・・・「さちお」ではありません)

しかも、さっちゃんはその夜、
フェリーで北海道へいくというでは、あ~りませんか・・・

何という偶然!
神のご加護!
いやいや、二人はエスパーだったんだ・・・と
わたしは信じ込んでおりました!
念力~! やで!! なにごとも!!!

で、そのことをブログにつづるべく、「エスパー」と書いて
ハタ!!と気づいたんでおま!
最近、「エスパー」ってあまり聞いたことがないなと・・・

はるみ:なぁ、最近、エスパーって言葉、使わんのか?
むすこ:エスパー? 
    ウチがホンマに小さい頃、聞いた覚えがあるけど・・・

つまり、エスパーという言葉はあまり使われていないんだな・・・
という結論に達したというわけです。
(我が家に限っての調査に基づく結果論ですけどね)

わたしって、昔からけっこう、
念力~! で、思い通りになるってのが度々あったんですよ。
ま、単なる思い込みが激しいってことかもしれませんが・・・

なのになぜか、思い通りにはならない「ふたり」の間・・・
この場合の「ふたり」は・・・内緒にしときます。
ご想像にまかせます。

あ~あ・・・というため息の場合と
ウフフ・・・っていう含み笑いとでは
天と地ほどの開きがあるんだけど・・・

さて、続いては読売新聞の処分場の特集記事の PartⅡ

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20080530-OYT8T00749.htm

責任の行方 敦賀市処分場問題<2> 
【「負担や割合根拠は?」搬入団体 強い不満】

9搬入団体による会合では、負担額の算出根拠などへの不満が
相次いだ(22日、東京都千代田区で) 
「適切な責任を果たせなかった福井県と敦賀市、
そして搬入団体は同じテーブルにつくべきだ。
その席で十分に協議し、皆が納得した上で、
負担額を確定させることを望みたい」

東京都千代田区の全国町村会館で22日に開かれた会合。
南那須地区広域行政事務組合(栃木県)の
大谷範雄組合長(同県那須烏山市長)の発言に、
出席者らは一様にうなずいた。

集まったのは、敦賀市樫曲の民間廃棄物処分場の環境対策工事費の
一部負担を同市から求められている全国18府県の自治体や
広域組合の計60団体のうち、7県9団体の関係者。
いずれも高額請求されており、不払いの方針で一致。
市側との交渉に当たる連絡協議会の設立を目指すことも決めた。

ほかにも支払いに消極的な団体は多く、市の交渉は難航している。
請求を受けた団体が強い不満を抱いているのは、
負担の法的根拠や請求額の算出基準だ。

廃棄物処理法は、産業廃棄物処理業の許可権は都道府県に、
一般廃棄物の処理責任は市町村にあると定めている。
問題の処分場に持ち込まれたごみは、産業廃棄物が7割、
一般廃棄物が3割だったため、対策工事や維持管理費の負担割合は
県7割、市3割となるところを、規制の権限を持ちながら
違法搬入を見逃した県の過失を重くとらえ、両者の協議により、
「県8割、市2割」で政治決着した。

しかし、市は「ごみを入れていないのに、処分場があるという
理由だけで巨額の負担を背負わされる」と強く反発。
このため環境省は2004年、「一般廃棄物の最終的な処理責任は、
搬入団体にある」との見解を示し、団体側に市負担分の
3分の2を引き受けるよう指導した。

処分場の対策工事費約102億円のうち、市の負担分は
2割にあたる約20億円。市はこのうち約14億円を、
同省の指導を根拠に搬入団体へ割り当てることにした。
各団体の負担額は、搬入量に基づいて算出。
市と事前協議せずにごみを持ち込んだ団体には
ペナルティーとして、負担を1・5倍にしている。

だが、最大の約2億円を請求されている岡山県の
津山圏域東部衛生施設組合の管理者、花房昭夫・同県奈義町長が
「環境省の指導はどのような根拠に基づいているのか。
負担割合が決まった経緯にはあまりにも不透明な部分が多い。
それで2億円を払えというのは乱暴だ」と憤るように、
搬入団体側の不信感は根強い。

一方、角野喜洋・敦賀市市民生活部長は「2割ではなく、
1割ならば払うというのか。いずれにせよ、
“払わないありき”の論法だ」と反論。
両者の溝は、埋まる気配が見えない。

大塚直・早稲田大教授(環境法)は「ごみの処理責任は当然、
搬入団体にある。敦賀市も一定の負担をしており、
妥当な決定ではないか」とした上で、
「広域的な廃棄物の違法搬入や不法投棄の問題は
今後も起こり得る。廃棄物処理法を改正し、
一般廃棄物の処理責任と費用負担を明記する必要がある」と指摘する。

(2008年5月31日 読売新聞)
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ふたたび、クローズアップ! 敦賀のごみ問題

2008-05-30 | ゴミ処分場問題

2008年5月30日(金曜日)
敦賀市樫曲のごみ処分場問題が、今また、
クローズアップされ始めている。

先週、東京都内で意見交換会が開催された。
この意見交換会は、敦賀市に一般廃棄物を搬入していた団体のうち
負担額が約1億6千万円で支払い拒否の意向を示している
南那須地区広域行政事務組合(栃木県)などが、
負担額が多い約20団体に呼びかけたもので、9団体が参加。
(下段に朝日新聞のその記事をアップ)

そして今日の読売新聞の県版でも、
搬入団体のことが大きく取り上げられている。

言うまでもないが、これまで敦賀市は処分場の対策工事や
水処理施設の維持管理、木の芽川や地下水の水質調査などに
多額の税金を投入してきている。
それは今後もずっと続いていく・・・
一体いつまでなのかは誰にもわからないままに・・・

2000年に発覚した処分場への不法搬入事件は、けっきょく
誰が責任をとるのかを追及されないまま、うやむやにされ、
税金によるつけ払いとゴミの山が敦賀市民に
残されたということに他ならない。

2000年当時、所管は厚生労働省だった。
しかも福井県の廃棄物対策課課長はその厚生省の出向役人・・・

どう考えても国と県が裏で手を組み、処分場の延命を図り
敦賀市にキンキ社の増設を強要してきたとしか思えない。

その後、ゴミに関するすべての政策・事業等が環境省へ
移ってからも、県と国はがっちりタッグを組み、
(対等であるべき地方公共団体同士なのに)
敦賀市に対し一方的に、対策費の負担を押し付けてきている。
いまや、市議会でも敦賀市民のために対策費を負担するのは
当然であるという考え方がまかり通り、対策費にNO! 
というのはわたし一人になってしまった。

今まさにクローズアップされてきたのは、この対策費の一部負担を
めぐる搬入団体の不払い問題なのである。

わたしは、そもそも「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」自体が
間違いだらけのザル法だから、ごみ問題はいっこうになくならず
むしろ、増え続けていると思っている。

施行令や施行規則をやたら改正し続けているけれど、
それも焼け石に水!

この法律でうたわれている「一般廃棄物は市町村」というだけで
敦賀市に責任の一端を押し付け、さらにキンキ社に搬入していた
60団体にもその負担分の一部を強要することになったのだ。

しかも産業廃棄物を搬入していた800にも及ぶ搬入業者に対し
福井県はなんの対策もせず、負担金も徴収していないのだ。
それはなぜかと尋ねたら・・・ベンベン・・・
福井県が勝手に搬入業者に対し、どんどん搬入してネ!という
黄門さまの印籠を渡していたから・・・というのだから
あいた口がふさがらない・・・
しかも国はそれも不問に付す!!!

わたしがその搬入自治体や団体の住民だったら、
モチの論で負担金を支払うのに大反対!

国や福井県のこの上ない無責任さ、
その場さえやり過ごせばOK!のお役人様ど根性、
怠慢行政に隠ぺい体質を棚の上に祀り上げたてまつり・・・
ホント、言い出したらきりがないぐらい!の
悪玉・福井県やその親玉・国を訴えているかもしれない・・・

ずいぶんと前口上が長くなってしまったけれど、
ゴミ問題はここに書ききれないぐらい悔しい思いで
いっぱいだということです!

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20080529-OYT8T00929.htm

【責任の行方敦賀市処分場問題 
        2回目支払い20団体
             恒久対策費さらに難航?】

東京ドーム1杯分にも相当する約110万立方メートルのごみが
違法搬入された敦賀市樫曲の民間廃棄物最終処分場。
事業者は経営破たんし、国、県、同市が総事業費約102億円をかけて、
汚水の漏出防止などを目的とした環境対策工事に着手している。
同市は一般廃棄物を持ち込んだ全国18府県の
自治体や広域組合計60団体に対し、工事費などの一部負担を
求めているが、これまで請求に応じているのはわずか20団体。
市側は今後も粘り強く働きかけるとしているものの、難航は必至だ。

読売新聞が全60団体に聞き取り調査を実施した。
市は請求に対する搬入団体の対応状況を公表していないため、
団体ごとの方針が明らかになるのは初めてだ。

処分場に搬入されたごみの3割にあたる約35万トンは、
家庭ごみの焼却灰など一般廃棄物。
本来は各自治体が責任をもって自ら処分しなければならないごみだが、
事業者へ委託する形で処分場へ持ち込まれた。
市は環境省の指導に基づき、市支出分の3分の2を
負担するよう搬入団体に求めている。

市はこれまでに、2002年度実施の応急対策工事費として
04年11月に約2800万円(表中の請求への対応1回目)、
03~06年度の維持管理費として07年7月に
約1800万円(同2回目)を各団体へ請求。
今月に本格着工した恒久的な環境対策工事費については
約14億円(同今後)の負担を求めていくとしている。

しかし、聞き取り調査の結果、1回目の請求でさえ、
5団体がいまだに支払っていないことがわかった。
これらの団体は「敦賀市と事前協議した上で、
適法に搬入した」(埼玉県の久喜宮代衛生組合)、
「敦賀市の主張する搬入量について疑義がある」(大阪府豊中市)
などと、支払い拒否や保留の理由を説明する。

2回目以降は支払い拒否、保留がさらに増える。
相楽郡東部じんかい処理組合(京都府)は、
「1回限りという約束で、議会にもそう説明し、支出を決めた。
今後は一切、支払いには応じられない」としている。

一方、「ごみを出した責任がある。(敦賀市の市債の)
金利負担分も支払う」(栃木県壬生町)、
「環境省の指導に従う」(新潟県上越市)など、
今後も含めて支払うという団体もある。
福井県内の3団体も支払いに応じる方針だ。

また、「全団体が1回目の請求に応じてから、
2回目以降の対応を考える」
「他団体の動向を見極める」といった回答も目立った。
敦賀市廃棄物対策課の担当者は「
各団体にとっては1対1の交渉かもしれないが、
こっちは1対60でやっている。
すべての主張を満足させられる訳がない」とぼやく。

搬入量や請求額、ごみを持ち込んだ責任の定義など、
60団体側の事情は様々で、
複雑な連立方程式は容易に解き明かせそうにない。
2回目の請求の支払期限は今月末に迫っている。

     ◇

膨大な公費が投じられる処分場の環境対策工事。
市内のごみは持ち込まれていないにもかかわらず、
住民は重い費用負担と環境汚染への不安を背負い続けなければならない。
こうした事態を招いた責任の所在はどこにあるのか。問題点を検証する。

(2008年5月30日 読売新聞)

http://mytown.asahi.com/fukui/news.php?k_id=19000000805230001

【「現状では払えない」ゴミ費用負担意見一致】
(2008年05月23日 朝日新聞)

「一方的な要請に応じることはできない」。
全国最大規模のごみが違法搬入された福井県敦賀市の
民間廃棄物最終処分場をめぐり、同市から抜本対策工事の
費用負担を求められた排出自治体など9団体が集まった意見交換会。
敦賀市に「負担割合の明確化」などを求める声が相次ぎ、
「現状では負担に応じられない」との意見で一致した。

参加したのは、呼びかけた南那須地区広域行政事務組合(栃木)、
津山圏域東部衛生施設組合(岡山)と、
常総地方広域市町村圏事務組合(茨城)、
高座清掃施設組合(神奈川)、
富士吉田市、山中湖村、上野原市(以上山梨)、
穂高広域施設組合(長野)、守山市(滋賀)。
9団体の負担額は計約8億円で、敦賀市がごみを搬入した
60団体に求める約14億円の約6割を占める。

会合は冒頭以外は非公開で行われた。
約2時間後に津山圏域と南那須地区広域の両組合の代表者が会見。
「敦賀市が示す排出者責任の度合いが明確でない」など、
敦賀市の説明責任を問う意見が相次いだという。

南那須地区組合長の大谷範雄・那須烏山市長は
「60団体の負担額は協議なしに決められたもので納得できない。
住民や議会の理解を得ることはできず、現状では支払えない」。
津山圏域組合管理者の花房昭夫・奈義町長は
「この問題では頭を痛めているので、他の団体も共通の認識が
あることを確認できた」と話した。
他の団体にも参加を呼びかけ、今後、
連絡協議会の設立を目指す方針で一致したという。

一方、敦賀市は「60団体の負担割合について、
事前に協議しなかったのは事実だが、
環境省の指導に基づいた算定で決めた。
会合の参加団体から何らかの要請などがあれば、
真摯(しんし)に対応したい」と話している。

敦賀市によると、費用負担を求めた60団体のうち、
「支払い済みまたは支払い予定」の団体は3分の1。
残る団体は「支払い拒否」か「保留」という。
今回の会合が、他の団体にどう影響するかが注目される。
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